9月
19
2011
|2011/9/19(月曜日)-21:52| カテゴリー: F, 科学忍者隊ガッチャマン, 蒐集
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エポック社から出ていたタツノコのトレーディングカードNo.132です。タツノコプロのアニメのカードなので、ガッチャマンだけではなく、紅三四郎からタイムボカン、キャシャーンなど、主要な作品を網羅しています。
そのシリーズのNo.132がアレなので紹介。
表はこれ。
ガッチャマンFのカードです。
ところが裏がこんな具合。
【Gタウン】地中に建設された科学忍者隊の新要塞。ギャラクターの攻撃を避けるため、外見は岩場にカモフラージュされているが、その内部には巨大な滑走路を備えた基地が広がっている。Gメカ発進の際には複雑に重なり合った岩場が開く。厳重なチェック体制で外的の侵入に備えていたが、資源探査衛星を用いたギャラクターに発見され、あえなく破壊されてしまう。
GタウンはIIの海底移動要塞で、Fのこれは単にガッチャマン基地と呼ばれていました。タイトルからして間違ってます。
ガッチャマン基地壊滅はFの41話ですが、基地発見の経緯は、健が細胞破壊の検査に出向いた先に居たエゴボスラーのスパイが持った花瓶とぶつかり、粉末状のアンテナ物質をつけられたことが原因で、基地の位置を逆探知されたというものです。資源探査衛星の改造はISO側で南部長官も一緒になってやってまして、こちらはこちらで改造途中ながら地中のギャラクターの移動をキャッチしてました。
以前の、当時モノカードの甚平カラーの竜といい、タツノコプロ監修だと逆にネタが仕込まれているということなのかもしれません(違うって)。
11月
23
2010
|2010/11/23(火曜日)-23:43| カテゴリー: F, 蒐集
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しょうちゃんの「ガッチャマンFぬりえ こうさくつき」を3種類入手しました。うち1種類は、ゆかりさんから分けていただきました。ゆかりさん、あ・り・が・とー!
ぬりえは、表紙も内容も違っていて、付録の工作も全部違っています。
エゴボスラーやギャラクターのコマンドは出てきますが、3冊集めても南部長官は1回も出てきません(哀)。あんなに酷い目に遭いながらがんばって、最後は拷問されて射殺されるというのに、人気が無かったんでしょうか……。
気を取り直して、こうさくの紹介に行ってみましょう。
これ
の工作は、ガッチャマンヘルメット。
これ
の工作は、鉛筆立て。
これ
の工作は、ガッチャスパルタンでした。
こうさくページは、厚紙で、ぬりえと一緒に綴じ込まれています。
今となってはレア物なので、本物を切って使うのは勿体ないから、こうさくページだけ、近くのコンビニでカラーコピーしてきました。紙は薄っぺらだけど、一応切り貼り可能です。
ガッチャマンヘルメットはこうなりました。
お面の要領で、切れ込みのあるところが顔になるようにして、両側の紙テープ部分を頭の後ろに回してセロテープで留めて装着します。さすがに、私の頭では入りそうにない上、適当な大きさのモデル人形も無かったので、広げた状態での撮影となりました。
ガッチャマンえんぴつ立てはこうでした。
撮影用に組んだだけなので、エンピツ立てたら破れます(爆)。カラーコピーの紙を厚紙に貼ってから作れば、実用的な強度のものができると思います。
最後が、ガッチャスパルタン。
アニメの通り、ガッチャ1号だけ分離可能です。芸が細かい。
「科学忍法、ハイパーシュート!」と叫んで遊べます。
工作の難易度的には、スパルタンが面倒かな、と思いました。折る回数が多い、途中まで切り込みとか面倒、保護者の方と一緒に作りましょう、の世界です。
なお、初代のぬりえはこうさくつきではありません。初代のゴッドフェニックスを紙で作るというのは、どう考えても子供の手には余ります。
というか、大人向けに、ペーパークラフトゴッドフェニックスを出してほしいなあ、と思ったり……EX合金高いんだもの。
10月
18
2010
|2010/10/18(月曜日)-22:29| カテゴリー: F, 初代
