この間のReeさんのところのチャットで話題になった「タイムボカン王道復古」を通販で買ったのが届いた。
 ボヤッキーの店でコロッケ卵蕎麦を食い逃げする忍者隊が出るのは本などで見て知ってたが、チャットの時に紹介されたYouTubeに上がってる食い逃げシーンに南部博士まで一緒に登場してたので、ついついその場で購入ボタンをポチッとな……。TV版の博士萌えの真っ最中とあっては、買わないわけにはいかんがな……。
 タイムボカンもヤッターマンもリアルタイム世代なので、通しで見て爆笑させてもらいました。
 で、お蕎麦のシーンを連続キャプチャー。

 タツノッコン王国に行かなければならなくなったドロンボー一味だが、一体どこから行ったらいいかわからない。考え込んでいたら、ボヤッキーが、そういえば以前に営業してる蕎麦屋でこんなことがあったっけ……と回想を始める。その回想シーン。

 まず、最初にボヤッキーの店に来たところ。博士ったらこんな時まで律儀に設定画のポーズwwww。左手が見えないのが惜しい。
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 このあと、黙々と6人は蕎麦を食べ、席を立って店を出て行く。最後が南部博士。
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 金を払えとボヤッキーに呼び止められて振り向いた後が傑作。

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 ヒゲにお蕎麦〜〜!!!しかも効果音とともに眼鏡が光る。

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 めちゃくちゃ真面目でカッコイイのに、眼光鋭く迫力満点なのに、でもヒゲにお蕎麦(汗)。
 そのヒゲにあと何本お蕎麦を引っかけられるか、ぜひ実験させてください、博士!

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 口をあけて一本残ったお蕎麦をすすって食べる。……いいんです南部博士だから許せます少々浮世離れしてたってぜんぜんまったくOKだと思います。というか、蕎麦ぶら下げたまま店の外に出なかったあたりが、博士のこだわりでしょうか(謎)。

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 噛んでるところまでしっかり演出。さすがタツノコアニメ……

 店を出た後を、ボヤッキーが追いかけると、全員、路地に入っていく。最後は、空き地のマンホールの中へ。

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 本編では、マンホールの蓋を閉めるのはジョー(南部響子さんによるチェック)だったけど、王道復古では南部博士がマンホールの蓋を閉めています。

 OVAガッチャマンは1994年だけど、この南部博士が出てくる「ヤッターマン タツノッコン王国で同窓会だコロン」も1994年の作品。
 目一杯真面目に戦ってるOVA版ガッチャマンの南部博士よりも、お蕎麦ぶら下げてる(TV版=王道復古版の)南部博士の方がずっとカッコイイのは一体どうしてだ?こっちの博士で見たかったぞ>OVA版……orz。
 それでも、動いてる南部博士を出しておいてくれたことが嬉しいです>タツノコ。
 諸君が動いているのに、Fの結末を引きずって、南部君だけ遺影だったりしたらマジで泣けます。
 また機会があったら、こっちの南部博士を登場させてください。あー、やっぱりOVAのあの博士はちょっと……^^;)
 DVDとかブルーレイとかちゃんと買いますから……。m(_ _)m

 それはともかく、ボヤッキーの店は一応日本にあるらしいので、コロッケ卵蕎麦の380円は日本円、南部博士と諸君が食い逃げすることになったのは、彼等がタツノッコン王国の住人で、日本とは通貨が違ってたからかなぁ、なんて思ったり。向こうの通貨は「タツノコ円」かも。マンホールからこっそり出入国しているようじゃ、両替する場所も無さそうな気が。



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このエントリーは 2010/4/28(水曜日)-23:40 に、カテゴリー 科学忍者隊ガッチャマン, 雑記に投稿されました。 RSS 2.0 feedを用いて応答を追跡できます。 You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

