初代53話「さらばレッドインパルス」より。ISOの会議場を封鎖し、一夜明けて、地球は救われたがレッドインパルスは犠牲になった、という報告を聞いて、通信機を握り締めて涙する南部博士。
まずもって公私混同はしない上に、困難なことになっても泣くキャラじゃない南部博士が唯一涙を見せたシーン。
「皆さん、科学忍者隊よりただ今連絡が入りました。地球は救われました。私の良き友達の犠牲によって」
普段なら、冷徹な南部博士は「地球は救われました」までしか言わないだろうし、ISOに集まった人達に対して友人の話をしたって仕方が無いわけで、それでも思わず言わずにはいられなかったのだろう。
この後、泣き出しそうな顔で涙を拭いながら、皆に背を向けて廊下を歩いていくシーンが続く。
もうこれで、生きている限り南部博士はレッドインパルスのことを思い出すのだろうなあ、たとえ戦いが終わって幸せな日常が戻ってきても心に引っ掛かり続けるのだろうなあ、と思っていたのだが、Fでご本人もお亡くなりに(泣)。
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