カラー大図鑑と1話

|2010/7/2(金曜日)-00:01| カテゴリー: 初代, 蒐集
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 ひばり書房「ガッチャマンカラー大図鑑」より、南部博士についての記述を集めてみました。

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 サンピーコミックス他の絵と同じ南部博士です。
 でも、ギャラクターは世界征服を狙っていた(カッツェはそのつもりだった)だけで、マントル計画そのものを奪うというのは主目的では無かったような……。

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 超多忙な南部博士自らが教えているらしいです。まあ、内容の方は博士にとっては楽勝でしょうけれど、それを小学4年生向けにうまく説明できるのかというのは不安要素ですが……。

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 南部博士の設定年齢は48歳のはずです。

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 南部博士ともあろう人が、そんなどうでもいい理由で徹夜しないでください!!ってか、寝ないでやる仕事ですか、それは。
 しかも、南部博士ってば怪しいサングラスのおっさんになってるし。

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 南部博士ひとりでゴッドフェニックスの建設は無理なので、ISOの技術者が作業したってのはいいとして。超バードミサイルになってから、ミサイルの発射許可をとってるシーンって無かったような。初期のころのバードミサイル発射では、南部博士の許可が要るということになってたみたいですけど。

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 ネーミングの時は、南部博士だけが徹夜したようですが、Gマークのデザインでは諸君まで巻き添えを喰らったようです。
 竜に絵心があるというのも初耳ですが(爆)。

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 おこずかいよりも、給料を貰っているかどうかの方が気になります。健のオケラ発言からすると、おこずかいしかもらってないという可能性が否定できないところが……orz。

 名前やデザインにはうるさそうな南部博士が、事前にあれこれ悩みまくり、こずかい程度の金で諸君をだまくらかして働かせる準備を前もって整えて、めでたく(?)初代の1話を迎えます。

 タートルキングが出現したため、ISO本部で対策会議をやっている最中に、アンダーソン長官の目の前で立ち上がる南部博士。敵の正体が掴めず悩んでいる皆さんに向かって、

わかっている。ギャラクター一味です。

そうです。私の調査では、おそるべき科学力を持ち、世界征服を狙う一団です。

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 しかし、本拠地を突き止めることはできておらず、

アンダーソン「なるほど。で、南部博士。そのギャラクターの本部はどこに」
南部「それはまだ不明です。こちらから密かに探り出さねばなりません」

 そしてとうとう、諸君達の存在をISOの幹部に知らせることになります。博士にとっては晴れの舞台というか、待ちに待ったこの一瞬というか。

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それは、ある時は5つ、ある時は1つ。実体を見せずに忍び寄る白い影。その名を科学忍者隊。

 きっとこのセリフを言いたくて、それこそ寝ないで考えていたかもしれない南部博士。目をきらきらさせちゃって、アップで登場、気合入りまくりです。

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 ゴッドフェニックスに指示を送る南部博士。今回の博士は、ヒゲも減らし気味、髪の毛も可能な限り整えてきたみたいで、普段より跳ねていません。博士なりのおめかしでしょうか。
 まあとにかくいろんな意味で晴れの舞台です。南部博士にとっても諸君にとっても。
 諸君も、タートルキングへの侵入と破壊工作に成功し、脱出することになります。途中までは順調だったのですが、最後にゴッドフェニックスがタートルキングに引っかかって出られなくなります。このままだと地上に激突、というところで、お約束の大技登場となります。科学忍法火の鳥です。
 リーダーの面目躍如といった感じで健が叫びます。

健「しまった!科学忍法火の鳥」
ジュン「ええっ」
ジョー「健、それを使えば俺達は」
健「わかっている。かなりの重圧に耐えなければならないし、ゴッドフェニックスはばらばらに空中分解するかもしれない

 ちょっと待ったぁ!
 科学忍法火の鳥のテスト、全くしてなかったのかよ!
 事前に十分にテストしていたら、科学忍法火の鳥をやった結果がどうなるかくらいわかってるでしょう。「空中分解するかもしれない」なんて、今更健が言うわけがありません。ということは、火の鳥のテストをしない状態でゴッドフェニックスを出撃させたってことですよね。テストしても分解の可能性があるというのなら、設計からやり直せって話になりそうですし。
 忍者隊の名称を考えて徹夜したり、Gマークのデザインに諸君を巻き込んだりする暇があったら、ゴッドフェニックスのテストを全部やっておかんか!>南部博士。どうでもいいことに時間と手間をかけて、肝心のテストで手抜きですかまったく。それとも、火の鳥のテストで「かなりの重圧に耐え」るのがイヤでさぼったんですか。

