照明の趣味が……(初代 22話)

|2010/8/30(月曜日)-23:30| カテゴリー: 初代
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 22話「火の鳥対火喰い竜」。
 ウラン採掘工場がギャラクターに襲われ、配備してあったマンモスタイガーという空飛ぶ空母も歯が立たない、という、最初からハードな展開です。
 当然、科学忍者隊を出動させて欲しいとアンダーソン長官直々に頼まれるのですが、南部博士は断ります。

アンダーソン「何ということだ。我々が苦心して造り上げた世界最大のウラン採掘工場が、あっさりとギャラクターに奪われるとは。南部博士、科学忍者隊の出動を願えませんか」
南部「お断り申し上げます」
アンダーソン「な、南部博士。断るとは」
南部「残念ながらゴッドフェニックスには、100に1つの勝ち目もありません」
参加者「しかし、科学忍者隊は今までに数々の強敵を倒してきた」
南部「みなさんは忘れている。ウラン採石場を護衛していた三隻のマンモスタイガーは、ゴッドフェニックスよりはるかに強力な飛行空母であることを。そのマンモスタイガーも一瞬にしてやられている。科学忍者隊に出動を命令することは、彼等に死ねということです」

 二流の指揮官だったら、自分の体面とかメンツとかをを考えて、安易な希望的観測で出撃させるかもしれないところ、彼我の戦力差を冷静に考慮して長官の頼みでも却下するあたり、やっぱり南部博士は素敵です。左側に跳ねてる触角頭も気合が入ってます。
 その割には、健の命令違反には甘くて、「誰かがやらねばならないんです。科学忍者隊はそのためにあるんです」の一言に押し切られてしまう南部博士がかわいい……。

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 案の定、撃墜されて、というか加熱競争に負けて破壊されて海中に墜落、浸水を始めるゴッドフェニックス。結局ISOの潜航艇に救助されます。
 長官の頼みをみんなの前で堂々と断っておきながら、うっかり出撃を許しました→撃墜されました→ISOの設備と人員を救助に出動させます、てのを、南部博士が関係各方面にどう納得させたのかに興味が湧いてきます。
 ゴッドフェニックスは修理となり、諸君もしょげています。
 このとき既に南部博士は、キングドラゴンを倒す方法を思いついていました。が、自信喪失している諸君に出撃させても成功の可能性は薄いと考え、レッドインパルスに仕事を頼みます。
 南部博士がレッドインパルスに電話しているシーンですが、どうやら、三日月基地内の南部博士の自室と思われます。向かって左から赤い光が、右側は青色の光が来ています。何だか落ち着かない照明です。なんでこんな色にしてるんでしょうね。
 電話している南部博士、珍しく眼鏡にツルがあります。謎のレッドインパルスの回で登場したのと同じ絵ですね。

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 ところが、レッドインパルスは「南の海に用事ができた」というおよそどうでもよさそうな理由で南部博士の出動依頼を断ります。電話が終わって南部博士、どうしたものかと頭を抱えています。これで少しは、忍者隊の出動を断られたアンダーソン長官の気持ちがわかったのではないでしょうか。尤も、南部博士が断った理由に比べてレッドインパルスの理由は、理由になってませんでしたが。いや、健にもう一度チャンスを、という立派な理由があるにはありましたが。
 それにしても、机の一方から赤、反対側から青色の光で照明、って、南部博士は一体何を考えているんだか。こんな色合いで、それでも光が足りなくて薄暗いところがだいぶある部屋って、目にも悪そうです。落ち着かなくて悩みも倍増しそうな気がしてきます。

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 で、やっぱり部屋の照明が気になります。舞台照明みたいな赤色の光で本当に机を照らしてるようです。青色の方は登場しませんが、多分、同じような感じになっているのでしょう。ほんと、南部博士の趣味って意味不明です。
 指揮官としては理性的であることと、部屋の照明の趣味は、関係がないということでしょうかね。まさか本当にどっかの舞台で使ってた照明をかっぱらってきたとか……???

