捕まってるし……(初代 97話)

|2010/7/11(日曜日)-12:25| カテゴリー: 初代
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 97話「明日なき宇宙船レオナ3号」。
 南部博士の油断で事件が起きる、という珍しい回です。
 国連軍の宇宙基地から宇宙船レオナ3号が打ち上げられ、某国大統領(国の名前は語られず)やスタッフと一緒に、南部博士が打ち上げを見守っています。
 大統領が、帰りにISOの上を飛ぶので南部博士を一緒のヘリで送る、ということを南部博士に提案しています。さらに、「実は祝杯をあげようと思ってな。悪いが、付き合ってくれたまえ」と言われて、気乗りはしないものの南部博士はそれに従い、大統領のヘリに乗り込みます。ところが、大統領は既に暗殺されていて、基地に来ていた大統領は偽物、南部博士はカッツェに捕まってしまいます。

 囚われの南部博士。サイナン国にある世界最大の原子力センターのタービンをおいた部屋、タービンブレードのシャフトの上に乗せられています。

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 外に助けを呼ぶ。腕時計のりゅうずを出し入れすると、文字盤の脇のパネルが光って信号を送る仕組みです。ギャラクターに妨害されていたのですが、忍者隊をおびき寄せるためにわざとに妨害をやめたので、諸君がやってくることになります。南部博士の腕時計は、「皆殺しのメカ魔球」でも登場していましたが、色も形も違っています。

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 この回は、他にもいくつかチェックポイントがあります。
 南部博士よりも先に諸君は別荘にもどっているのですが、別荘内のモニター画面にアンダーソン長官が出てきます。

アンダーソン「ガッチャマン、南部博士からはまだ連絡は無いか」
健「はい、まだ何も」
アンダーソン「そうか……どうやらとんでもないことに巻き込まれたようだな」
健「と、いいますと?」
アンダーソン「今から3時間前、つまり宇宙ロケット打ち上げの1時間前、大統領官邸が襲われ、何者かに大統領が暗殺されていたことがわかったんだ」

健「長官、するとニセの大統領ということですか」
アンダーソン「そうだ。そのニセの大統領に南部博士が誘拐されたということだ」
甚平「確かなんですか」
アンダーソン「未だに行方がわからないということが何よりの証拠だ」

 まず、別荘の方は基地としての機能を再び備えたようです。三日月基地が壊された直後は、ISOとの連絡手段すら無いと南部博士が嘆いていましたが、長官とのホットラインがある以上、連絡手段は完全復活と考えていいでしょう。
 次に、アンダーソン長官は普段から南部博士の居場所を把握している、あるいは連絡が行く仕組みになっているらしいことがわかります。諸君とアンダーソン長官のどちらが先に以上を察知したのかはわかりませんが、定時連絡が無かったのでアンダーソン長官が諸君に問い合わせたか、あるいは諸君からアンダーソン長官に問い合わせたか、とにかく南部博士と連絡がとれなくなった場合には、諸君と長官で、速やかに情報を共有するしくみが出来ているようです。

 南部博士を探しに行く諸君のゴッドフェニックスに、再びアンダーソン長官から通信。

アンダーソン「あの宇宙船の制御装置を作ったのは、南部博士のグループだ。南部博士なら、何とか事態を進展させる手掛かりを見つけ出すことができるかもしれない。もし、そのまま放っておくと、レオナ3号は地球に戻る軌道をとり、火の玉となって落下する。宇宙ステーションの計算によると、レオナ3号が地球に激突すると推定される場所は、サイナン国にあるシャーク半島あたり、時間にして約1時間後だ。仮に人々を緊急避難させても、二百万人の死傷者が出る。落下地点から周囲4キロにわたって、大きなダメージを受けると推定される。諸君、大至急南部博士を捜し出してくれたまえ」

 普通は、アンダーソン長官の命令ではダメで、南部博士の命令が無いと忍者隊は出動できないのですが「南部博士を探せ」はOKらしいです。当然か。まず探し出さないと命令も聞けないわけで。

 無事に発見された南部博士。「済まない……」の一言しか言えませんでした。

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 レオナ3号がまさにこの場所に落下してくると聞いて、愕然となる南部博士。

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 ちょっと前までは「別の方法で脱出することを考えるんだ」などと言っていたのに、

あぁ……済まない、私の不注意でこんなことに……。もう少し注意していれば……日頃君達に口やかましく言っていたのに

 と、諸君に詫びを入れてます。脱出方法は結局ジョーが思いつく。

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 救出されてゴッドフェニックスで脱出した後のやりとりはこんなものでした。

健「博士、早く宇宙基地へ通報してください。レオナ3号の軌道を変える手立てを。さあ、早くしてください」
南部「無理だ。今となっては何の手立てもない」

南部「駄目だ。おそらく奴等は、ロケットの修正装置を破壊し、軌道を逸れさせたに違いない。二度と元の軌道に戻れないで、逸れたままの軌道を飛び続けるのだ」
健「それじゃあ、このまま手をこまねいてみているんですか」

 そこへアンダーソン長官からの通信が。

アンダーソン「南部博士、無事で良かった。しかし、宇宙船をコントロールする手段が無いとは本当かね」
南部「残念ながら」
アンダーソン「国際科学技術庁としては最後の決断の時が来たようだな」
南部「致し方ありません。こうなった以上、レオナ3号を爆破して、地上の人々を救うしかありません」
アンダーソン「では、頼むぞ」

 ゴッドフェニックス内の会話が普段から南部博士に筒抜けなんじゃないかということをちょっと前に書きましたが、アンダーソン長官にも筒抜けだったってことですかね。あるいは、宇宙基地側で手段無しという結論が既に出ていたので、それを確認したのか。シーンが短いのではっきりしません。

 レオナ3号の破壊が決定したので、竜に高度6000メートルまでゴッドフェニックスを上昇させるように指示し、レオナ3号に連絡をとろうとします。レオナ3号の飛行士達は、状況を悟って無線には応答してきません。

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 超バードミサイルの発射命令を出しますが、健がすぐには撃たなかったので慌てまくる。

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 この手の厳しい判断を迫られた時に頼りになるのはやっぱりジョーで、南部博士を押しのけて発射ボタンの方へ行こうとします。

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 結局、最後の一瞬に覚悟を決めた健が、二人を押しのけてボタンを押します。びっくりしている南部博士とジョー。

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 「ガッチャマン鑑賞の手引き」では、南部博士にあれこれ厳しいことが書かれているので、博士ファンとしては一応弁護しておきます。