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ゆかりさんのところでコスプレ特集しているので、便乗してみます。あと、ゆかりさんのところからキャプ画像2枚お借りしました。ジゴ承諾でお願いします……。
まず、初代101話「狙撃集団ヘビーコブラ」。
沼を引きずり回される健↓
を助けに来る、エスキモースタイルのジョー↓。ゆかりさんのところで紹介されているように、このシーンは、バードスーツの上にエスキモーっぽい上着、というコスプレです。
沼地の水は凍っておらず液体のまま、ジョーが立っているところは普通の土の地面で、草も生えています。多少寒かったとしても気温は余裕で0℃以上です。
この気温で、本物のイヌイットのフード付き外套なんか着たら、暑くてどうにもなりません。あの外套の保温力は半端じゃないんですよ。ということで、ジョーのこのシーンは、単なるコスプレでしょう。着ている外套は本物ではないと思われます。
一方、こちらはF39話「失脚!エゴボスラー伯爵」。
北磁極(北極点からは1000kmほど離れているらしい)近くにテントを設営し、臨時天文台を建設して宇宙パルスを観測しようというミッションのために、南部長官自らが出向きます。案の定、観測の最中に、エゴボスラーとケンペラーの両方に襲われて、命からがら逃げ出すシーンがこれ。
南部長官と鴨技師長は、見渡すかぎり凍りついている海の上を犬ぞりで逃げまわる羽目に。南部君、あんたはアムンセンかそれとも植村直己かと突っ込み入れましたわ。
観測ミッションの方はというと、氷の上にでかい電波天文の設備を建てています。おまけに吹雪いてました。
こんなことができる気温って、氷点下40℃くらいじゃないと無理でしょう。気温が高かったら氷が割れて危ないので、建造物なんか置けません。下が陸地の南極と違って、北極は海ですから、氷の厚み以外に下を支えるものは何もないのですよ。
アップの映像が無いのではっきりしませんが、南部長官も、普段のスーツの上から上着+オーバーズボン+ブーツの三点セットを着ているようです。
気温から考えて、南部長官の方は本物を着てないと即凍傷、時間が経てば凍死確実です。コスプレじゃ済みません。
むしろ、この気温で、短時間でもバードスーツのままで外に居られる諸君の方が驚異的です。バードスーツの防寒性能って一体……。そういえば、IIで吹雪に見舞われた健(II23話)も凍死はまぬがれていましたし、北壁ロッククライミングをやった諸君(II29話)もバードスーツだけで何とか寒さを防いでいました。
これを見るとますます、101話のジョーはコスプレだったんだなあ、と。だって、バードスーツで0℃以上の気温なら、防寒装備全く必要無いじゃないですか……。
10月
7
2010
|2010/10/7(木曜日)-00:32| カテゴリー: F
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F34話「エゴボスラーの策略」。
宇宙パルスのレポートをISOに送ってきたダニエル・シュバール氏に、長官自ら変装して会いに行く回です。しかしエゴボスラーに変装を見抜かれ、先回りしたケンペラーにシュバール氏は殺されてしまいます。そうとは知らない南部長官は、エゴボスラーが変装したシュバール氏と会い、薬で眠らされてとらわれてしまいます。こっそり(のつもりで客観的にはかなり怪しい)格好で5人まとまって長官の護衛のために後をつけてきた諸君は、シュバール氏が殺されていることに気づき、南部長官を救出に向かいます。長官は無事救出されましたが、宇宙パルスのレポートのほとんどはエゴボスラーに持ち去られ、長官の手元には最後の1枚が残っただけでした。
既によねさんが1つ前のエントリーでコメントしているように、ISOには情報部もあるのになぜ長官自ら変装して出かけるのかとか、密かに護衛の筈の諸君が目立ちすぎとか……。それ以外にも、いったいいつの間にシュバール邸の前の巨大な像に鉄獣仕込んだのかとか、どこからどう突っ込んだらいいのか、何とも言いがたい回です。
むしろこういう回こそ、腐女子の視点を通して解釈しなおすと新たな楽しみを見いだすことができるんですよ。さあ皆さん、準備はいいですか、総員腐女子フィルターON!