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 ゴッドフェニックスの修理と改造が終わった後の南部博士。淡々としつつもしっかり触角頭は跳ねてるし、それなりに自信もってそうです。

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 南部博士によると

いや、火喰い竜の出す高熱に耐えられるように機体に細工しただけだ。見てごらん、裸のゴッドフェニックスに何か巻き付けてあるだろう。あの管の中には強力なフレオンガスが入っている。

わかりやすく言えば、冷蔵庫の原理だ。圧縮され、吐き出されたガスが周囲の熱を吸収し、元の管に戻る。これを繰り返して、密閉された箱の中を冷やしていくのだ。

 突っ込んでおくと、吐き出されたガスの温度が下がるのは本当ですが、元の管にもどって回収する方式だと、全体を駆動するポンプを動作させないといけませんし、回収したガスは熱くなってますから次に回す前にある程度冷やさないといけません。この時出てくる熱の捨て場所がないと動かなくなります。ということは、キングドラゴンの攻撃を食らって周囲が高音だとうまく動かなさそうです。この場合は、むしろ回収なんかせずに外に向かってフレオンガスを吹くだけの方が良い……はず。
 まあ、新規開発したマイナス爆弾との相互作用が必要、というあたりで、何か工夫はしてるんでしょう。ということで、またもや南部博士の仕事早っ!な回でした。
 70年代の公害は、直接人を病気にしたり生き物を殺したりするような化学的なものが想定されていて、オゾンホールの問題なんか出てませんでたから、フレオンガスが気軽に登場することになったのでしょう。時代を感じさせる道具立てですね。今やるとしたら、液体ヘリウムを大量に積んでいくとかかなぁ。

先輩にしては……(初代 21話)

|2010/8/29(日曜日)-22:47| カテゴリー: 初代
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 21話「総裁Xは誰れだ」。
 馬のコンテストで優勝したのが、ヘンジンマン博士の馬だったという回。
 南部博士、

いや実は、あのヘンジンマンという人物は私の学校時代の先輩なのだ。頭は良くて研究熱心な男だったが、とにかく人間嫌いで、卒業以来全然会ったことがない。何でも、世間を離れて一人サイボーグの研究をしているとかきいている。

 と、こんな顔↓で言ってます。

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さらに、

いや、君たちが信じられないのも、無理はないが、あの馬は実に精巧に作られたサイボーグの馬だったんだ。テレビのビデオテープを見れば、納得するよ。さあ良く見てごらん。本物の馬は汗をかいているのに、この馬はけろっとしている。目を見てもまばたきがない。それに、この蹴り足を見たまえ。本物だったらこんな蹴り方はしない。これで、サイボーグだということがはっきりしただろう。

と続けてます。

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 そのヘンジンマン博士は、こんな↓様子。

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 南部博士は、オックスフォードとケンブリッジ大学を出てるわけですが、どちらかで先輩だったとしても、年齢差がありすぎるように見えます。南部博士の年齢48歳ですが、ヘンジンマン博士は70歳くらいに見えます。先輩後輩でも、学生生活の期間が重なっていたとはとても思えません。学部生と博士課程の大学院生でも10年離れることはないでしょうし。南部博士が学生のときに教員をしていたのならこの年齢差もわかりますが、そうなると、人嫌いで卒業後は会ったことがない、という南部博士の台詞と矛盾します。この場合とっととどこかにひきこもったのはヘンジンマン博士の方ですから。
 南部博士は、

しかし、今から騒いだって大混乱が起こるだけだし、ヘンジンマン博士も、実際に、本物の馬と比べてみたかっただけだと思う。ただ心配なのは、この技術を誰かが悪に利用しようとしたら、それこそ大変なことになってしまうだろう。

うむ。諸君に、ヘンジンマン博士の身辺の護衛を頼みたい。

 と言ってます。
 ヘンジンマン博士はとりあえず賞金ゲットで祝杯を上げていますが、これは、こっそりサイボーグ馬を出して優勝しちゃったものだから、賞金を断ったら逆に不自然で詮索されかねなかったからでしょう。俗物なら、この馬をあちこちのレースに出して賞金を稼ごうと考えるでしょうが、ヘンジンマン博士は、

とうとうわしの作ったサイボーグの馬が本物に勝ったんじゃ。生き物全てをサイボーグにしてやる。そしてこのわしがサイボーグ王国の王となるんだ。何とすばらしいではないか。

 と、現実の金儲けには全く興味を示していません。サイボーグの性能にしか興味がなく、サイボーグに囲まれて過ごしたいと考えるあたり、立派なマッドサイエンティストです。「本物の馬と比べてみたかっただけ」と判断した南部博士の人を見る目は確かでした。
 南部博士が優秀というだけあって、ヘンジンマン博士、総裁Xの正体を、見た瞬間にほとんど見破っていました。この点でも、南部博士の評価は正確でした。