 まず、レオナ3号の打ち上げは、某国の主導でISOが全面協力してやったというもののようです。成功したら大統領が祝杯、ということになっていますので。
 大統領が南部博士を送ろうと言った内容からは、普通にヘリで飛ぶと宇宙基地→ISO→某国と移動することがわかります。ところが、その直後の祝杯云々に付き合うことになると、宇宙基地→ISO→某国→ISO、と飛ぶことになります。つまり、最初とは話が違っているわけで、このあたりで普段の南部博士なら怪しむはずが、不注意でヘリに乗ってしまったので誘拐されてしまいました。この点は南部博士失敗でしょう。
 南部博士が、大統領の指示に従ったのは、ISOと某国の関係を維持しようといった、大人の事情からでしょう。ISOにはいろいろとスポンサーが居たりするようなので、そりゃ付き合いも必要だろうと。
 ロケットの制御装置を作ったのが南部博士のグループでも、全体を知っているのが南部博士ただ一人というのは想定しがたいです。トラブルが起きたときの対応マニュアルもそれなりのものがあるはずですし、想定外のことが起きたとしても、グループのメンバーを集めて協議すれば、アイデアは出尽くすはずです。まあ、南部博士が居ると、奇抜なアイデアを出してくれるという可能性はあって、みんなが頼りにしているということはあるかもしれませんけど、南部博士一人に宇宙船の制御の回復がかかってくるということは無いはずです。
 レオナ3号は軌道修正装置を破壊された上に、特殊誘導電波で操られています。この工作がなされたのは宇宙船の打ち上げ前の製造段階ということになります。設計して製造までやったのが南部博士のチームですから、チーム内にギャラクターの工作員が居たか、それとも、宇宙船の組み立てをやった技術者の中にギャラクターの工作員が居たか、どちらかでしょう。チーム内であればメンバーのチェックが甘かったということで南部博士にも責任の一端があるかもしれませんが、組み立ての技術者の編成や管理は南部博士の責任ではないでしょう。
 先にレオナ3号に破壊工作がなされていたので、南部博士が誘拐されなかったとしても、地上側から宇宙船のの制御をすることは難しかったと思われます。時間があれば、特殊電波を発信している発信源を見付け出して叩き、ギャラクター側の設備を使って軌道修正するという手がとれたところ、誘拐されたためにその作戦を指示する時間的余裕が全く無くなったということはあるかもしれません。
 最後のレオナ3号の爆破の決定ですが、やりとりを見た限り、アンダーソン長官の決定になってます。やりとりの中では長官は明言していませんが、南部博士が渋った場合は、アンダーソン長官が決定を伝えることになったと思われます。
 健はミサイルを撃つことをためらっています。気持ちはわかるのですが、大気との摩擦で火の玉となって地面に激突すれば、中の飛行士達はどの道助かりません。ミサイルで破壊したとして、死ぬのが数分早いか遅いかだけの話です。一方、地面に激突すれば地上の死亡者推定200万人ということなので、この場合はアンダーソン長官や南部博士の指示の方が正しいでしょう。
 なお、ゴッドフェニックスと超バードミサイルの性能が凄いということもわかった回です。大気圏を脱出して飛ぶ宇宙船が再び大気圏突入して落ちてくる速度って、ほとんど軌道を回る速度に近いです。作業としては弾道ミサイルをミサイルで迎撃するのと変わりません。6000メートルを飛びながら、音速の数倍の速度で落ちてくる宇宙船に確実にミサイルを命中させるって、かなり難しいはずです。弾道ミサイルに対する迎撃ミサイルの開発って、今でも、大気圏外まで飛ばして迎撃するものと、大気圏再突入時に迎撃するものしかなく、大気圏突入後に迎撃するものは無いようです。まあ、あんまり低高度で爆発させても、地上に被害が出てしまうので迎撃の意味がないというのもありますが……。それを考えると、大気圏突入後のレオナ3号の破壊をやってのけた技術というのは凄まじいと思うんですよ。南部博士、一体どこに力を入れてゴッドフェニックスと超バードミサイルを開発したんだか……。単にミサイルの破壊力を上げただけじゃなかったのね。



ブリーフィング(初代 96話)

|2010/7/10(土曜日)-01:20| カテゴリー: 初代
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 96話「ギャラクター本部に突入せよ」

 爆発で出てきた精巧なメカの部品について、諸君に説明する南部博士。別荘の中にはこういう部屋もあるんですね。

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 スライドのスイッチを操作しています。右手に持っているのがスライドのリモコンです。装置の大きさと、金属線でつながったリモコンには、やはり70年代の雰囲気がありますね。

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詳しいことはまだわからないが、国際科学技術庁本部の情報部が、この回収した部品を分析した結果、80%の確率で、ギャラクター本部がイエロー川の上流にあるに違いないという結論を出したのだ。

 この手の怪しいものが出てきたとき、南部博士自らが調査する場合と、ISO本部や情報部が調査して結果を南部博士に回してくる場合があるようです。情報部に仕事を出せる立場ではあるけれども、指揮下においているというわけではないみたいですね。

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 目を開けてる時はあんまりはっきりしないんですが、目を閉じると、南部博士ってば睫毛がそれなりにたっぷりあって長くてかわいいです。

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 出撃指令を出す時には既に情報を持っていて、説明したりしているから、南部博士は働き者に見えるんでしょうねぇ。



見返り南部博士(7話)

|2010/7/8(木曜日)-23:21| カテゴリー: 見返り南部博士
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 見返り美人図というのがありまして。
 こんなの↓で、東京国立博物館の所蔵です。菱川師宣筆(ひしかわもろのぶひつ)です。

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 なぜかこの構図に触発(?)されまして、ツイッターの南部博士botをつくりながら、見返ってるポーズばっかりキャプって集めておりました(爆)。
 まあ、初代の前半はチェックが甘いので、もういちど確認しなおさないといけませんが……。とりあえず、初代からFまで通して見終わったので、ためてあるキャプ画像を紹介しつつ鑑賞したいと思います。オリジナルはあくまでも上の画像です(と言い張ってみる)。

 ということで、新シリーズ「見返り南部博士」です。
 イケメン南部博士に「見返り美人図」の向こうを張ってもらおうという、かなり無理のある企画です。

 とはいえ、美人図と同じ姿勢というのはほとんどありませんので、「見返り」の定義としては
(1)南部博士の背中がこちら側(手前側)を向いている
(2)顔は横顔かそれ以上に手前側を向いていて、かつ、視線も手前に向いている
という条件としました。

 というわけで(どんな訳だよ)、7話の見返り南部君です。超金属ウィスカーの説明を諸君に向かってしているところです。まだ基地はできていないので、別荘の一室です。

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 見返り南部博士コレクションをなぜ始めたのか、こんなものばっかり集めて一体何になるのか、何をしたいのか、考えれば考えるほど自分でも意味不明すぎて、わけがわかりません。
 南部博士見返ってるけどだから何?って感じです。でもそれがかわいい……。