4 個のコメントがあります


  1. ゆかり on 2010/4/29(木曜日) 02:26

    ヒゲにお蕎麦をつけて尚且つ真面目に啜って食べる南部博士には、もはや文句の付けようがないと思います。

    しかも、全員で食い逃げとは・・・ボヤッキーに同情します。

    TV版やこの王道復古版の南部博士を見るたびにOVAの南部博士ってなんでああなんだろうと嘆く今日この頃です。

  2. 裕川涼 on 2010/4/29(木曜日) 03:29

    ゆかりさん、

     健がお坊ちゃま風になったのも、ジョーの人相が変わったのも、その他いろいろ諸君の設定がぶっ飛んだことになってたのも、まあそういうリメイクもありだろうと思って受け入れましたが、あの南部博士だけは無いわ〜。

    >ヒゲにお蕎麦をつけて尚且つ真面目に啜って食べる南部博士には、もはや文句の付けようがないと思います。

     ヒゲにお蕎麦どころか、鼻からお蕎麦でも、OVAの南部博士よりはマシな気が(爆)。というかよっぽど勢いよく啜って食べたんでしょうね、ヒゲにまで引っ掛かるって事は。お腹空いてたんでしょうか、博士。

    >しかも、全員で食い逃げとは・・・ボヤッキーに同情します。

     「我々はオケラだ。代金は踏み倒す。抵抗は無意味だ」とか?何のこっちゃ……。
    #健はさんざんツケにしてましたけどねぇ。

     ところで、柿沼さんが、OVAガッチャマンの小説版2巻(ソノラマ文庫)の後書きで、OVAの設定について、こんなこと書いてるんですよ。

    —-
     最後に南部博士だが、彼は生涯を通しての独身主義者。自分の才能を冷徹なまでに客観視できる男で、自分の”使い道”を決定する。学者肌だが、リーダーシップにも富む。きっと職務を終えた時(例えば六十歳になった頃)すごく若い女性と結婚でもするのだろう。
     リーダーシップを大きく二つに分けると東洋的なそれと西洋的なそれとに分けられる。前者は人のやがる仕事を黙々と行い、その行為に打たれて人々がその人を慕い、尊敬し集まってくるという物。後者は中世ヨーロッパの国王のそれで、実力を常に人々に誇示し他人を従わせるという物(あの、勇壮、華美な城や宮殿たちは、そのために必要だったのだ)。TVシリーズではあくまでも前者であった南部博士だが、時代の推移を鑑みるに小説版では後者に軍配が上がった。設定画のあの華美な氏の服装を見てもらえればそれが判るだろう。
     国際社会においても後者の方が通りがよい。まず何はさておいても”実力”が必要で、次にそれをいかにうまく人々に表明してゆくかが、リーダーには必要なのだ。私にはこれだけの揺るぎない実力があり、その結実たる結果がここにある!従って次のプロジェクトの中心人物は当然ながらこの私が務めるのが必然だろう。客観的にみてもそれが正しい!という行き方である。
     日本的に言うとこれは傲慢と言われかねないが、それは偏見だ。南部は、世界の運命は自分が握っている。だから皆さん、私に惜しみない助力をしてほしい……という立場で行動しているのである。彼にはその精神にも服装にもスキがない。21世紀中盤においては近視も遠視もたちどころに治ってしまう(丁度今日の歯科で虫歯を治療するより簡単にだ)。従って、南部のメガネはファッションである。サケ・カクテルを愛飲。ノースモーカー。
    —-