方針間違ってます、博士(20話)

|2010/8/28(土曜日)-16:21| カテゴリー: 初代
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 20話「科学忍者隊危機一発」。
 子犬を助けようとして頭にミサイルの破片を受けて大ピンチのジョー、という、ジョーファンにとって人気の高い回ですが、南部博士の行動の方に注目してみます。といっても、最後の方で良すぎるタイミングでゴッドフェニックスの通信装置に現れる部分は、諸君監視装置を装備しているのだろうというネタを既に書きましたので、今回はジョーの治療の方から。

諸君、これを見たまえ。鉄の破片は脳の一番危険な場所に触れている。手術で取り出すことは不可能だ

ということになります。破片は図にしめした場所にあります。

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 手術が無理なので、南部博士はいきなり乱暴な方法を提案。

宇宙科学研究所にある高速遠心分離装置にかけて頭部から破片を抜くことだ。しかし、一つ間違えば人体そのものが分離してしまうおそれが多分にある。

 人体そのものが分離、って、よく考えるとめちゃくちゃスプラッタな話なんですが、諸君は全員スルー。その上、健ときたら、

博士、我々科学忍者隊は常日頃から体を鍛えています。ちょっとやそっとのショックでは死にはしません。ジョーがもし死んだら、ゴッドフェニックスの威力も発揮できなくなります。お願いです。遠心分離機にかけてください。

 頑丈さにかけては定評があります、という趣旨の発言。
 結局、遠心分離機にかけることになります。
 今回、南部博士はずっとジョーのことを気にかけていて、悲しい顔をしています。

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 しょぼーん、ですね。

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 いつもの元気がありません。

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 しかし。
 振り回している画像を見て、私は椅子からずり落ちかけました。

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 ジョーの包帯の位置を見てください。頭の周囲をぐるっと取り巻くように巻いています。ということは、鉄の破片が入った傷は、頭頂部分ではなくて頭の側面で、倒れたシーンも考えると後頭部のあたりにあるはずです。つまり、寝かされているジョーの頭が台に触れているあたりに傷があるわけです。
 そのジョーを水平に寝かせて、足元を中心にして振り回すと、破片は水平方向の遠心力を受けます。すると、頭頂方向に向かって引っ張られることになります。南部博士の試みが成功していた場合、破片は、脳のまだ無傷な部分を傷つけながら、包帯の無い頭頂に近い部分をぶち抜いて出てくることになります。これではジョーの傷倍増です。
 メスを入れられないから振り回して抜こうというアイデアは良かったのですが、破片が動く方向は考えないと……。

 結局、遠心力10倍でも破片が抜けなくてがっかりの南部博士。

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 そこへ、お約束の攻撃があって、諸君に出撃命令。

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 遠心力作戦は失敗し、「ジョーは必ず助けてみせる」と諸君に大口叩いたにもかかわらず目を離した隙にジョーには逃げられ、攻撃をうけて錐揉みするゴッドフェニックスの中で振り回されるとジョーの破片はあっさり抜けてしまう。「遠心力を10倍に」と苦悩しつつ叫んでいた南部博士の立場が全くありません。
 この回は、努力の方向が違っていたり空振りしたりするという意味で、いいところ無しの南部博士です。でも、悩んでいる姿もまたかわいいんですよねぇ。

iPadを買ったので……

|2010/8/23(月曜日)-23:12| カテゴリー: F, 初代, 雑記
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 とうとうiPadを買いました。
 せっかくなので、壁紙に触角頭の南部君を設定してみました。もちろんジゴキラーの回です。
 やっぱり未確認生物を相手にしている南部博士っていいなあ……と、惚れ惚れしたわけですよ。

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 ところが……。
 iPadは、ディスプレイの周囲が黒色なんですね。そこに、顔を画面いっぱいに表示すると、どう見ても、黒い額縁の中に入った顔の拡大写真にしか見えません。

 これは……これって……やっぱり……。
(※画像追加あり2010/08/25)

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眼鏡のフレーム(初代 17話)

|2010/8/21(土曜日)-04:10| カテゴリー: 初代
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 17話「昆虫大作戦」。

 瞳の色がころころ変わる南部博士の次は、眼鏡のフレームが変わる南部博士です。
 17話は、眼鏡のフレームが太くなったシーンがあります。

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 眼鏡のスタイルでやっぱり印象が変わりますね。フレームが目立たないシーンの方が多いし、その方が切れ者のイメージが強く出ると思います。