ある日、ISOの南部長官の元に、分厚い手紙の束(宇宙パルス研究レポート)が届きます。口説きの基本は相手が欲しがる話題を出すことですから、これはまさに、南部長官宛のラブレター。差出人は宇宙物理学者のダニエル・シュバール氏、若い眼鏡っ子↓です。
さっそくラブレターに目を通す南部長官。一撃で一目惚れ。
立場と身分を考えたら、ISO情報部を派遣するとか、諸君に迎えに行かせるとかして、ISO本部にシュバール氏を呼びつけるのが普通でしょう。ところがシュバール氏の「密かにお会いしたい」の一言で、仮にもISO長官が、世界の南部孝三郎博士ともあろう者が、おめかしして↓、たった一人で航空機を乗り継いでお忍びの旅。これはもう、身分の垣根を越えた人目を忍ぶ恋そのものです。
ここで横恋慕したのがエゴボスラー伯爵。普段から南部長官の動向を探っていたあたり、どこから見ても立派なストーカーでした。
南部長官とシュバール氏を会わせてなるものか、と、先回りして、シュバール氏を殺してしまいます。それだけではおさまらず、シュバール博士に変装して南部長官を待っているあたり、偏執狂的な変態趣味が伺えます。
そんなことはつゆ知らず、南部長官はシュバール氏に会います。が、光の加減で変装だということに気づいたところを、エゴボスラー伯爵にガスで眠らされてとらわれてしまいます。
一方こちらはガッチャマン基地。長官単独のお忍びの旅に仰天する諸君。しかし健ちゃんは、「俺が長官の立場にいたら、同じ行動をとったと思う」と長官の恋の道行に同情的です。が、そうも言っておれず、みんなで護衛に出発します。健ちゃん、典型的な尽くすタイプです。他所の男の処に通うような浮気性なヤツであっても心配して面倒見にいくという……。
こちらは、恋敵のシュバール氏を出し抜いて南部長官をゲットして大満足のエゴボスラー伯爵。ストーカー男がターゲットを無理やり家に連れ込んだ、といったところでしょうか。南部長官、いきなり貞操の危機です(爆)。
こんな怪しいストーカー野郎に南部長官を連れ去られて黙っている健ちゃんではありません。
南部長官は俺のものだっ!と、南部長官が囚われている鉄獣の中に乗り込みます。壮絶な南部長官争奪戦が展開されます。
南部は俺のもの、とエゴボスラー伯爵。
お前なんかに南部長官は渡さないぞ、と実力で奪い返す健。
「ウチの人を返しなさい。ここに居るのはわかってるのよ!」と、台詞まで響いてきそうです。
南部長官、二人に言い寄られて大人気というかモテモテです。
ストーカー男にいじめられてダメージを受けてる南部長官を支えて連れ出す健。
それはもう大事に抱きかかえています。
そんな健ちゃんの心を知ってか知らずか、南部長官はシュバール氏の遺品をずっと握りしめたまま。
その上、「ダニエル・シュバール。私は生きている君と会いたかった」とつぶやきます。
南部長官は亡くなったシュバール氏のことを片想いしたまま。こんなに尽くしたのに、健ちゃん、結局南部長官に振り向いてはもらえませんでした。故人がライバルでは、時が解決する以外にほとんど勝ち目はありません。なんて切ない……。
とまあ、こんな具合に読み替えると、昼メロの世界が見えてくるんですよ。いや〜腐女子フィルターは偉大だわ。
10月
5
2010
|2010/10/5(火曜日)-01:47| カテゴリー: F
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ゆかりさんのところで、諸君の変装について取り上げられていましたが、Fになると、南部博士まで変装してくれます。
F34話「エゴボスラーの策略」。
宇宙パルスのレポートをISOに送ってきたダニエル・シュバール氏に、長官自ら会いに行くところです。
変装前。
変装後。
南部博士としてはばっちり変装したつもりだったのですが、変装の技術においては、名人級のカッツェ以来、ギャラクターの方が圧倒的に優れていたようです。変装を見抜く技についてもやはりギャラクターの方が上でした。南部博士のせっかくの変装も、エゴボスラーに即見破られてしまいます。
それはともかく、長官自らこの格好でお忍びで出かけられては、護衛しないわけにはいかず、諸君も変装して後を追うことになります。その結果、普段とは違う姿からバードゴーすることに。
一方、エゴボスラーの方もダニエル・シュバール氏に扮して待ち受けていました。それを見ても南部博士は見抜けなかったわけで、やはり変装技術はギャラクターの方が圧倒的に上ですね。
この回は、正義側も敵側も全員が変装して顔合わせという回になってます。まさに「誰だ、誰だ、誰だ〜」な状態ですね。
8月
23
2010
|2010/8/23(月曜日)-23:12| カテゴリー: F, 初代, 雑記