ブリーフィング(初代 95話)

|2010/7/8(木曜日)-22:57| カテゴリー: 初代
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 95話「合体忍者大魔神」。
 ジュンに向かって任務内容を説明中の南部博士。

そうだ。ところがこの山の麓に最近奇怪な殺人事件が発生した。麓の人たちは、古代忍者の守護神である魔神の仕業だと恐れて、誰一人として山に近づこうとしない。だがこれは間違いなく人間の仕業だ。

 南部博士は幽霊を信じない人でした。多分、魔神も信じないのでしょう。

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 ただ、今回はギャラクターのやり方が間抜けです。麓の人々を近づけないために奇怪な事件を起こしたら、麓の人々は近寄らないかわりに南部博士の興味を引いてしまい、忍者隊が派遣される結果になります。幽霊も魔神も信じなさそうなのがギャラクターの対抗勢力のヘッドをやってるわけですから、怪奇現象を起こすと逆効果です。

うむ。だが、何者かがジュピター山に人を近づけまいとしていることはたしかだ。それが誰なのか、君に探り出してもらいたい。

 とまあ、お約束通りの展開に。

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 今回は、甚平が自分のルーツを探るために、ジュピター山に向かって、ジュピター忍者軍団と戦うことになります。ジュンは任務で来ていて、他の諸君も合流しますが。
 ジュピター忍者軍団は、戦闘集団を平和な時代に維持する必要が無いからとお頭が解散したのを、カッツェがやってきて再編したということになっています。ジュピター忍者軍団の合体魔神攻撃vs.科学忍者隊の竜巻ファイター、という燃えるバトルも見られる回です。
 結局、甚平のルーツは明らかにはなりませんでした。お頭の息子か?という状況証拠はあったのですが、息子の特徴である右手の痣は甚平にはありませんでした。
 このジュピター忍者軍団ですが、騎兵隊なんですよ。
 こんなふうに、2頭立ての馬車に乗ってます。

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 最初に見た時はスルーしてたんですが、今回見なおしてみて、何このビューティフル・ヒューマン・ライフですな一団は!と爆笑してしまいました。昔そういうCMがあったんですよ。IGINでしたっけ……。



やっぱり戦闘能力がすごい(F 42話)

|2010/7/7(水曜日)-17:45| カテゴリー: F
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 F42話「南部長官の最期」。
 射殺されちゃうのでこの回は南部君のファンとしては普通に泣けるんですが(しかも殺され方が情けない)、そのちょっと前の南部長官の戦闘がすごい。

 エゴボスラーと向きあって、隙を見てワイングラスに自白剤投入、宇宙パルスの謎を訊き出していたら、エゴボスラーが助けを呼んでしまい、異変に気づいたケンペラーが駆けつけてきます。エゴボスラーは画像の手前の方に居ます。画像奥の出入口の扉に向かって走って行き、扉をロックした後で、右側に並んでいる大型コンピューターに飛びつく南部長官。

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 かなり重量のありそうなコンピューターの筐体を引き倒してます。

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 そのまま倒すのではなくて、回して倒して扉の前のバリケードにします。
 Fの10話、23話、37話では射撃の腕を披露してくれましたが、今回は力技を披露してくれます。ジョーや竜も見てたらびっくりしたんじゃないかな。

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答えてもらおう。AQ3の正体とは一体何だ!

知らんはずはない、答えろ!

 コンピューターに寄りかかって、何だか余裕たっぷりに尋問開始。まあ、スコポラミン&拷問で消耗していたというのもあるんでしょうが……。

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 ところが後ろからダクトのフタを蹴り落としてギャラクター兵士登場。

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 後ろから銃撃されて慌てて伏せる。
 消耗してても反応が早い。

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 転がりながら銃撃を躱します。

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 この動き、かなり敏捷です。
 逃げてるだけではいずれは撃たれるわけで、反撃も考えていたらしい。

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 エゴボスラーが投げつけて、床に落ちて割れたワイングラスの破片を拾って……。

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 気合もろとも兵士に投げます。
 これも素早い動きでした。

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 きっちり急所に命中させます。兵士は部屋の中に落下。
 健のブーメランを持たせても余裕で使いこなすんじゃないかという腕です。

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 すかさず兵士の落とした銃を拾う。

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 後続部隊が来ないか注意しつつ後退。

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 倒したコンピューターの反対側から、上部ダクトの兵士相手に銃撃戦。

毒林檎と7人の小人とは何のことだ。答えろ、答えるんだエゴボスラー!

そんなことはない、何かあるはずだ。思い出せ!探せ、記憶の糸を辿ってでも探し出せ!

その反物質小惑星はどのあたりで作られているんだ。
答えろ、それは一体どのあたりで作られているんだ!

北極星の方向、そのあと!

 ……銃撃戦やりながら尋問続行です。兵士を2人ばかり倒して、訊き出さなきゃならないことは全部訊き出してしまう南部長官。

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 やっぱりISO本部の長官室に置いておくのはもったいないです。冗談抜きでG0号が務まりそうです。

 南部博士ってば初代の時はまだ大人しかったのに、IIでだんだんぶっ飛んで、Fでアクションキャラとして完全にはっちゃけたというか……。Fで現場に出れなくなってストレスが溜まっていたので、たまに現場に出ると大暴れするということなのか。
 本気出してる南部長官が相手だと、ギャラクターの一般兵士の分隊の1つや2つ、あっさり全滅しそうです。

 このあと、バリケードでふさいだドアを破ってメカンドル登場。多勢に無勢で再び取り押さえられる南部長官。そのままエゴボスラーに腕を撃たれ、救出に来た諸君の目の前で胸あたりを撃たれ、健の腕の中で絶命するって展開なんですが(泣)。

 せっかくこんなに面白い方向にヒャッハーしたんだから、殺さないでおいてほしかったです、まったく……。

 というかある程度防弾性能のあるバードスーツの開発に成功したんだから、自分の背広ネクタイも防弾仕様にしておけって>南部君。



あ、あと一息だ……

|2010/7/7(水曜日)-01:00| カテゴリー: F, 雑記
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 ツイッターの南部博士botを作ってるんだけど、やっと「南部長官の最後」のチェック終了。
 キャプ画像集めと一緒にチェックしてるもんだから、覚悟してからでないと長官死亡の回のチェックに入れなかったのよ。
 で、やってみて、当時のスタッフ気合いれまくりだな、と。キャプ画像の枚数が、南部博士登場シーンが多かった他の回の3倍から4倍はある。それもバンクじゃなくて新作で、ただこの1回のために作られたものが………。
 休日出勤の代休でお休みもらってやっとできた。