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 これは続きのシーンです。顎に手を当てるおなじみのポーズで考え込む南部博士。かなり若い感じに描かれています。

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 ところが直後に左の眉毛が無くなってます。70年代のツッパリかよ!って思わずツッコミ。

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 多分、このあたりの作画の注意事項は、文書にしてアニメーター全員に回さないと間違いが起きるということなんでしょう。

 初代の総監督の鳥海永行氏は、小説の中で、南部博士を

薄い縁なしの眼鏡、口髭をたくわえた年のころ四十前後の学者風の紳士である。

と描写しています。総監督としては、南部博士の眼鏡は「縁なし」のつもりだったようです。

(>_<)(初代 23話)

|2010/8/19(木曜日)-00:02| カテゴリー: 初代
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 23話「大暴れメカボール」

 (>_<)の顔文字のまんまな南部博士。目を閉じてる時は睫毛が長くてかわいいんですが、顔文字顔(っていうのか)は珍しいです。

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 顔文字のまんまな顔なのもアレなので、眼を閉じてイケメンな南部博士。

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 それはそれとして、この回も瞳の色が変わりまくりです。
 まず、黒に近い褐色の瞳。これが多分標準でしょう。

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 宇宙人ですかと訊きたくなるような、瞳全体が水色になっている南部博士。

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 中心が黒でまわりが青い色。これもよくあるパターンです。

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 「銀狼怪奇ファイル」の向こうを張ったような、シルバーの瞳の南部博士。

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 まったくもう、猫の目だってこんな変わり方はしませんよ、博士……。
 気分を変えるためにいろんな色のコンタクトレンズでも持ち歩いているのかと。

 ところでこの回の作戦ですが、足やら翼やらを出すもののでかい鉄球型の鉄獣で、攻撃が効きません。南部博士も処理方法をすぐには思いつかなかったらしく、

待てジョー、方法を考えるのは私の任務だ。諸君、それまで待機していてくれたまえ。

と言ってます。が、処理方法を思いついたのは、南部博士ではなく、磁石で遊んでいる甚平を見た健でした。
 南部博士は電磁石作戦を採用します。ISOに動員をかけ、電源に原子力発電所を使って、巨大電磁石を建設。ところが、おびき寄せたメカボールが磁石の方へ行かず、発電所の方へ向かったため、健がメカボールの足に掴まって中に侵入することに。健は兵士を倒してメカボールを磁石に向けた後、コンソールを壊します。磁石にぶつかってメカボールは爆発、めでたしめでたし……ですがちょっと待て。
 内部に忍び込めるのなら、内部に爆薬を仕掛けることだってできるわけで、鉄球の外側が壊せなかったとしても、内側はめちゃくちゃに壊すことができます。そうすればただの動かない鉄球になります。無理に外側まで爆発させて木っ端微塵にする必要はありません。健が内部に侵入できるのなら、そのまま内部を破壊するのが科学忍者隊本来の作戦展開であり、電磁石作戦はそもそも不要です。
 南部博士としては、健があんなにあっさり内部に侵入するとは思ってなかったのでしょうねぇ。他の鉄獣に比べて侵入が難しいと思っていたからそういう命令は出さなかったのかもしれませんね。

瞳の色もころころかわる(初代 16話)

|2010/8/18(水曜日)-00:12| カテゴリー: 初代
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 16話「無敵マシンメカニカ」

 ISOの最新鋭の工場がギャラクターにいいように利用されるは、最新の鋼材は盗まれるはで、ブチキレ南部君が拝める回です。テーブル叩いて怒り心頭の南部博士というのは珍しいです。冷静なことが多いキャラなので。
 それはそうと、同じ回でも瞳の色が変わってますね。
 こちらは横顔、蒼い瞳の南部博士です。

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 同じ回に登場する、茶色の瞳の南部博士。

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 ころころ瞳の色が変わるキャラ、というと、ちょっと古いけど漫画の「超頭脳シルバーウルフ」とか、そのドラマ化の「銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜」を思い出しますね。普段は普通の主人公がピンチになると髪と瞳の色が銀色になって天才的能力を発揮する、という……。南部博士の場合は瞳の色がどう変わろうが関係無しにマッドな方向にブッ飛んでますけど。