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とうとうiPadを買いました。
せっかくなので、壁紙に触角頭の南部君を設定してみました。もちろんジゴキラーの回です。
やっぱり未確認生物を相手にしている南部博士っていいなあ……と、惚れ惚れしたわけですよ。
ところが……。
iPadは、ディスプレイの周囲が黒色なんですね。そこに、顔を画面いっぱいに表示すると、どう見ても、黒い額縁の中に入った顔の拡大写真にしか見えません。
これは……これって……やっぱり……。
(※画像追加あり2010/08/25)
続きを読む……
8月
12
2010
|2010/8/12(木曜日)-23:54| カテゴリー: F
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F36話「ハイパーシュートの危機」より。
ハイパーシュートネタでフィクを書いているうちに、どうしようもないギャグが思い浮かんだので投下。
本当は自分絵で4コマにするつもりだったんだけど、その時間が無さそうなので、アニメ本編の絵をかりてとりあえずネタだけメモ。
1コマ目と2コマ目は、4コマ描く時は白色レグホンに変更の予定。
7月
30
2010
|2010/7/30(金曜日)-02:57| カテゴリー: F
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F23話「魔のメカランド」。
タンガニア国王を守って、催眠電波に操られた諸君と銃撃戦するアクション南部君を楽しめる回です。
シナリオデータはこちら。
電波車に乗って南部長官がやってくるシーンは、シナリオでは夜で国王は寝ていますが、本編では翌朝になっています。シナリオでは、諸君はホテルの廊下で国王を追いかけることになっていますが、本編では、国王の部屋に踏み込んだ直後に南部長官が到着します。また、本編では南部長官は小型の電波発信機を持ってホテルに入っています。
諸君が銃を構えているところはシナリオ通りです。が、南部長官のアクションは演出の効果で、ずいぶんかっこいいものになっています。
諸君を追いぬいて走る南部長官です。
画面右側には、隠れて様子を伺っている国王。南部長官、諸君に背後から銃で狙われているのに、一気に走って国王の元へ。
と思うと、身軽にテーブルを飛び越える。
顔だけ見せて覗いている国王が何だかかわいいです。
片手に発振器を持ったまま敏捷にテーブルの反対側に着地。
やっぱり、身体能力も運動神経も衰えていない南部長官。10話で見せた戦闘能力はまぐれではありませんでした。
盾にするためにテーブルを立てます。花瓶は床に落っこちて粉々、花は散らばってしまいます。
国王が使う部屋だけあって、家具も高級品なのか、かなり厚い板でできているテーブルです。
懐から銃を引きぬく南部長官。
シナリオでは、一発目は麻酔弾でしたが、本編ではそのまま実弾で諸君と撃ちあう展開になります。
銃の形は、諸君たちのと同じもののようです。
10話では、操られた南部長官が諸君と撃ち合いましたが、今回は、諸君の方が操られる展開です。初代で操られて、というか猿の脳波にされたときは、ジョーの手刀で済んでましたが、Fでは、どっちが操られても銃撃戦になるようです。
7月
20
2010
|2010/7/20(火曜日)-23:16| カテゴリー: F
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F42話「南部長官の最期」。
南部博士ファンとしてはヽ(`Д´)ノウワァァン!!な回なんですが、見ているうちにどうも引っかかることが。
まず、南部長官ですが、致命傷を喰らう前に腕を撃たれています。その後、胸だか腹だかを撃たれたのが致命傷です。タツノコアニメのポリシーとして出血が直接描かれないために、どこを撃たれたかはっきりしません。
ただ、一発目の腕をずっと庇ったまま二発目が命中しているわけで、左腕を抑えた右腕は、図の通りの姿勢を取ればわかるように、ほぼ心臓の上を覆う形になります。ですから、二発目は心臓直撃ではないはずです。
健が駆け寄って抱き起こします。
南部「健」
南部「健、宇宙パルスの正体は、おそるべき反物質……」
健「いけない、しゃべったらいけない」
南部「反物質小惑星と、それを作り出している7つの宇宙ステーション」
南部「地球を、みんなで、た、頼む……」
これだけ話をする間、南部長官、意識はあったわけですよ。
話し終わって南部長官、がくっと力が抜けます。
健、そのままそっと南部長官を床に寝かせて大激怒。エゴボスラーを追い掛け回します。残りの諸君はギャラクター兵士と取っ組み合い。
