100 20年後のガッチャマン

|2010/6/2(水曜日)-00:27| カテゴリー:
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ブリーフィング(初代 100話)

南部「諸君も知っての通り、わが国際科学技術庁は、地底のマグマやマントルから、無公害エネルギーの開発を研究してきた。そして先ごろこの地底マントルを1箇所に凝縮させて爆発させることができるという、方程式を見つけ出した。それを開発したのが、この、国際科学技術庁の物理学メンバーの一人である、マキシム博士だ」

南部「だが、その凝縮されたマントルを戦争に使用されたら、原爆や水爆以上のエネルギーにより、一瞬のうちに人類を滅亡に追い込むであろう。」

南部「原子力を発見した多くの有名な物理学者も、それを戦争に使うために研究したのではない。人類の幸せのために研究したのだ。それを、浅はかな人間どもが戦争に利用した。我々はその悲劇を2度と繰り返したくない。そこでその方程式のデーターは、北極海の底に沈めることにしたのだ。」

南部「うむ、そのデータは、一種の磁気作用による完全記録装置を通じてマイクロフィルムに記録されている。そのため、火にも強く、普通のテープレコーダーのように、簡単に磁気を消すことはできないのだ。」

健「なるほど、磁気現象のある北極海に沈めておけばデーターは自然消滅するというわけですね」
南部「その通りだ。そしてその任務を、健、君一人でやってもらいたいのだ」
健「一人で?」
南部「もちろんマキシム博士とも一緒だ。北極まではかなりの距離だ。その間君達5人が行動を起こせば、ギャラクターに気付かれないとも限らん。」

南部「失業もいいが、健とマキシム博士をそっと護衛するという手もあるぞ」

南部「出発は今晩だ。くれぐれもギャラクターには気を付けてくれたまえ」

南部「それをやるのはガッチャマン、君達科学忍者隊の使命だ」



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