 ところでこの回、メカニカの調査と対策は、三日月基地ではなくて別荘の方で行っています。その別荘の一室ですが、大きな部屋です。三日月基地完成後は徐々に基地登場の回が多いのですが、たまに別荘での活動が描かれています。基地の設備と遜色ない研究施設になっているようです。

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 結局メカニカは、南部博士の設計図を健が持って行って、メカニカ内部で読み込ませることで、形を変えてしまうのですが、ブチキレ南部博士は何と遊園地の設計図を作りました。
 わざわざ自分で結果を見に来てずーっと上機嫌です。音声は入ってないんですが、例の高笑いが聞こえてくるような気がします。

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 もとはといえば工場だったわけで、もう一度工場につくり直す方が普通な気がしますが……。あるいは、使いやすいように、もうちょっと汎用の部品にしてしまうとか。
 ISOの工場が壊されました→最新の鋼材盗まれました→図面次第で形を変えるメカニカをギャラクターに作られちゃいました→勝てないので別の設計図食わせて遊園地にしておきました、って報告を受け取ったアンダーソン長官をはじめ、ISO幹部達の困惑した顔が目に浮かびます。
 キレると斜め上の行動に走る南部博士がすてきです……。

 ディアゴスティーニのガッチャマンNo.67が届いた。冊子の8ページに南部長官の名前について記載があったので引用する。

南部長官の本当の名は!?
 南部長官は『科学忍者隊ガッチャマン』の本編中、「博士」や「長官」といった役職名で呼称されるのが通常であることから、その下の名が明かされたのは放送開始から1年半以上が経過してからのことだった。初めてフルネームが発音されたのはパート1の第81話。ベルクカッツェが南部博士の姓名を確認する台詞で、名が”こうざぶろう”であることが判明した。だがじつはその表記については諸説あり、パート1では”考三郎”が、パート2以降では”耕三郎”の文字が有力とされている。
 その他”孝三郎”という説も存在。さらに設定画においては”浩三郎”、”仙三郎”と書かれたものもあるが、これら2つは誤表記の可能性が高いと考えられている。

 結局、ディアゴスティーニの調査でも、DVD-BOXの解説と大差ない情報しか出てきていない。
 「孝三郎」表記は、パート1総監督の鳥海永行氏のノベライズと、シリーズのメインライターの鳥海尽三氏が後に書いた小説の表記なのでそれなりに有力説と考えるべきだろう。一方「耕三郎」は、映画版シナリオ後半(ただし映画ではその台詞部分はカットされた)及び南部長官の告別式イベントでの表記であり、こちらも有力と考えざるを得ない。しかしライナーノーツなどで初代で有力とされた「考三郎」の出所が相変わらず不明のままである。
 総監督が書いた表記が正しいと思うのが普通だろうし、それならば「孝三郎」で構わないはずだが、なぜこんなことになっているのかやっぱりよくわからない。

 陶山さんが、アニメ雑誌の記事で「耕三郎だ」と答えていたという情報が、ガッチャ缶さんのBBSに出ているが、今のところソースは未確認である。というか、こうなると、スタッフの間で「言ったつもりで言ってない」とか「言ったはずだが聞いてない」みたいなことになってそうな予感もしてくるわけで……(汗)。

 設定画の整理ができてないのははっきりしているわけだから、設定画の表記に頼るわけにはいかない。そうなると、シナリオにどう書かれているかを追うしかないのだけど、タツノコは情報を持っているんだろうか。

 なお、ディアゴスティーニの冊子の別のページでは「南部耕三郎の生涯」という記事がある。死亡時点での有力説に沿った名前を採用したと思われる。

鳥で実験、ハイパーシュート(F 36話)

|2010/8/12(木曜日)-23:54| カテゴリー: F
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 F36話「ハイパーシュートの危機」より。

 ハイパーシュートネタでフィクを書いているうちに、どうしようもないギャグが思い浮かんだので投下。
 本当は自分絵で4コマにするつもりだったんだけど、その時間が無さそうなので、アニメ本編の絵をかりてとりあえずネタだけメモ。

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 1コマ目と2コマ目は、4コマ描く時は白色レグホンに変更の予定。

触角頭萌え(初代 39話)

|2010/8/7(土曜日)-00:33| カテゴリー: 初代
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 39話「人喰い花ジゴキラー(前編)」
 貯水池にジゴキラーの群れを見にくる南部博士。