つまりこの間、南部長官はそのまま床に転がされていたようです。
その後、鉄獣を破壊して南部長官をスパルタンに回収。スパルタンは不時着して、諸君が取り囲んで泣いてるし健は感傷に浸ってるし。
さて、USAの場合ですが、銃がらみの事件でERに担ぎ込まれた人の死亡率は5%、その後入院して死亡したのが8%という数値があります。
エゴボスラーの銃、どう見てもルガーP08です。ということは、9mmパラべラムで撃たれたと考えるべきでしょう。こいつで撃たれて暫く話ができる状態だったということは、中で傷が広がっていたとしても、止血して急いで病院に搬送すれば、助かったかもしれないわけです。来院時心肺停止でも、向こうの世界の科学技術は結構進んでるみたいですから、何とかなったかもしれません。
ところが。
健は心肺停止もろくに確認せずに南部長官を放置してエゴボスラーと追いかけっこ。抱き抱えて手袋の上から片手を握ってただけで、脈もろくに見ないで「長官死んじゃった」と思い込んでました。残る4人はというと、ギャラクター兵士と取っ組み合ってて、誰一人南部長官が本当に死んでるかどうかの確認をしていない。出血がひどくなって健に抱かれたまま失神したのだとしても、南部長官は暫くは生きていた可能性が高そうです。南部長官、声には出せないけれど、きっと「戦闘は後回しでいいからまず止血して病院に運んでくれー!」と思っていたに違いありません(爆)。しかし、諸君は、止血も蘇生法も行わずに南部長官を放置。
南部長官が諸君に応急処置のやり方を叩き込んでおかなかったのが今回の本当の敗因かもしれません。
2人くらいで止血と蘇生法をやりつつ残る3人で戦いながら全速力で退却、スパルタンで最寄の病院に搬送する、というのが、最も南部長官が助かる可能性が高い行動だったのに……。手当が早ければ早いほど助かる確率も上がるのに……。医師免許持ちの南部君、諸君の教育を間違えた模様です。
しかも諸君ときたら、鉄獣を破壊した後、スパルタンを不時着させて全員で長官を取り囲んで泣いてます。これでますます手遅れになって、完全に南部長官に止めをさしたのではないかと思われます。仮死状態でもこんな扱いだと完璧に死ぬわな。しかも諸君は、自分たちのせいで手遅れになったとは全く気づいてないみたいです。( ノ∀`)あちゃー。
7月
19
2010
|2010/7/19(月曜日)-11:58| カテゴリー: F, 考察や議論など
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7月
17
2010
|2010/7/17(土曜日)-22:55| カテゴリー: F, 考察や議論など
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F10話「危うし!ガッチャマン基地」は、アクション南部長官を堪能できる回です。
ヴィッテンドルフに操られた南部長官と諸君で銃撃戦、という展開なのですが、シナリオと演出の違いでなかなか興味深いことがわかったので、まとめてみます。
まず、シナリオデータはこちら。
本編では、日が暮れた直後くらいにISO本部前からヘリで飛び立つ南部長官&係官ですが、シナリオでは早朝出かけることになっています。
本編では、射撃訓練場で甚平がブレスレットを落として壊すシーンがあります。ここで壊してしまったため、夜、甚平は部屋でブレスレットの修理をすることになり、その時、南部長官を操っている針の影響でブレスレットが赤く光ることがヒントになって、後で南部長官を操っている眼鏡の異常に気づく、という展開になります。一方、シナリオでは、甚平がブレスレットを壊すシーンがありません。このため、南部長官が起きだして暴れ始めた時、甚平は寝ています。南部がお父さんだったら……のような、ほのぼのとした内容を寝言で呟いています。
格納庫で暴れる南部長官が、梁の上に飛ぶシーンは演出で追加されたもので、シナリオにはありません。派手な演出のおかげて、さらにアクション南部君を楽しめる結果になっています。
シナリオの銃撃戦のシーンは、積極的に南部長官に銃を向けるのが健とジョー、南部長官をかばうのが甚平、という役割です。本編では逆で、撃つのを躊躇うジョー、手出しできずに肩をかすって撃たれる健、眼鏡の異常に気づいた甚平と南部長官で一対一の銃撃戦をしており、シナリオとは逆の役割が振られています。
最後に眼鏡を飛ばすシーンですが、シナリオではスワロートップで南部長官の眼鏡を狙って落とし、蔓が裂けて針が出る、となっています。つまり眼鏡は破損するんですね。本編では、甚平が銃で眼鏡を撃ち落とします。針はくっついていますが、眼鏡は無傷です。やたら頑丈な南部長官の眼鏡は、演出さんによるものでした(笑)。