 戦闘が始まってからの敵の作戦に対応するためのパワーアップイベントだと、準備の時間がない→かろうじて間に合わせる→一発成功、というパターンになるのもわかりますが、十分に準備時間があった筈の初回でこれですよ。

 仕事の優先順位と、気合を入れるポイントが、根本的にずれている南部博士でした……orz。

 高校の頃に、”It is Greek to me.”(直訳すると、それは私にとってギリシャ語だ、となるが、口語で「それは私にはちんぷんかんぷんだ」の意味)という言い回しを習いまして。なるほどうまいこと言うもんだと思っていたのですが、今、文字通りの意味でそうなっております(爆)。

 Battle of the Planetsのギリシャ語版コミックス(全23冊らしい)を入手しました。ホチキス止め2つ折りの製本のもので、ガッチャマン部分はカラーで、真ん中に違う漫画が入っています。つまり、1冊の本の前の方と後ろの方のカラーページがガッチャマン、という構成なんです。
 Battle of the Planetsというのは、初代ガッチャマンのUSでの放映名です。他のタイトルでも放映されましたが、これが一番まとまっていて、知名度も高いようです。銃撃戦の部分が子供向けの規制に引っかかるため、全面カットされ、7-Zark-7という、スターウォーズのR2-D2みたいなロボットが指令を出すシーンが追加で造られ、ロボットバトルを中心に再構成されて放映されました。
 その後、Battle of the Planetsはイギリス、フランス、イタリア等ヨーロッパ諸国に伝わったらしく、絵本、コミックス、DVD、おもちゃが各国で発売されました。

 ところが。
 地中海を渡ってギリシャからイスラエルに伝わる過程で、情報の混乱が起きたようなんです。見た方が早いので、1巻の前半部分を以下に出します。

 No.1の表紙です。

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 表紙をめくると、裏側にキャラ紹介。
 似ても似つかない南部博士の姿に脱力。

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 USでも、放映当時モノのコミックスがあります。このギリシャ語版は、USの当時モノコミックスとは内容が違っていて、Battle of the Planetsの資料に基づいて、新たに描き起こされたもののようです。

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 月面基地のシーンがありますが、Battle of the Planetsがスターウォーズを意識して編集されたらしいので、地球外での活動は当たり前に登場しています。

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 三日月基地登場。
 指令を出しているロボットが、US版オリキャラの7-Zark-7です。犬型のロボットは1-ROVER-1です。

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 G4号機の形が違います。変身前の姿?
 G2号機は色が違っています。

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 諸君に指令する南部博士。黒縁メガネで黒髪の、なんか日本人ぽいおっさんキャラにされています。
 ところでこの博士ですが、後の方ほど本編に似せて描かれるようになります。23冊通して見ると、絵師さんの上達具合がわかるという、面白いシリーズになっています。

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 健とジョーのスーツに注目。ガッチャマンIIで初めて設定された、宇宙用のスーツです。この号の後半は、このスーツ姿でカッツェとやり合っているシーンがあります。Battle of the Planetsであれば初代の改変版のはずなのに、IIの設定が混じっているんです。

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 以前入手したヘブライ語の絵本も、7-Zark-7が居るのに、敵キャラがカッツェではなくてゲルサドラでした。
 つまり、ヨーロッパ各国に伝わっている間に時間が経って、地中海を渡る頃には日本でIIの放映が始まってしまい、ギリシャやイスラエルで漫画を出版するために日本から資料を取り寄せたところ、新しいIIのものが届いたということじゃないかと思われます。
 なんていうか、世界史の教科書に出てきそうな情報の伝播具合です。

 グレンダイザーのせいで、イタリア語、フランス語、アラビア語、ドイツ語は、辞書も文法書も手元にあるんですが、ギリシャ語とヘブライ語の教材はさすがに持っていません。明日上京する予定なので、ジュンク堂でも見てきますかねぇ……。

「サミーパチンコCRガッチャマン運命の絆」のプロモーションDVDを入手したので、そこからの紹介です。

 髪の毛塗りつぶされてますけど、本編の印象を壊さないように描かれています。

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 こちらの図の右側の博士は、髪の毛の処理がジャンプキャラみたいになってます。最初見た時、遊戯王?って思いました。