 これで南部長官は生身じゃ登場しないので、残り5話のチェックは楽勝かなぁ……。

 それにしてもこんな死に方しなくたって(泣)。ってかここで南部長官殺してもストーリー上の意味が無いし。鳥海尽三氏は天罰だって言ってたけど、考えてみたら十分大変な目に遭ってるぞ>南部博士。天罰イラネ。

 南部君も南部君だよなぁ、科学者なら自分で宇宙パルスの謎を解けよ、エゴボスラーに教わろうなんてヘタレなこと考えやがってこのバカヤロー!(泣)。
 南部博士のセル画欲しいなぁ(オークションじゃ全く見かけない)って思ってたけど、額に入れたりしたらまんま遺影になって別の意味でも泣けそうだわ……。



仕事中(初代 94話)

|2010/7/6(火曜日)-22:56| カテゴリー: 初代
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 ユートランド市に電力を供給しているトラッシュ発電所を訪れた南部博士。

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ここの超高性能焼却炉でテストしてもらいたいものがあるのです。
実は、つい最近、木星ロケット1号が完成したのですが、宇宙カプセルの耐熱実験をしてもらいたいのです。

 前回は、基地破壊直後でISOとも十分連絡が取れず、南部博士自身も負傷、超バードミサイルの補給のめども立たず、という状態でしたが、今回で大体通常業務に戻っています。

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 所長のコミーべ博士と南部博士との会話。

コミーベ「あ、南部博士」
南部「は?」
コミーベ「今日はお一人でここへ?科学忍者隊の護衛はいないのですか」
南部「彼らは私の護衛のためにあるのではありません。また、どうして?」
コミーベ「いやぁ、世界に名高い忍者隊にまだ会ったことが無いものですから」
南部「彼らも普通の少年達です。最近、ギャラクターも騒ぎを起こしていないので、きっとどこかで遊んでいるのでしょう」

 囮イベントとはいえ、表彰式なんかやってましたから、南部博士と科学忍者隊はセットで認識されているようです。

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 この後、ギャラクターが電気を奪うため発電所を占拠→健、ジュン、甚平が発電所に→カッツェが変装したコミーベに、焼却炉に落とされる→南部が持ち込んだ宇宙ロケットに隠れて三人は無事→反撃、という流れになります。ジョーは事故を起こしてしまって子供に付き添い、竜は親父さんの具合が悪いため帰省の最中なので、出撃は3人だけです。
 コミーべ博士は立派な人物で、ギャラクターに脅されても言いなりになったりはしていませんでした。新型宇宙船のテストを任されるだけのことはあります。
 基地を失って打撃をうけても、他の仕事を続けていて、十分な耐熱性能のある宇宙船を完成させていた南部博士、やっぱり働き者です。



 三日月基地は失うは、超バードミサイルはあと1発しかなくて補充の見通しも無いはで、しょんぼりの南部博士と諸君。カッツェが、歌って踊りながら総裁Xに報告に行ったのとは対照的です。

 落ち込んで悩んでいる南部博士というのは珍しいです。別荘の窓のところでうなだれている博士です。
 何か汗かいてますが、基地で潰された足の傷が癒えておらず調子も悪そうです。

どうしたらいいのだ。国際科学技術庁の巨大な組織を守るにも、連絡方法すらない。マントル計画のデーターも失った。それに、超バードミサイルの製造工場も、三日月基地とともに失ってしまった。

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 負傷した左足をかばって立つ南部博士です。この回、南部博士はずっと左足を引きずっています。松葉杖ライフにならなかったのが不幸中の幸いというか……。
 ハンカチを落としてしまってます。こういう南部博士もかわいいです。汗拭いてあげたい……。

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 「連絡方法すらない」というのは南部博士の言い過ぎだったようで、鉄獣が出現して暴れたので、南部博士の別荘に電話で連絡が来ます。
 きっと、日常的にISOとやり取りしている情報が膨大でコンピューターを使って専用回線で送るとかしていたものが、通信手段が電話線1つになってしまって途方に暮れていたということなんでしょう。基地を作る前は別荘が司令部になっていたので、それなりの機能は持っているはずなんですが、基地ができたので使わない通信機能は止めてしまっていたのかも。
 それはともかく、普通に考えると酷なシーンです。基地を失い補給もできないのは分かりきっているのに、南部博士本人が無事だと知ったら、鉄獣対策せよと言わんばかりに通報が来るという……。博士ってばどこまでもこき使われまくり。
 諸君は、鉄獣が街を攻撃したので出撃しようとするのですが、机の上のスイッチで出入口をロックして止めます。
 そんな装置を何のために別荘に取り付けたのかが謎ですが。

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 諸君を閉じ込めたのとは別の部屋に南部博士は移動していました。机や本が並んでいてそれなりに広い書斎のような部屋でした。内装は、基地っぽい感じでいろいろパネルがはってあります。
 博士の研究場所としては、別荘の屋根裏部屋にあたるところにある普通の洋間っぽい広い書斎が使われたりもしていました。別荘の設備の充実ぶりがわかる回でもあります。
 今度は、国連軍の施設が攻撃されたという電話がかかってきます。南部博士は、攻撃手段と攻撃された場所から、ギャラクターの基地を割り出そうとします。
 仕事が降ってきた方が、立ち直りが早いみたいです>南部博士。さっきまでメゲてたのとはうって変わって、やる気に満ちた表情に。この切替の早さがすてきです。

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 無事に攻撃元を割り出し、諸君に出撃を指令しにやってきます。やっぱり足を引きずりながら歩いてました。ちょっと怖い表情です。歩くとまだかなり痛かったんでしょうねぇ……。

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 諸君が出撃し、ギャラクターの基地に潜入、データを持ち帰ります。
 しかし、別荘の機械にかけたとたん、テープは燃えてなくなってしまいました。
 さすがに南部博士もびっくりです。

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 南部博士の中の人って「なお、このテープは自動的に消滅する」の人ですよね。南部博士の目の前で、再生する前にテープが消滅したので、中の人つながりの演出なのかとツッコミを入れました。



 初代92話「三日月基地の最後」。ガッチャマン105話の中でも屈指の名作で、感動的な回なんですが、見方を変えるとかなり楽しいことに。
 前回、基地を移動させましょうか、という職員に対して「もう遅い……」とつぶやいていた博士ですが、

ロケットエンジン点火、基地を移動させろ!

と、叫んでいました。
 魚雷が命中して浸水、サンゴ礁の切り離しにも失敗してまともに動けないまま基地が沈み始めたので、南部博士は全員に撤退命令を出します。

私は重要書類を始末する。ギャラクターの手に渡らぬようにな。急げ!言うことを聞かぬ者は殴ってでも潜航艇に放り込め!