     南部博士のあり方がTV版とOVAで変わったから、外見を変えたみたいなんですけど、柿沼さん、根本的に何かを勘違いしたとしか思えませんT_T。

     旧版のガッチャマンは、忍者隊の結成やレッドインパルスの派遣こそ秘密裡に始まったけど、南部博士がISOで占めていたポジションを見る限り、南部博士はまさに西洋的なリーダーシップでマントル計画室長をやっていたと考えるしかないんですよ。ISOは、科学技術でもって、地球(のマントルエネルギー)を利用して人類のために役立てる、ということを主な業務にしています。他のプロジェクトだって、地球をコントロールするのは人類、ということで一貫しています。こんな組織のほとんどナンバー2、最後にはトップに座る人物が、柿沼氏が言うところの「東洋的なリーダー」の筈がないでしょう。まずは、西洋的な意味で徹頭徹尾ヒューマニスト、つまりは筋金入りの「人間中心主義者」でなければ、そもそも信用されませんし、ISOの方向性とも矛盾します。
     その上、3度に渡って、マントルプランとは直接関係のない大規模基地建設をやって運用もしています。どう考えても「皆さんの助力が得られるならば、人類の未来は私が保証する」って姿勢を誰にでもわかるように出していない限り、基地建設に大人数を動員するなんてできっこないです。人の嫌がる仕事を率先して……みたいな曖昧なメッセージの出し方では、人はついてきません。軍事基地って攻撃目標ですよ。「南部博士に従っていれば生き残れる可能性が最も高い」ってのが無かったら、一体誰が協力するんですか。
     価値観の多様な(そして多分西洋的価値観で動いている国が多数の)世界で、各国政府の信任によってある程度の判断を委ねられるだけの権威を備え、国連軍の指揮すら執れる権力を持っている組織ですよISOってのは。TV版の南部博士は、そういう組織で権力闘争を勝ち抜いて、実権を握ってる人物です。最後は長官就任ですが、自分が権力者になること、権力者であることの意味については、多分に自覚的で、ノブレス・オブリージュの塊みたいな人物でもあります。

     小説版で柿沼さんが書いているように、OVAの方で「西洋的リーダー」である南部博士が必要だったとしても、TV版の南部博士で充分足りてるんですよ。

     三作通してきちんと見れば、上記三点を裏付ける描写はしっかりありますし、一貫性もあると思います。

     TV版か王道復古版の南部博士で、もう一度OVAのリメイクを希望したいです。

     まあ、TV版では、タバコは吸うけど酒は飲まないことになっていたのが、OVAで逆というのは面白いですけどね>南部博士の設定。
     禁煙がこれだけ国際的な流れになっている以上、作ったアニメの海外展開まで視野に入れるなら、正義側のリーダーが喫煙というのはまずいでしょうね。酒の方は全く問題ないでしょうけど。
     ガッチャマンの三部作を通して、飲酒が悪役の記号(シンボル)として使われているらしいのも興味深いです。南部博士は酒を飲まなかったけど、カッツェもゲルサドラもエゴボスラーも、しょっちゅうグラス傾けて酒飲んでますから。TV版の成立は70年代ですが、何でそうなったのか、文化的な背景ってあるんでしょうかね。禁酒法時代のアル・カポネみたいなイメージとか?

  3. 南部響子 on 2010/4/30(金曜日) 22:28

    こんばんは。
    先日のチャットでは時間がなくて触れられなかったのですが、この王道復古の続きともいうべき場面が一番最近のヤッターマン、 第32話「実録!?ドロンボー密着24時だコロン!」にほんの一瞬だけ出たのです。
    こちらのレビューを参考にしてくださいね。
    http://www.3aku.com/shin-yatta/review2.htm

    あ、ここならまだ動画も見られそうです。ホントにほんの一瞬です。博士に似ている人が出るのは…。
    http://www.veoh.com/browse/videos/category/anime/watch/v17833605Sq8y49NC#

  4. 裕川涼 on 2010/4/30(金曜日) 23:47

    南部響子さん、

     情報ありがとうございます。早速見てきました。確かに南部博士ぽいですねぇ。まあ、だいぶデフォルメされてますけど。登場シーンキャプってこっそり保存しましたが、さすがにこの「博士」のためにヤッターマンのDVDを買うかというとちょっと微妙ですわ^^;)。

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