38話「魔のメカニックジャングル」。
マントルプランによって地熱を利用して砂漠の真ん中に超近代的な都市を造った……というところから話が始まるんですが、住民の様子がこんな具合。朝の出勤前のシーン。
要するに、人間がほとんど何もしなくても機械が勝手にやってくれる、という住宅が出来上がったということらしいです。
このネタにありがちなオチは、死んでるのに機械が無理矢理支度させて出勤させて誰も気付かない(星新一)とか、機械の方の手違いで動作が1ステップずつずれる(手塚治虫)だったりします。それはさておき、こういう方向に自動化すると人間が堕落しそうな気がします。この開発プランにOKを出したISOって何を考えてたんでしょうか。
落成式に呼ばれる南部博士。ジョーが護衛についています。人を怠け者にさせる都市を造っておいて、平然と式典に呼ばれてくる南部博士。
ムカシスキー博士なる人物がパレードに登場して、訝しがる南部博士。
そんな奴いたっけか、と考え込んでます。
式典が終わって宿泊場所に移動したらしい諸君と博士。夜景を見ながらくつろいでいます。
うむ、我々のマントル計画さえ順調に進めば、こんなことは夢でなくなるのだがね。世界征服を狙うギャラクターを倒さない限り、本当の夢の都市は実現できないんだ。
南部博士としては、この全自動住宅付き都市には肯定的です。博士、独身だと何かと身の回りのことが不便なので、とうとう、機械に全部やらせるという方向に走ろうというのでしょうか……。
くつろいでいたら爆発が起き、調査に向かった健は、恐竜博物館の中で襲われてブレスレットを無くしてしまいます。
報告をきいた南部博士。
なんたることだ。科学忍者隊のリーダーであるお前が、ブレスレットをとられるなんて。あれがもしギャラクターの手に入ったら……
と言ってますが、この場合はむしろ博士の設計ミスでしょう。
絶対無くしてはいけないブレスレットなら、衝撃を受けたくらいではずれるバックルをつけてちゃいけませんよね。
以前、カヤックの講習を受けたことがありますが、はめ込み式のバックルの腕時計は海に落すと回収できないから外すように言われました。穴あきのベルトで止めるやつだと、ぶつかったくらいでは外れないから大丈夫なのだそうで。ダイバーズウォッチを見ても、衝撃ではずれるようなバックルは採用していないはずです。