II18話「宇宙船応答せず」。
Gタウン内の広いプールで諸君が泳いでいると、南部博士がやってきます。プールから上がったジュンに、タオルを差し出す南部博士。
一応部下とはいえ、若い女性、スタイル抜群、おまけに美人のジュンを前にして、南部博士ったら普段と変わらぬこの大真面目で冷静な表情。素敵です、博士。
とはいえ、南部博士がわざわざプールサイドに来て、黙ってジュンにタオルを渡すなどというのは異常事態です。こんなことが異常事態に感じられるほど、南部博士の普段の行動が行動だということなんですけど(爆)。南部博士がこういう方向に親切なはずがないわけで。
当然、ジュンも、
博士、何か……
と、不審がります。
そりゃそうでしょう。出撃ならば、ブレスレットで「集合せよ」と諸君の都合はおかまいなしに呼びつけるのが普通ですから。
南部「ああ、国際科学技術庁の航空宇宙局から宇宙連絡艇の修理を頼みに来ているんだ。行ってくれたまえ」
ジュン「はぁ?」
……案の定仕事でした。
しかし今回は、ギャラクターへの対応ではありません。本来ならISOの技術者がどうにかしなければならない仕事なのに、適任者が居らず、ジュンに白羽の矢が立ったのです。ジュンのメカを扱う卓越した才能が見込まれてのことでした。本来の業務ではないですから、南部博士とて「忍者隊として出動せよ」という命令はできないし、強いことは言えません。言えませんが、仕事はしてもらわなければならない。
南部博士としては、とりあえず、プールサイドまで来て黙ってジュンにタオルを差し出すというのが、精一杯のお願いのポーズだったと思われます。
不器用なんだか堅物なんだか、無駄に真面目な南部博士のこの行動に萌えまくりですよ。一般人の基準で見るとまだ無愛想なんだけど、博士なりに目一杯気を遣っているのがわかって、天然のツンデレなこの博士がかわいくてかわいくて……。