南部「仕方無い、ジョーは私からあとで注意しておこう」
南部「うん、アメリス国のエバッタ砂漠の地底に、我が国際科学技術庁の手により開発されたばかりの、地底都市が何者かに破壊されてしまった。おそらく、ギャラクターに違いない。いろいろな状況から見て地下都市は、特殊ナパーム弾で焼き払われたと思われる」
南部「かつて戦争で、敵を焼き払う目的で作られた、殺人兵器だ」
南部「いや、こちらの弱点を知られた以上、ギャラクターも黙っちゃいない」
南部「いや、弱点がわかっても直ぐには完成しないと思うが……もし、どんな武器ができてきても、最後はバードスタイルがものを言う。今までそれで戦ってきた。敵の罠だとわかっていても、行かねばならない。それが、我々の使命だ」
南部「うむ、破壊された都市からわけのわからない電波が送られてきている。生存者かあるいはギャラクターか、全く不明だ。それを頼りに注意して行動するよう」
南部「ん?どうしたんだジョー、なぜ遅れたんだ」
ジョー「すいません博士。ここへ来る途中、ギャラクターの奴等に襲われたんです。」
南部「何、ギャラクター!」
ジョー「ええ、バードスタイルになった途端に現れやがって」
南部「ギャラクターめ、どうしてお前の位置を探り出したんだろう」
ジョー「それで、みんなは」
南部「たった今、ギャラクターと戦うために出動したばかりだ」
ジョー「博士、それはまずい。今行ったら奴等の思うつぼだ。奴等の妙な機械の電波を浴びると、バードスタイルが元に戻ってしまうんだ」
南部「本当か」
南部「ガッチャマン応答せよ、こちら南部だ」
南部「ダメだ。多分、ブレスレットを探知機にして使用しているんだろう。連絡できない」
南部「おい、ジョー」
南部「やむを得ん。とっておきの助けを求めるか……」
南部「おお、健か。無事でよかったな。心配していたぞ」
健「ええ、でも博士、どうしてわかったんですか」
南部「ジョーから聞いた。おそらく、ジュンの靴からバードスタイルになる秘密を掴み、その原理を破る装置を作り出したに違いない」
南部「やつらは変身のための周波数を、ジュンの靴を分析して探り出したんだろう。しかし君たちのバードゴーという声で変身したり、元に戻るということはわからないはずだ。」
健「それで、防ぐ方法はないんですか」
南部「無いことはない。あのメカの原理は、君たちの高周波と同じ波を、タイミングをずらして送り出し、ゼロにしてしまうという武器に違いない。その際、ものすごいエネルギーを出す。従って、一度や二度ならまだしも、何度もやると、おそらくレッドゾーンに達し、送信機のメカ自身が爆発する。」
健「そうか。そこが奴等の弱点ですね」
南部「そうだ。極めて危険だが、レッドインパルスと協力して、何とかあのメカを粉砕してもらいたい」
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