 健とジュンを職員の救助に行かせます。
 無理とわかってからの判断の速さ、切り替えの速さが素敵です>南部博士。

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 その後、部屋に残って重要書類の処分を始めます。紙の書類って大変ですよね。この分量だとシュレッダーにかけたってかなり時間がかかります。

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 のんびり処理している時間的余裕が無いので、火をつけて燃やすことにしました。
 しかしこれ、実はあまりいい案ではないんです。この手の本やファイルって、火事で丸焼けでも中は焼け残ることがあります。中まで酸素が入って行きづらいから、燃えにくいんですね。ましてや限られた容積の基地の中、破壊されつつあっていつ空調が止まるかわからない状態ですから、酸素の供給を絶たれればそれ以上は燃えません。それ以前に、同じ部屋にいたら酸欠で危なくなるのは南部博士ご本人です。

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 火をつけようとした瞬間、攻撃をうけた基地が大揺れ。
 床に積み上げた機密ファイルの上に転んだところに、後ろから大型コンピューターが倒れてきます。

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 下敷き南部博士。すぐには起き上がれなかったようで、かなり痛そうです。

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 このサイズのものですから、まともに足を挟まれたら、完全に潰されて切断するしかなくなってたとしても不思議はありません。下半身を押しつぶされたらほとんど即死ですよ(大汗)。挟まれたのが脹脛から先の方だけで、斜めに引っかかっててくれて、抜け出せないもののプレスされなかったのは不幸中の幸いです。

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 ただ、南部博士ひとりの腕力でどうにかなる重量でもなかったみたいです。かなり頑張って隙間を広げようとしていたみたいですが、びくともしません。

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 その結果、ファイルは燃え続けています。南部博士は失神した様子。
 勢いよく燃えているので、酸素はそんなりにあったようですが……。
 このままだと、水が浸入して水死する前に、部屋の温度が上がって焼死するか、酸素の供給が止まった時点で酸欠で死ぬかの2択です。

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 諸君が戻ってきて、ジョーが南部博士の閉じ込められている部屋の扉を開けた時には、火は消えていました。
 自然に消えたのだとすると、足の怪我よりも酸欠の方がやばい状況……。
 基地は何度か大幅に揺れたため、隙間があいたのか、健は特に苦労もせずに博士を抱え上げていました。

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 助けだされた南部博士は意識を取り戻し、ゴッドフェニックスを反転させて沈みゆく三日月基地を超バードミサイルで爆破させます。機密保持のためです。確かに、救助された時には、機密ファイルがまだ燃え残っていました。

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 救助されてから破壊命令を出すまでの南部博士、作画が良いのでかっこいいです。普段よりさらにイケメンだし迫力もあります。ついつい見とれてしまいます^^;)。

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 今回、南部博士が危険な目に遭ったのって、機密情報を処理するために残ったからですよね。そのまま、健やジュンと一緒に行動して、ISOの潜水艇で逃げていれば無傷だったわけです。ただ、その場合、機密はまるごと残ってしまいます。南部博士としては、ゴッドフェニックスがもどってくることは全く想定していなかったので、自分の手で完全に処分するしか選択肢はないと考えていたのでしょう。

 そうなると、どうしても思い出してしまうのが34話のこれ↓です。

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 南部博士は、このスイッチについて、

このスイッチは、三日月珊瑚礁の秘密基地を、一瞬にして吹き飛ばす、自爆装置だ。
万一、ギャラクターの電気エネルギーで狂わされたら、爆発することも考えられるので、電源を切っておくのだ。

と言ってました。
 三日月基地の機密情報を守るにはうってつけの装置だったわけですが、結局出番がありませんでした。
 スイッチのあったところが先に攻撃されてたどり着けなかったのか、自爆装置もまともに機能しないほどにあちこち破壊されるのが早かったのか……。

 南部博士が猿の脳波(!)にされたときは、真っ先にこんなことになってまして

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健が全力で止めた後、ジョーにぶっ飛ばされて床に伸びるはめになる南部博士でした。
 自爆スイッチを入れるという行動が本能のレベルで刷り込まれてそうな南部博士だったんですが……。避難命令を出したり機密情報の処理を考えたりと、理性が残っているうちはその本能は発揮されないということなんでしょうか。

 攻撃ボタンのつもりでポチっとなボタンを用意したのに、そいつを押して毎回自爆するはめになるのがヤッターマンの三悪トリオ。最初から用意周到に自爆の準備をしておいたのに肝心の時に役立たないのがガッチャマン、ということでしょうか。



 91話「三日月基地爆破計画完了」。2回続きの回です。
 基地を急襲されて防衛戦、というのは燃える展開なのですが、三日月基地については、防衛する余裕が殆ど無い状態で破壊されています。
 冒頭、豪華客船トリアン号が沈められ、1853人の犠牲者が出て、さすがに沈痛な表情の南部博士。

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 しかも事故ではなくてミサイル魚雷による爆破だと判明。
 この時点ではまだ三日月基地が同じ手を喰らうとまでは思っていない南部博士。

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 パトロールに出かけた諸君が戻ってきた後、三日月基地の技師が何者かにやられて倒れているのが発見されます。
 外部に取り付いたコバンザメメカを監視カメラで発見、侵入者がいることが確定。

 珍しく、耳が髪の毛に覆われて見えていない南部博士です。耳を見せないやや長髪って、芸術家っぽいイメージになりますね。
 トリアン号と同じ方法で攻撃されるだろうと予想したところです。

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N「三日月サンゴ礁は、広い海に浮上している移動基地である。そしてここには、常に国際科学技術庁の優秀な技師達が配置されて任務にあたっている。とてつもなく広く、しかも、複雑に設計された三日月基地。その中に紛れ込んだギャラクターと、彼等によって仕掛けられた誘導電波装置を探し出すことは、不可能に近い作業であった」

 複雑になり過ぎて管理しきれない状態だということならば、南部博士の失敗と言えなくもないです。職員全員にIDカードを渡し、各部屋や区画に入る時には入り口の機械でカードをチェックしてOKならドアが開く、ってなしくみで防衛可能なんですが……。工作員にカードを奪われたところで、そのカードがどこで使われたかが全部追跡できますから、誘導装置を仕掛けられる場所は相当絞り込めそうです。
 ISO本部には、スパイが潜り込んだりしてましたが、三日月基地にはスパイは入り込めず、外部から工作員が入るしかありませんでした。南部博士は職員の人選もかなりしっかりやっていたようですね。人選を徹底した分、内部の移動を自由にして仕事の効率をあげようとしたのが裏目に出たってことでしょうか。

 誘導電波装置を仕掛けて脱出しようとする工作員を、ハッチのところで取り囲んだISO職員と南部博士と健。ISOの皆さんが、白衣なのに全員拳銃を構えているのが壮観です。職員全員、戦闘訓練はしていたということですかね。それはそれですごい組織です>ISO。