射撃訓練場で、甚平だけが銃ではなくスワロートップで遊んでいたので、南部長官を救うのもスワロートップにした、というのが脚本の意図だったのかもしれません。ただ、一対一の銃撃戦の方が派手で燃える展開ではないかと思います。
シナリオでは、基地に入る際にX線検査があることになっていて、検査をすっ飛ばした南部長官が鴨技師長に説教(!)されています。このシーンは本編ではカットされています。このシーンがあったとしたら、検査をしても、検査に引っかからないほど小型の機械で本人が操られるということになり、厳しい検査すらすり抜けさせるギャラクターの恐ろしさがより一層際立ったことでしょう。また、鴨に言われて素直に従う南部長官という、決めたことは守るという姿勢を演出することもできたかと思います。長官だからといって自分を特別扱いはしない、というのが出ると、南部長官の魅力が増したかなぁ、と思うと、カットされたのはちょっと残念ですね。
ガッチャマン基地の扱いについて。映像では、崖の中腹の岩が開く出入口があって、内部を繰り抜いて作った空洞内に基地の建物がある、という構造です。一方、シナリオでは、フィヨルドの中で霧に閉ざされる形で隠されているというイメージです。基地は海の上にあることが想定されていて、南部のセリフに「海のもくず」というのが出てきます。実は、後の回で、ガッチャマン基地の位置を示す地図が出るのですが、スカンジナビア半島のノルウェー海に面した地点が示されていました。地名については架空のものが使われますが、陸地の形状は現実の地球にほぼ対応しているのが、初代から続くガッチャマンの設定であることを考えると、ノルウェーのどこか、という設定は早いうちにあったと思われます。ただ、場所が海の上なのか地中なのかということについては後から決まったのかもしれません。つまり、このシナリオが書かれた時点では、脚本家に、「基地はノルウェーのフィヨルドのあたり」ということしか情報が伝わって無かった可能性があります。地中とわかっていれば「海のもくずとなる」がセリフとして出てくることはありえませんので。
X線検査のシーンはあった方がリアリティを増したかな、と思います。この部分はシナリオの方を評価したいです。格納庫での銃撃戦は、アクション南部君を堪能させてくれる演出さんに座布団を差し上げたいです。
7月
7
2010
|2010/7/7(水曜日)-17:45| カテゴリー: F
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F42話「南部長官の最期」。
射殺されちゃうのでこの回は南部君のファンとしては普通に泣けるんですが(しかも殺され方が情けない)、そのちょっと前の南部長官の戦闘がすごい。
エゴボスラーと向きあって、隙を見てワイングラスに自白剤投入、宇宙パルスの謎を訊き出していたら、エゴボスラーが助けを呼んでしまい、異変に気づいたケンペラーが駆けつけてきます。エゴボスラーは画像の手前の方に居ます。画像奥の出入口の扉に向かって走って行き、扉をロックした後で、右側に並んでいる大型コンピューターに飛びつく南部長官。
かなり重量のありそうなコンピューターの筐体を引き倒してます。
そのまま倒すのではなくて、回して倒して扉の前のバリケードにします。
Fの10話、23話、37話では射撃の腕を披露してくれましたが、今回は力技を披露してくれます。ジョーや竜も見てたらびっくりしたんじゃないかな。
答えてもらおう。AQ3の正体とは一体何だ!
知らんはずはない、答えろ!
コンピューターに寄りかかって、何だか余裕たっぷりに尋問開始。まあ、スコポラミン&拷問で消耗していたというのもあるんでしょうが……。
ところが後ろからダクトのフタを蹴り落としてギャラクター兵士登場。
後ろから銃撃されて慌てて伏せる。
消耗してても反応が早い。
転がりながら銃撃を躱します。
この動き、かなり敏捷です。
逃げてるだけではいずれは撃たれるわけで、反撃も考えていたらしい。
エゴボスラーが投げつけて、床に落ちて割れたワイングラスの破片を拾って……。
気合もろとも兵士に投げます。
これも素早い動きでした。
きっちり急所に命中させます。兵士は部屋の中に落下。
健のブーメランを持たせても余裕で使いこなすんじゃないかという腕です。
すかさず兵士の落とした銃を拾う。
後続部隊が来ないか注意しつつ後退。
倒したコンピューターの反対側から、上部ダクトの兵士相手に銃撃戦。
毒林檎と7人の小人とは何のことだ。答えろ、答えるんだエゴボスラー!
そんなことはない、何かあるはずだ。思い出せ!探せ、記憶の糸を辿ってでも探し出せ!
その反物質小惑星はどのあたりで作られているんだ。
答えろ、それは一体どのあたりで作られているんだ!
北極星の方向、そのあと!
