N「アメリス国が誇る巨大都市アメガポリス。その都市のほぼ中央に、国際科学技術庁の本部がある」
所在地はユートランドじゃなかったのか?
そもそも、ビルの形が違うし。高層ビル本体に、旗2本みたいな塗装があるのが本部ビルじゃなかったの?
ボロンボ博士に目一杯スルーされる南部君。
挙動不審を見てもすぐには止めないで、何をしているか見極めるのが南部博士のやり方。
南部「ボロンボ博士、相変わらず仕事熱心ですな。いかが……博士、ボロンボ博士。」
南部「雨?ん?」
南部「コンピュータールームに……」
南部「あのコンピュータールームは、シークレット回線と呼ばれる極秘事項を収納した、いわば国際科学技術庁の心臓部だ。そして、極秘作戦の1つである、君達科学忍者隊の組織や秘密が、もれなく組み込まれているところでもあるのだ。」
南部「その通りだ。スパイの疑いがある。あのコンピュータールームは無断で立ち入ることは禁じられているはずだ」
南部「とにかく、国際科学技術庁のいかなるデーターも外部へ漏らしてはならない。そこで君たちは、ボロンボ博士を徹底的にマークし、秘密事項が外部へ漏れるのを防いでほしい」
南部「いや、事態はもっと深刻なのだ。あれほど厳重な警備装置を置き、万全の態勢をとっているにも関わらず、今度のような事件が起きたとなれば、今後の警備態勢ももう一度考え直さねばならない。」
南部「そうだ。ちょっとした特殊プラスチックでも使用したら、赤外線などは苦もなく騙される。」
南部「そこで諸君の任務だが、まず第一に盗まれたデーターが外部に流れるまでに取り戻し、同時に、なぜボロンボ博士がこのようなスパイ行動をとったかを調査することにある」
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