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 やっぱり「遊戯王」な雰囲気の南部博士。
 ところでこの任務「アタッカーに球を入れろ」ですが、これって成功するとは限らないんですよね?(パチンコやったことが無いからよくわからないんですが)
 失敗した後、「馬鹿者!失敗しましたで済むと思っているのか」とか「世界の安全を任された私の立場にもなってみたまえ」とか、南部博士に叱られる光景がついつい目に浮かび、チャンスを逃した上に博士の追い打ちが来たらこりゃたまらんわなあ、と思ってしまいました(爆)。

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 この絵は本編通りかなぁ。

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 これが話題(?)の赤服南部博士。顔が結構イケてるだけに、その服は一体……orz。

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 が、しかーし!この後メガネが怪しく光り、腕を回して大げさなポーズを決めてくれるみたいです。

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 この怪しい雰囲気は、どう見ても、正義側の指揮官ではなくて悪の組織の科学者です。膝に黒猫でも乗せていればもう完璧ですよ、博士。

RAH蒐集の際の注意

|2010/5/26(水曜日)-23:39| カテゴリー: 蒐集
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 メディコム・トイから、リアルアクションヒーローズのシリーズで、健とジョーが出ています。規格は、1/6フィギュアです。ヤフオクにもよく出品されています。
 私も、このシリーズを購入したのですが、1つ難点があります。バードスーツの塗料の劣化が激しいのです。スーツとマントの塗料が、健の場合は粉状になって剥がれ落ちてきます。ジョーの茶色っぽいスーツの塗料は、貼り付きがはげしくて、箱の透明ケースに一部貼り付いて剥がれたり、箱のボール紙に貼り付いたりして剥がれてしまいます。未確認生命体の研究をする南部博士並の注意を払ったとしても、衣装を傷めずに触ることは難しいのです。塗料の選択が不適切だったのではないかとさえ思えてきます。他のキャラクターのフィギュアは問題無いわけですし……。
 ところで、アメリカでは、ガッチャマンは、Battle of the Planetsとして、兵士との戦闘シーンを全面カットし、7-Zark-7というロボットが指令を出し、戦いも宇宙を舞台にするといった形で改変されて放映されました。2000年以降、新たなコミックスが出版されるなど、根強い人気です。Battle of the Planetsでは、健はMark、ジョーはJasonという名前です。このMarkとJasonの1/6フィギュアも、メディコム・トイから発売になっています。元々が同じガッチャマンですから、顔やヘルメットは同じ形で、日本版のものとは、多少色合いが違う程度です。ブーメランや銃は色違いのものが付属しています。
 米国版の衣装は、その後改善されたのか、塗料の剥がれはみられません。実際に入手して触ってみましたが、大丈夫でした。ジョーのスーツは、あの色に染めた伸縮素材なので、ぴったり感には欠け、多少安っぽい印象でありますが、安心して着せたまま動かせます。
 MarkとJasonの頭部パーツとマントとバードスーツのみが、e-bay.comで時々出品されていることがあります。1/6フィギュア同士なので、頭部パーツや衣装は、日本版と米国版で互換性があります。日本版のRAHの衣装が傷んでしまった方は、e-bay.comを見張って、スーツやマントのみの出品があった時に購入して着せ替えると、バードスタイルを復活させることができます。私は、交換用パーツとして、米国版のヘッドとスーツとマントを別途購入しました。あるいは、バードスタイルについては米国版を買って遊ぶことにし(これも、e-bay.comで入手できます)、日本版の方は、1/6フィギュア用の衣装を購入し、変身前のスタイルや普段着スタイルにして楽しむといいかもしれません。
 なお、素体のプロポーションは、日本版の方が若干足が長めでかっこ良く見えます。