……銃撃戦やりながら尋問続行です。兵士を2人ばかり倒して、訊き出さなきゃならないことは全部訊き出してしまう南部長官。
やっぱりISO本部の長官室に置いておくのはもったいないです。冗談抜きでG0号が務まりそうです。
南部博士ってば初代の時はまだ大人しかったのに、IIでだんだんぶっ飛んで、Fでアクションキャラとして完全にはっちゃけたというか……。Fで現場に出れなくなってストレスが溜まっていたので、たまに現場に出ると大暴れするということなのか。
本気出してる南部長官が相手だと、ギャラクターの一般兵士の分隊の1つや2つ、あっさり全滅しそうです。
このあと、バリケードでふさいだドアを破ってメカンドル登場。多勢に無勢で再び取り押さえられる南部長官。そのままエゴボスラーに腕を撃たれ、救出に来た諸君の目の前で胸あたりを撃たれ、健の腕の中で絶命するって展開なんですが(泣)。
せっかくこんなに面白い方向にヒャッハーしたんだから、殺さないでおいてほしかったです、まったく……。
というかある程度防弾性能のあるバードスーツの開発に成功したんだから、自分の背広ネクタイも防弾仕様にしておけって>南部君。
7月
7
|2010/7/7(水曜日)-01:00| カテゴリー: F, 雑記
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ツイッターの南部博士botを作ってるんだけど、やっと「南部長官の最後」のチェック終了。
キャプ画像集めと一緒にチェックしてるもんだから、覚悟してからでないと長官死亡の回のチェックに入れなかったのよ。
で、やってみて、当時のスタッフ気合いれまくりだな、と。キャプ画像の枚数が、南部博士登場シーンが多かった他の回の3倍から4倍はある。それもバンクじゃなくて新作で、ただこの1回のために作られたものが………。
休日出勤の代休でお休みもらってやっとできた。
これで南部長官は生身じゃ登場しないので、残り5話のチェックは楽勝かなぁ……。
それにしてもこんな死に方しなくたって(泣)。ってかここで南部長官殺してもストーリー上の意味が無いし。鳥海尽三氏は天罰だって言ってたけど、考えてみたら十分大変な目に遭ってるぞ>南部博士。天罰イラネ。
南部君も南部君だよなぁ、科学者なら自分で宇宙パルスの謎を解けよ、エゴボスラーに教わろうなんてヘタレなこと考えやがってこのバカヤロー!(泣)。
南部博士のセル画欲しいなぁ(オークションじゃ全く見かけない)って思ってたけど、額に入れたりしたらまんま遺影になって別の意味でも泣けそうだわ……。
7月
1
2010
|2010/7/1(木曜日)-04:11| カテゴリー: F
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F41話「崩壊!ガッチャマン基地」と、続きのF42話「南部長官の最期」。
ギャラクターの本部ギャラタウンらしき場所が大体わかったので、諸君が出撃。ところが、ISOに紛れ込んでいたスパイが、健に電波発信する特殊な金属の粉を付け、ガッチャマン基地の場所がエゴボスラーにバレてしまいます。鉄獣の地中魚雷で基地が攻撃されるんですが、諸君を呼び戻すわけにもいかないので、南部長官自らが出撃。
国連軍第七機動部隊、第七機動部隊緊急出動、指揮は私がとる。
ISO長官って、国連軍の指揮権を掻っ攫うだけの権限を持ってるみたいです。すごいな。
指揮は私がとるってどうするのかと思ったら、こう↓なりました。
乗り込むシーンを見ているとわかりますが、南部長官は手ぶらです。
戦闘機の操縦席(後部座席も)は、狭いんですよ。イジェクションシートと、その中に収納されたサバイバルキットなんかで埋まってて、余計なものを持ち込むスペースはありません。小物くらいなら、機内のフタ付きのスペースに収納できますが、荷物を持ち込むのは無理です。戦闘機は普通に背面とか宙返りとかするので、荷物はくくりつけておくだけではダメです。ほどけたら最後操縦席を飛びまわるので危険です。
目の前は後部座席の操縦桿やら計器類、背後はシートで、身動きできるスペースもそんなにありません。
鴨技師長が脱出して地上に出てきたのを見て、ガッチャマン基地が壊滅したことを悟った南部長官。
戦闘機の方は怪しい赤色のビームを浴びせられて操縦不能に。パイロットに脱出命令を与えた後、宇宙パルスの謎を知るために南部長官は戦闘機ごと鉄獣に吸い込まれます。
後部座席もイジェクションシートなので、脱出する気があれば飛び出せたはずですが、宇宙パルスの方が気がかりだったようで……。
自力で操縦桿握って飛び込んで欲しかった気もしますが、やるとなると空母に着艦するのと同程度の難易度になりそうですねぇ。
捕虜になって、エゴボスラーの前に連れてこられた南部長官。まだパイロットスーツ姿のままです。
ところが。
42話の最初の方で、エゴボスラーの前で鎖で吊るされている時にはいつものスーツ姿に。