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 両脇にぴんと跳ねてる前髪の触角頭がなんともかわいくて、初代の南部博士の絵の中でもかなり気に入ってる1枚です。は〜あ、立派な触角だわ。
 というか、花見に来て触角って、虫の仲間ですか南部博士。
 この回の南部博士ときたら、眼鏡に触角頭にジゴキラーに萌えまくり。南部博士ってば一体どんだけ萌えキャラなのかと。
 触角かわいいよ触角。

guinea pig

|2010/8/6(金曜日)-04:41| カテゴリー: ファンフィクなど
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 Reeさんのところとの連動企画です。
 みけこさんのイラストから生まれたフィクです。イラストはReeさんのところにあります。
 二次創作にご理解のある方のみごらんください。

【追記2010/08/10】
 みけこさんからイラスト掲載OKの許可をいただきましたので貼ります。
 この絵に合わせたストーリーを作ってみたのでした。素敵なイラストをありがとうございました、みけこさん。触角付き南部君を入手できてホクホクです。

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※イラストはみけこさんによるものなので、他で利用する場合はみけこさんに了解をとってくださいね。

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黙ってる長官(初代 15話)

|2010/8/3(火曜日)-22:08| カテゴリー: 初代
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 15話「恐怖のクラゲレンズ」。

 ISOの調査ヘリマントル1号が、公害の毒に蔽われてしまったゴーストシティの調査に向かうのですが、南部博士が止めるのもきかずに調査を続行して遭難(実際にはギャラクターの攻撃を受けて撃墜された)します。
 調査結果は三日月基地に中継されて、それを南部博士とアンダーソン長官が聞いているわけですが、目の前で南部博士が命令を無視されまくっているのにアンダーソン長官はだんまりを決め込んでました。長官命令出して帰還させれば良かったのに……。
 いまいちアンダーソン長官が仕事してないっぽく見えるのは、こういう行動が原因なんでしょう。

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 三日月基地内でクラゲレンズについて諸君に説明する南部博士。

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 円形の壁がみえていて、なかなか内部の設備も充実しています。

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 今回、諸君は、南部博士の作った金色の特殊皮膜を吹きつけたゴッドフェニックスで出撃します。クラゲレンズにとりつかれて一部剥がれますが、最期の科学忍法火の鳥でも被膜は無事でした。毒ガスを防ぐというよりも、むしろ火の鳥に耐えるという性能の方が凄いような。

 見返りの趣旨と定義はこちら

 11話より。別荘に呼び出した健に向かって見返ってるシーンです。
 眉毛と髭の色だけ濃い南部博士。初期の頃は、眉毛と髭の色だけ違ったり、髭の形が明らかに細かったりすることがありました。後になるとそういうのはほとんど出てこなくなるのですけれど。

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 上のシーンの続きのアップです。
 眉毛と髭の色は髪の毛と同じ色になっています。

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会議中(初代 12話)

|2010/8/1(日曜日)-00:03| カテゴリー: 初代
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 12話「大喰い怪獣イブクロン」。

 ギャラクターが世界中のサトウキビやサトウダイコンを奪ったため、ISOでも対策を協議。
 参加人数に比べて、今回はテーブルが狭いです。ほとんど椅子の幅だけで、全員ぎっしりと並んでいます。左やや上がアンダーソン長官、その隣が南部博士です。
 南部博士の前をよく見てください。南部博士の資料だけ、他の人たちに比べると明らかに分厚くて、しかも2冊もあります。書類1枚の人とか2枚の人は居ますが、圧倒的に南部博士の前の資料の枚数が多いです。実際の対策は南部博士がするしかないので、情報が全部集まっていたということなんでしょうけど。

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 アンダーソンのとなりでやれやれ、という顔で目を閉じている南部博士。何だかお疲れの様子です。話し合ったところで相手がギャラクターなら、南部博士が忍者隊に指示してどうにかするしかないわけで、南部博士にとっては全く意味のない会議に違いありません。会議での議論は出ませんでしたが、きっと、どうにかしてくれという愚痴やら嘆願やらが南部博士に集中したのではないでしょうか。
 そのせいか、この後で竜を呼び出す時の呼び出し方が妙にせわしない上にいらついていたような……(汗)。居住環境の悪い部屋での会議でしたからねぇ。

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 ゴッドフェニックスの通信装置に現れた南部博士。会議の時とはうって変わって、晴れやかな表情です。実りのない会議に付き合わされるよりも、結果の出る仕事をしている方が良いということなんでしょう。何かちょっと若々しい感じですね。

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