 メディコム・トイさんには、できれば南部博士1/6フィギュアも作ってほしいんだけど、さすがに買う人が少なすぎて商売にならないから無理でしょうねぇ。

何で南部博士だけ……(泣)

|2010/5/23(日曜日)-20:26| カテゴリー: 初代, 蒐集
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 68話「粒子鉄獣ミクロサターン」。
 突然、平和な島で起きた核実験の謎を探るために諸君達が出動しますが、島の周囲に放射能帯があるだけで、島には核実験の痕跡がありません。鉛でできたらしいミニ鉄獣ミクロサターンが、壊れた街の表面を覆って、放射能を防ぐとともに、無傷なように見せかけていたからです。
 放射能帯を突っ切るには科学忍法火の鳥しかなく、往復で火の鳥をやると燃料が足りなくなるので、南部博士は島の近くに補給のための調査船を待機させます。鉄獣に襲われて火の鳥で逃げ出し、衝撃で墜落……と思ったら無事に着艦していて、南部博士も来ています。ところがこの南部博士はカッツェが変装した偽者で、早く基地に戻ろうなどと言って、三日月基地の場所を突き止めようとします。無くなったはずの燃料が残っていたことから、健が気付いてブーメランでニセ南部博士を攻撃します。
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 何とか直撃を避けるニセ南部博士。

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 しかし、右頬に縦に傷が入ってしまいます。

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健「ジョー、ジュン、甚平、博士の顔をよく見ろ」
ジュン「血が流れてない」
健「鈍いぞベルクカッツェ。自分の仮面に傷つけられて気が付かぬとは、いかにもお前らしい」

 さて、こちらは、タツミムックの「検証70年代アニメーション 誰だっ!!科学忍者隊ガッチャマン」の表紙です。株式会社竜の子プロダクション監修、 2000年5月1日発行、第一刷、ISBN4-88641-501-6、定価は1500円です。現在でも、アマゾンマーケットプレイスやヤフオクに出品されていますので、入手は容易と思われます。
 出版された頃に書店で見つけて即買いしてました。その時もあれっと思ったのですが、なかなかLDを買える経済状態ではなかったり、いろいろばたばたしていて、じっくり確認するのが今頃になってしまいました。

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 キャプ画像と色合いが違ってますが、南部博士の顔に注目。
 右頬に縦に傷がありますorz。
 表紙の諸君は全員本物なのに、南部博士だけカッツェが変装した偽者です(爆)。いやもうホントにあんた誰?
 確かにこの回の南部博士はカッツェの変装なのに作画が良いからイケメンでした。しかし、よりによって表紙に偽者を選んでこなくたって……。南部博士の扱いって一体……。南部博士ファンとしては、第二刷を出すときに博士の絵を差し替えろと言いたいです。そのまま絶版になってしまったらしいので、今更クレームの出しようがありませんが。
 とりあえず、この表紙の絵を選んだ奴ちょっと来い(怒)ヽ(#`Д´)ノ

 ってか竜の子プロダクションが監修してて、表紙がニセ南部博士でいいんですかホントに。こういう、南部博士ファンを悲しませることをやっちゃったんだから、タツノコプロは責任とって、ちゃんともう一度ガッチャマンをリメイクして、今度こそ(OVA版の意味不明な格好の南部博士じゃなくて)TV版の南部博士を出してもらいたいです。

 ガッチャマンIIのオモチャで、当時ポピーが出していた「バードソーサー」というのがあります。すでにゆかりさんのところで紹介されているのですが、あまりにアレな注意書きはともかく、写真のソーサーに半分隠れるようにして、小さな冊子がついています。運良く未開封品を入手することができ、パッケージの端っこの糊をそっと剥がして、引っ張り出すことに成功しました。この冊子の中身を紹介します。

 まず、表紙と裏表紙。真ん中をホチキスで留めて二つ折りにしただけの冊子です。

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 順次、ページをめくっていきます。

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 黒い四角の中にガッチャマンのロゴマークが描かれていますが、こういう組みあわせで使われているのを見たのは初めてです。何だかワッペンのデザインみたいです。

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 やっぱり、「はくちょう」になってるし^^;)。

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 髪と髭が黒色になってる、ちょっと人相の悪い南部博士(汗)。

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 いかにも、余分なページができちゃったからとりあえず作ってみたという雰囲気の「科学忍者メモ」。

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 見開き印刷にした結果、健の顔が真ん中で別ページに分かれて、左右で色合いが違ってしまっています。残念。

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 ということで、謎だった付録本の中身が判明しました。

 岡崎産業のスロット新機種「ガッチャマンGR」の販促資料(DVDとか)を入手したので、南部博士の扱いについて紹介します。このエントリーの画像は全て【(C)タツノコプロ(C)NBGI (C)OKAZAKI】です。