あの後部座席に着替のスーツ一式は入らないと思います(汗)。無理やり強引に突っ込んだとしたら、出した時にしわくちゃの上形も崩れててどうにもならなさそうです。博士の美意識にも反しそう。
戦闘機で荷物を運ぶ方法としては、トラベルポッドというのがあるそうです。燃料用のドロップタンクの位置に取り付けるポッドで、中が空洞になっていて、手荷物を運べます。
後でわかるように、上着のボタンに自白剤仕込んだ物騒な特別製のスーツではあるんですが、しかし、一体何と言って着替を運び込んだのやら……。
国連軍の将校でもないISO長官が航空部隊の指揮権を横からかっさらっておいて、「着替えのスーツ一式を積んでおいてくれたまえ」なんて言った日にゃ、「お前んとこの基地がやばいというこの緊急時に、長官一体何考えてんだ」と思われそうです(汗)。出撃の時にはエゴボスラーに捕まる予定は無かったみたいですし。「万が一捕虜になった時に使う予定だ」などと正直に説明したところで、普通の人にとっては意味不明というか理解不能ですよ。捕虜になったら、相手のボスに自白剤一服盛って宇宙パルスの謎を聞き出そうなんてぶっ飛んだことを考えるのは南部博士だけですってば。
まあでも自分で出撃しちゃうような南部博士だから、私もこんな↓イラストを描きたくなったりするわけなんですけどね(ヘルメットがジゴキラー模様なのは仕様ですw)。描いた時のイメージとしては41話の出撃直前くらいです。本編のスーツが耐Gスーツに見えなかったので、きちんと耐Gスーツを着せてみたかったので描きました。
6月
19
2010
|2010/6/19(土曜日)-00:06| カテゴリー: F, 初代
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初代98話。最終回に向けてジョーの体調不良が語られ始める回です。
合体に遅れた後、ブリーフィングにも遅れて来たジョーと南部博士のやりとり。
南部「いや、理由の如何に関わらず任務を怠ることは許せない。一人の油断が全員の死につながるからだ」
ジョー「俺が居てもいなくても、危ねぇときは危ねぇのさ」
南部「何ぃ?」
南部博士、思いっきり不機嫌に。
そんなことにはおかまいなしのジョーの言葉。
反対に勝てる時は俺一人でも勝てる。机に座って指図してるのと実戦とは違いますよ。
うわー、ジョー言っちゃったよジョー……。
南部博士の指図は役立たないと……。案の定、
そうか、私の指図は要らないようだな。それならジョー、今度の任務は君一人にやってもらおうか。
博士、席を立って部屋を出てってしまいます。
もっとも、博士の方は、ジョーに、メッケルを更生させることをきっかけにして成長してほしいと願っていました。ジョーひとりに対処させるように言ってはいますが、ジョーを見捨てたわけではなくて、実際にはジョーのことを心配しています。
でもそれだけで済むはずがありません。諸君を送り出した後、あからさまに態度には出さなかったけれども、それは精神力で抑えていただけで、いつだって実際にはかなり気をもんだり心配したりしていたはずです。なのに、指揮官と現場との距離を指摘されてしまった。諸君とは違って、この手のプライドを傷つける発言、南部博士は延々覚えているはずです(たぶん)。ジョーを心配しているということと、さしあたり埋めようがない部分を思い切り突っ込まれたというのは、また別の話です。南部博士、傷ついたよきっと……。それでも、大人の指揮官だけあって、いじけたり拗ねたりはしなかったけど。
本当にもうまったく、博士に何てこと言っちゃったんだよ、ジョー。
そんなこと言うから……そんなこと言うから……。
後でこんなこと↓に(爆)(F37話)。
通路をやってくるギャラクター兵士を倒しまくりです。
弾切れしちゃったタイミングで、下からは白兵戦専門のレスラーコマンドが。それでもひるまず、さんざん撃ちまくって熱くなった銃身をレスラーコマンドに叩きつけます。
握ってひるんだ隙に体当たりして階段の下へ突き落とします。身長3メートル以上、捕まったら最後3秒で首の骨へし折られそうな怪力自慢の相手と正面から格闘戦ですよ……。体格差も体重差も物ともしないで突撃してます。しかもこの体当たり、かなり敏捷です。
後ろから狙われながら階段を一気に駆け上がる。
ジュンからもらった手榴弾のピンを口で引きぬいて、階下の兵士を吹き飛ばします。
南部博士(現ISO長官)、実戦しまくりというかむしろ大暴れですよ……。
ジョー、昔に言ったことはとっくに忘れてるんじゃないかと思いますけど……。
机に座って指図だけしてるなどと南部博士をバカにしてたらとんでもないことになります。最前線に出てきても立派に戦力ですよ南部博士は。このあと弾切れで屋上に逃れたけど、十分な武器弾薬を持たせたらどれだけ相手に損害を与えていたことか。
とりあえず、前言撤回した方が良いかと思います>ジョー。