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 健とジュンに基地内を探させ、ジョー、甚平、竜にゴッドフェニックスで魚雷を発射する潜水艦を探しに行かせますが、ゴッドフェニックスは敵潜水艦を発見できず。ミサイル魚雷発射の知らせが届きます。
 基地を移動させましょうという職員の声に、「もう遅い……」とうなだれる南部博士。前髪が落ちているあたりが心情を表しています。相変わらずの触角頭がかわいい……。

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 ところでこの回、三日月基地の内部図解らしい絵が初めて登場する回でもあります。
 秘密基地建設というのは、燃えポイントが高いです。作ったら早々に、いかに高機能で大規模ですごい基地なのかがわかるような解説が欲しいところです。その方が見てる方も盛り上がります。しかし、基地完成の回は、南部博士の高笑いと「さあ、来たまえ!」だけで終わってました。で、やっと内部のすごい絵が出てきたと思ったら、複雑すぎてどうにもなりませんという解説のために使われていて、基地本体は次の回で完全破壊という、残念な登場の仕方でした。何かが間違ってる気がします……。



カラー大図鑑と1話

|2010/7/2(金曜日)-00:01| カテゴリー: 初代, 蒐集
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 ひばり書房「ガッチャマンカラー大図鑑」より、南部博士についての記述を集めてみました。

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 サンピーコミックス他の絵と同じ南部博士です。
 でも、ギャラクターは世界征服を狙っていた(カッツェはそのつもりだった)だけで、マントル計画そのものを奪うというのは主目的では無かったような……。

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 超多忙な南部博士自らが教えているらしいです。まあ、内容の方は博士にとっては楽勝でしょうけれど、それを小学4年生向けにうまく説明できるのかというのは不安要素ですが……。

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 南部博士の設定年齢は48歳のはずです。

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 南部博士ともあろう人が、そんなどうでもいい理由で徹夜しないでください!!ってか、寝ないでやる仕事ですか、それは。
 しかも、南部博士ってば怪しいサングラスのおっさんになってるし。

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 南部博士ひとりでゴッドフェニックスの建設は無理なので、ISOの技術者が作業したってのはいいとして。超バードミサイルになってから、ミサイルの発射許可をとってるシーンって無かったような。初期のころのバードミサイル発射では、南部博士の許可が要るということになってたみたいですけど。

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 ネーミングの時は、南部博士だけが徹夜したようですが、Gマークのデザインでは諸君まで巻き添えを喰らったようです。
 竜に絵心があるというのも初耳ですが(爆)。

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 おこずかいよりも、給料を貰っているかどうかの方が気になります。健のオケラ発言からすると、おこずかいしかもらってないという可能性が否定できないところが……orz。

 名前やデザインにはうるさそうな南部博士が、事前にあれこれ悩みまくり、こずかい程度の金で諸君をだまくらかして働かせる準備を前もって整えて、めでたく(?)初代の1話を迎えます。

 タートルキングが出現したため、ISO本部で対策会議をやっている最中に、アンダーソン長官の目の前で立ち上がる南部博士。敵の正体が掴めず悩んでいる皆さんに向かって、

わかっている。ギャラクター一味です。

そうです。私の調査では、おそるべき科学力を持ち、世界征服を狙う一団です。

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 しかし、本拠地を突き止めることはできておらず、

アンダーソン「なるほど。で、南部博士。そのギャラクターの本部はどこに」
南部「それはまだ不明です。こちらから密かに探り出さねばなりません」

 そしてとうとう、諸君達の存在をISOの幹部に知らせることになります。博士にとっては晴れの舞台というか、待ちに待ったこの一瞬というか。

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それは、ある時は5つ、ある時は1つ。実体を見せずに忍び寄る白い影。その名を科学忍者隊。

 きっとこのセリフを言いたくて、それこそ寝ないで考えていたかもしれない南部博士。目をきらきらさせちゃって、アップで登場、気合入りまくりです。

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 ゴッドフェニックスに指示を送る南部博士。今回の博士は、ヒゲも減らし気味、髪の毛も可能な限り整えてきたみたいで、普段より跳ねていません。博士なりのおめかしでしょうか。
 まあとにかくいろんな意味で晴れの舞台です。南部博士にとっても諸君にとっても。
 諸君も、タートルキングへの侵入と破壊工作に成功し、脱出することになります。途中までは順調だったのですが、最後にゴッドフェニックスがタートルキングに引っかかって出られなくなります。このままだと地上に激突、というところで、お約束の大技登場となります。科学忍法火の鳥です。
 リーダーの面目躍如といった感じで健が叫びます。

健「しまった!科学忍法火の鳥」
ジュン「ええっ」
ジョー「健、それを使えば俺達は」
健「わかっている。かなりの重圧に耐えなければならないし、ゴッドフェニックスはばらばらに空中分解するかもしれない

 ちょっと待ったぁ!
 科学忍法火の鳥のテスト、全くしてなかったのかよ!
 事前に十分にテストしていたら、科学忍法火の鳥をやった結果がどうなるかくらいわかってるでしょう。「空中分解するかもしれない」なんて、今更健が言うわけがありません。ということは、火の鳥のテストをしない状態でゴッドフェニックスを出撃させたってことですよね。テストしても分解の可能性があるというのなら、設計からやり直せって話になりそうですし。
 忍者隊の名称を考えて徹夜したり、Gマークのデザインに諸君を巻き込んだりする暇があったら、ゴッドフェニックスのテストを全部やっておかんか!>南部博士。どうでもいいことに時間と手間をかけて、肝心のテストで手抜きですかまったく。それとも、火の鳥のテストで「かなりの重圧に耐え」るのがイヤでさぼったんですか。

 戦闘が始まってからの敵の作戦に対応するためのパワーアップイベントだと、準備の時間がない→かろうじて間に合わせる→一発成功、というパターンになるのもわかりますが、十分に準備時間があった筈の初回でこれですよ。

 仕事の優先順位と、気合を入れるポイントが、根本的にずれている南部博士でした……orz。



運搬方法(F41, 42話)

|2010/7/1(木曜日)-04:11| カテゴリー: F
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 F41話「崩壊!ガッチャマン基地」と、続きのF42話「南部長官の最期」。

 ギャラクターの本部ギャラタウンらしき場所が大体わかったので、諸君が出撃。ところが、ISOに紛れ込んでいたスパイが、健に電波発信する特殊な金属の粉を付け、ガッチャマン基地の場所がエゴボスラーにバレてしまいます。鉄獣の地中魚雷で基地が攻撃されるんですが、諸君を呼び戻すわけにもいかないので、南部長官自らが出撃。

国連軍第七機動部隊、第七機動部隊緊急出動、指揮は私がとる。

 ISO長官って、国連軍の指揮権を掻っ攫うだけの権限を持ってるみたいです。すごいな。

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 指揮は私がとるってどうするのかと思ったら、こう↓なりました。
 乗り込むシーンを見ているとわかりますが、南部長官は手ぶらです。