 健は?ジョーは?とか言われても困ります。このサイトは「南部博士専用」なので。「ガッチャマンGR」の「GR」は、GOD RUSHの略らしいです。

 まず、岡崎産業のガッチャマンGRのサイトで、南部博士の設定画を確認しました。

 立ちポーズはこんな具合です。
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 右手が腰で左手を伸ばして横に置いた、アニメ本編の設定画のポーズとほとんど同じです。ただ、左手の親指と小指を伸ばしていたのは修正されて、自然に握った状態になっています。右手も、アニメの設定画では上着の前の部分にかかる感じなんですが、少し後ろになっています。

 次に顔のアップです。
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 今どきのアニメ顔風にすっきりまとまっているなあ、というのが感想です。初代よりも、IIやFの作画に近い感じです。初代の南部博士、やや面長に描かれることが多かったのですが、こちらはどちらかというと丸顔に近いですね。
 また、今回は、青い瞳の南部博士として設定されたみたいです。アニメの方でも時々青い瞳になってることがありましたが(汗)、基本は茶色の瞳で髪の色に近い感じの色設定になっていることが多かったような。

 こちらは、スロットに登場する映像のようです。
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 「ボーナス確定」は、プレイヤーに対するボーナスなんですが……。
 アニメでもこれくらい南部博士が景気のいいことを言ってくれれば、諸君がスナックジュンでツケを溜めまくったり、リーダーの健からして「俺はオケラだ」と言ったりしなくても済んだのでしょうけど。まあ、給料がISOから支払われているのならば、ボーナスの額を決めているのは南部博士ではなくてアンダーソン長官でしょうねぇ。
 テレビ版の南部博士、スロットに登場する前の出演は「王道復古」のOVAだということになるんでしょうか。すると、今はタツノッコン王国にお住まいということなのかしら。もし、この絵のようにタツノッコン王国の景気がいいなら、どっかのマンホールの蓋を開けて向こうに出かけてみたくなりますね。ぜひとも、こういう、お金の儲かる世界に住みたいものです。いやもうこっちは不景気で……(泣)。

 さて、気合いを入れてゲットした「ガッチャマンGR」のプロモーションDVDですが、少し興味深いシーンがありましたので、キャプチャしました。
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 博士の名前を見てください。「南部考三郎」とあります。
 南部博士の名前の漢字については諸説あるという状態で、ムック本では時々「孝三郎」になっていたりします(鳥海尽三氏のオリジナル小説でも孝三郎表記)。ところが、Fで亡くなった後のファンクラブのイベントでは「耕三郎」表記に。いろいろな資料を総合した結果、今のところ、初代では「考三郎」、IIとFでは「耕三郎」だろうということになっています。映画シナリオ中の「千三郎」や設定画に混じった「仙三郎」は、テレビ版本編と読み方が違うため、修正ミスあるいは誤記であることがはっきりしています。
 「ガッチャマンGR」では、登場するギャラクターのメカが、タートルキング、アルケオ、スネーク828で、レッドインパルスも登場しますから、初代準拠ということでしょう。それで南部博士の名前が「南部考三郎」ということは、少なくとも初代についてはタツノコプロも「南部考三郎」表記で確定させるつもりではないかと思われます。

 いや、上のボーナス確定画像を見たとき、思わず「その前に名前の漢字の方を確定させてください、南部博士!」と突っ込みを入れちゃったんですけどね。

 もし、将来、IIやFのパチスロが出ることがあったら、また資料が追加されることになるのでしょう。

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 この絵は、Fの南部博士に近いイメージですね。プロモーションDVDでは、ここで「ギャザー、ゴッドフェニックス発進せよ」と言ってくれます。
 久しぶりのギャザーなので気合いを入れてきいていたのですが……残念なことに、DVDの編集のせいなのか、1回目を聞いた時は脱力しました。
 参考までに、GRの方のギャザーの台詞はこんな感じです。プロモーションビデオなので、景気のよいBGMが流れていますが、最初の「ギャザー」が掠れた声になっているのが残念です。
 比較のために、本編41話で、諸君達に向かって(通信器越しではなく)ギャザー、という台詞はこんな感じです。実機で、低音部分がはっきり出ていて、張りのある大平さんの声が再現されていればいいんですが、DVDを見た限りではちょっと不安が……^^;)。

 一緒に手に入れた販促グッズのペンが、「シークレットペン」だったので笑いました。ペンで書いてもそのままでは何も見えず、ペンに仕込んだブラックライトで照らすと見えるというものです。ペンにはボタン電池を入れるようになっています。そんな所までギャラクター対策ですか、と突っ込みを入れてしまいました。