運搬方法(F41, 42話)

|2010/7/1(木曜日)-04:11| カテゴリー: F
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 F41話「崩壊!ガッチャマン基地」と、続きのF42話「南部長官の最期」。

 ギャラクターの本部ギャラタウンらしき場所が大体わかったので、諸君が出撃。ところが、ISOに紛れ込んでいたスパイが、健に電波発信する特殊な金属の粉を付け、ガッチャマン基地の場所がエゴボスラーにバレてしまいます。鉄獣の地中魚雷で基地が攻撃されるんですが、諸君を呼び戻すわけにもいかないので、南部長官自らが出撃。

国連軍第七機動部隊、第七機動部隊緊急出動、指揮は私がとる。

 ISO長官って、国連軍の指揮権を掻っ攫うだけの権限を持ってるみたいです。すごいな。

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 指揮は私がとるってどうするのかと思ったら、こう↓なりました。
 乗り込むシーンを見ているとわかりますが、南部長官は手ぶらです。

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 戦闘機の操縦席(後部座席も)は、狭いんですよ。イジェクションシートと、その中に収納されたサバイバルキットなんかで埋まってて、余計なものを持ち込むスペースはありません。小物くらいなら、機内のフタ付きのスペースに収納できますが、荷物を持ち込むのは無理です。戦闘機は普通に背面とか宙返りとかするので、荷物はくくりつけておくだけではダメです。ほどけたら最後操縦席を飛びまわるので危険です。

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 目の前は後部座席の操縦桿やら計器類、背後はシートで、身動きできるスペースもそんなにありません。

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 鴨技師長が脱出して地上に出てきたのを見て、ガッチャマン基地が壊滅したことを悟った南部長官。
 戦闘機の方は怪しい赤色のビームを浴びせられて操縦不能に。パイロットに脱出命令を与えた後、宇宙パルスの謎を知るために南部長官は戦闘機ごと鉄獣に吸い込まれます。
 後部座席もイジェクションシートなので、脱出する気があれば飛び出せたはずですが、宇宙パルスの方が気がかりだったようで……。
 自力で操縦桿握って飛び込んで欲しかった気もしますが、やるとなると空母に着艦するのと同程度の難易度になりそうですねぇ。

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 捕虜になって、エゴボスラーの前に連れてこられた南部長官。まだパイロットスーツ姿のままです。

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 ところが。
 42話の最初の方で、エゴボスラーの前で鎖で吊るされている時にはいつものスーツ姿に。
 あの後部座席に着替のスーツ一式は入らないと思います(汗)。無理やり強引に突っ込んだとしたら、出した時にしわくちゃの上形も崩れててどうにもならなさそうです。博士の美意識にも反しそう。

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 戦闘機で荷物を運ぶ方法としては、トラベルポッドというのがあるそうです。燃料用のドロップタンクの位置に取り付けるポッドで、中が空洞になっていて、手荷物を運べます。
 後でわかるように、上着のボタンに自白剤仕込んだ物騒な特別製のスーツではあるんですが、しかし、一体何と言って着替を運び込んだのやら……。
 国連軍の将校でもないISO長官が航空部隊の指揮権を横からかっさらっておいて、「着替えのスーツ一式を積んでおいてくれたまえ」なんて言った日にゃ、「お前んとこの基地がやばいというこの緊急時に、長官一体何考えてんだ」と思われそうです(汗)。出撃の時にはエゴボスラーに捕まる予定は無かったみたいですし。「万が一捕虜になった時に使う予定だ」などと正直に説明したところで、普通の人にとっては意味不明というか理解不能ですよ。捕虜になったら、相手のボスに自白剤一服盛って宇宙パルスの謎を聞き出そうなんてぶっ飛んだことを考えるのは南部博士だけですってば。

 まあでも自分で出撃しちゃうような南部博士だから、私もこんな↓イラストを描きたくなったりするわけなんですけどね(ヘルメットがジゴキラー模様なのは仕様ですw)。描いた時のイメージとしては41話の出撃直前くらいです。本編のスーツが耐Gスーツに見えなかったので、きちんと耐Gスーツを着せてみたかったので描きました。
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