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 戦闘機の操縦席(後部座席も)は、狭いんですよ。イジェクションシートと、その中に収納されたサバイバルキットなんかで埋まってて、余計なものを持ち込むスペースはありません。小物くらいなら、機内のフタ付きのスペースに収納できますが、荷物を持ち込むのは無理です。戦闘機は普通に背面とか宙返りとかするので、荷物はくくりつけておくだけではダメです。ほどけたら最後操縦席を飛びまわるので危険です。

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 目の前は後部座席の操縦桿やら計器類、背後はシートで、身動きできるスペースもそんなにありません。

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 鴨技師長が脱出して地上に出てきたのを見て、ガッチャマン基地が壊滅したことを悟った南部長官。
 戦闘機の方は怪しい赤色のビームを浴びせられて操縦不能に。パイロットに脱出命令を与えた後、宇宙パルスの謎を知るために南部長官は戦闘機ごと鉄獣に吸い込まれます。
 後部座席もイジェクションシートなので、脱出する気があれば飛び出せたはずですが、宇宙パルスの方が気がかりだったようで……。
 自力で操縦桿握って飛び込んで欲しかった気もしますが、やるとなると空母に着艦するのと同程度の難易度になりそうですねぇ。

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 捕虜になって、エゴボスラーの前に連れてこられた南部長官。まだパイロットスーツ姿のままです。

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 ところが。
 42話の最初の方で、エゴボスラーの前で鎖で吊るされている時にはいつものスーツ姿に。
 あの後部座席に着替のスーツ一式は入らないと思います(汗)。無理やり強引に突っ込んだとしたら、出した時にしわくちゃの上形も崩れててどうにもならなさそうです。博士の美意識にも反しそう。

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 戦闘機で荷物を運ぶ方法としては、トラベルポッドというのがあるそうです。燃料用のドロップタンクの位置に取り付けるポッドで、中が空洞になっていて、手荷物を運べます。
 後でわかるように、上着のボタンに自白剤仕込んだ物騒な特別製のスーツではあるんですが、しかし、一体何と言って着替を運び込んだのやら……。
 国連軍の将校でもないISO長官が航空部隊の指揮権を横からかっさらっておいて、「着替えのスーツ一式を積んでおいてくれたまえ」なんて言った日にゃ、「お前んとこの基地がやばいというこの緊急時に、長官一体何考えてんだ」と思われそうです(汗)。出撃の時にはエゴボスラーに捕まる予定は無かったみたいですし。「万が一捕虜になった時に使う予定だ」などと正直に説明したところで、普通の人にとっては意味不明というか理解不能ですよ。捕虜になったら、相手のボスに自白剤一服盛って宇宙パルスの謎を聞き出そうなんてぶっ飛んだことを考えるのは南部博士だけですってば。

 まあでも自分で出撃しちゃうような南部博士だから、私もこんな↓イラストを描きたくなったりするわけなんですけどね(ヘルメットがジゴキラー模様なのは仕様ですw)。描いた時のイメージとしては41話の出撃直前くらいです。本編のスーツが耐Gスーツに見えなかったので、きちんと耐Gスーツを着せてみたかったので描きました。
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博士のせいで被害拡大(初代 31話)

|2010/6/30(水曜日)-03:38| カテゴリー: 初代
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 31話「南部博士暗殺計画」。
 最初の方で、ジョーの運転する車に乗ってて襲われるのはまあそんなもんかなという気がするんですが、海底牧場の赤潮の調査に出かけてからがものすごいことに。
 まず、ゴッドフェニックスで送ろうという健の申し出を断って、ISOの職員と一緒に出かける南部博士。

いや、国際科学技術庁の調査員と一緒だ。午後の、大陸横断の長距離列車で行く。

 甚平によるとリニアモーターカーで時速500キロ以上は出て、こんなのです。大陸横断の長距離列車ともなると、他の乗客が多数乗っていたと思われます。見てわかるとおり、何両もあるかなり長い列車です。東海道新幹線のぞみとかを想像すればいいんだと思います。

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 長距離の移動は、南部博士にとっては退屈だったらしく……。

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 退屈な旅行だ、と愚痴った後は、しっかり居眠ってます。ギャラクターに暗殺されかかったばっかりで、赤潮の調査も罠かもしれないと言われていて、覚悟の上で出てきたはずなんですが……。もしかして南部博士って、見かけとは正反対の肝の座り方してます?この状況で眠れる神経ってある意味物凄いんですが。これくらい図太くないと忍者隊の指揮官は務まらないということでしょうか。まあ、ギャラクターに喧嘩売ってる張本人だしなぁ……。

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 南部博士は先頭車両に乗っていたようです。長官の秘書を装った女隊長がチケットを押さえたのでしょう。先頭車両だけを残して列車を切り離します。

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 切り離された残りがどうなったかというと、鉄橋の爆発で木端微塵。これで、先頭車両以外に乗っていた一般乗客全員の生存はまず絶望的です。多分、数百人規模で犠牲者が出ているはずです。

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 先頭車両はどうかというと、南部博士がギャラクター兵士に取り囲まれてホールドアップされており、他に騒ぐ一般乗客も居ませんでした。おそらく、先頭車両に乗っていたのは一般乗客に扮したギャラクター兵士がほとんどで、仮に関係ない乗客が混じっていたとしても、すでに殺されてしまっていたのでしょう。
 運転手はギャラクターに殺されていました。この時点で、生き残っているのは、南部博士、健、女隊長、配下のギャラクター兵士だけです。

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 ギャラクター兵士は健に倒されてしまいました。女隊長は脱出。
 先頭車両は、デブルスターが線路を爆破したおかげで、底なし沼へ。
 この時点で、先頭車両の生存者は、南部博士、屋根の上の健、円盤で逃げた女隊長の3人だけとなっていました。

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 シートベルトも無しにリニアモーターカーの速度で底なし沼に突っ込んだのだから、救助されたとしても車内にあちこちぶつかって重傷を負いそうなものなのに、無傷で助けだされた南部博士。博士ってば無意味に丈夫過ぎます。救出は沼の中で行われたのに、スーツもきれいなままなところを見ると、ゴッドフェニックスに乗り移るときの身のこなしも相当良かったのでしょう。Fで、なんでこんなに手強いんだという戦闘能力を見せてくれますが、その片鱗はこのシーンで既にあったということらしいです。

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 南部博士は、

私一人の命を奪うために、罪のない人達まで巻き添えにしたのか。

と言ってます。健と女隊長を別にすれば、博士以外の乗客は全員死亡です(たぶん)。
 数百人の死亡者発生のテロで、狙われたISOの偉いさんだけが助かったとなると、マスコミが殺到しそうですね。大統領が乗った航空機を爆破してみたら他の乗客が全員死んだのに大統領だけ助かってたみたいなモンですよ、これって。「なぜあなただけ助かったんですか」「助かった今のお気持ちは?」と、南部博士は質問攻めにされそうです。
 まあ、忍者隊のミッションは極秘だし、飛行機と違って列車では乗客名簿を作るわけじゃないでしょうし、目撃者が居ない荒野と沼地ですから、さっさと全員で撤収して、公式発表は「乗客全員死亡」だったのかもしれませんけど。どうせ警察の手に負えないギャラクターが犯人とわかっているわけだから、捜査に協力したってあんまり意味が無さそうですし。
 それにしても諸君のセリフがひどいです。

竜「ふうー間にあってよかったわい」
ジュン「全て作戦通りね、うまくいったわ」
甚平「冗談じゃないや。逃げたヤツもいるんだぜ」

 数百人規模で巻き添え食らった一般乗客のことは完全スルーですか?南部博士だけ無事なら他はどうでもいいと思っているのが丸わかりなんですが。

 そもそも、南部博士が素直にゴッドフェニックスで運ばれていれば、横断列車の乗員は全員死なずに済んだわけです。南部博士に対する直接の攻撃の巻き添えとして、最大の被害が出ているのがこの回ではないでしょうか。結果論を言えば、今回は、来たのがアンダーション長官の秘書に変装した女隊長だったので、ゴッドフェニックスで一緒に送ってもらっていたら、いきなり機密がバレてやばいことになっていたかもしれません。しかし、南部博士に、わざわざISOの職員と一緒に出かける必要があったとは思えないんですよ。アンダーソン長官の秘書が一緒でも調査の打ち合わせをする様子も全くなく、退屈がって寝ているだけでしたし。
 次から素直にゴッドフェニックスで送ってもらい、他のISO職員とは現地集合でということにしてもらいたいものです。



仕事中(初代 90話)

|2010/6/29(火曜日)-23:52| カテゴリー: 初代
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 90話はちょっと趣が変わっていて、カッツェではなく、総裁Xの直々の命令でやってきたドクターフィンガーが忍者隊に挑戦してきます。ミクロン島の中央にある死火山の上に鉄獣マタンガー。忍者隊が命を差し出さなければ12時間に1つずつ麓の街を攻撃すると脅迫してきます。

 電話で街が攻撃されたという報告を受ける南部博士。

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 装甲がやたら頑丈なため、通風口の隙間を狙って攻撃することになり、健は、「シューティングショット」という特殊な弾丸を南部博士に作ってもらいます。
 さほど時間も経ってないのに、

健、できたぞ!

と部屋に入って来る南部博士、仕事早っ!

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 でもまあ、この手のやっつけ仕事には案の定オチがあって

だがたった1個だ。

 南部博士の手作りなので大量生産できないのか、特殊な弾丸なので材料が足りなかったのか……。

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 結局現場でジョーが緊張する羽目になるという……。

 精密射撃を要求するわけだから、弾丸の方の工作精度も相当によくないといけないわけで、1発だけで何とかなるだろうと思っているというのは、ひょっとして南部博士にとって自信作だったのかも。
 外してたら、南部博士とジョーで責任のなすり合いになりそうですね。
南部「ジョーの腕が足りないからだ」
ジョー「博士の仕上げが荒いから弾道が安定しなかったんだぜ」
とか。



 高校の頃に、”It is Greek to me.”(直訳すると、それは私にとってギリシャ語だ、となるが、口語で「それは私にはちんぷんかんぷんだ」の意味)という言い回しを習いまして。なるほどうまいこと言うもんだと思っていたのですが、今、文字通りの意味でそうなっております(爆)。

 Battle of the Planetsのギリシャ語版コミックス(全23冊らしい)を入手しました。ホチキス止め2つ折りの製本のもので、ガッチャマン部分はカラーで、真ん中に違う漫画が入っています。つまり、1冊の本の前の方と後ろの方のカラーページがガッチャマン、という構成なんです。
 Battle of the Planetsというのは、初代ガッチャマンのUSでの放映名です。他のタイトルでも放映されましたが、これが一番まとまっていて、知名度も高いようです。銃撃戦の部分が子供向けの規制に引っかかるため、全面カットされ、7-Zark-7という、スターウォーズのR2-D2みたいなロボットが指令を出すシーンが追加で造られ、ロボットバトルを中心に再構成されて放映されました。
 その後、Battle of the Planetsはイギリス、フランス、イタリア等ヨーロッパ諸国に伝わったらしく、絵本、コミックス、DVD、おもちゃが各国で発売されました。

 ところが。
 地中海を渡ってギリシャからイスラエルに伝わる過程で、情報の混乱が起きたようなんです。見た方が早いので、1巻の前半部分を以下に出します。

 No.1の表紙です。

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 表紙をめくると、裏側にキャラ紹介。
 似ても似つかない南部博士の姿に脱力。

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 USでも、放映当時モノのコミックスがあります。このギリシャ語版は、USの当時モノコミックスとは内容が違っていて、Battle of the Planetsの資料に基づいて、新たに描き起こされたもののようです。

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 月面基地のシーンがありますが、Battle of the Planetsがスターウォーズを意識して編集されたらしいので、地球外での活動は当たり前に登場しています。

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 三日月基地登場。
 指令を出しているロボットが、US版オリキャラの7-Zark-7です。犬型のロボットは1-ROVER-1です。

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 G4号機の形が違います。変身前の姿?
 G2号機は色が違っています。

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 諸君に指令する南部博士。黒縁メガネで黒髪の、なんか日本人ぽいおっさんキャラにされています。
 ところでこの博士ですが、後の方ほど本編に似せて描かれるようになります。23冊通して見ると、絵師さんの上達具合がわかるという、面白いシリーズになっています。

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 健とジョーのスーツに注目。ガッチャマンIIで初めて設定された、宇宙用のスーツです。この号の後半は、このスーツ姿でカッツェとやり合っているシーンがあります。Battle of the Planetsであれば初代の改変版のはずなのに、IIの設定が混じっているんです。

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 以前入手したヘブライ語の絵本も、7-Zark-7が居るのに、敵キャラがカッツェではなくてゲルサドラでした。
 つまり、ヨーロッパ各国に伝わっている間に時間が経って、地中海を渡る頃には日本でIIの放映が始まってしまい、ギリシャやイスラエルで漫画を出版するために日本から資料を取り寄せたところ、新しいIIのものが届いたということじゃないかと思われます。
 なんていうか、世界史の教科書に出てきそうな情報の伝播具合です。

 グレンダイザーのせいで、イタリア語、フランス語、アラビア語、ドイツ語は、辞書も文法書も手元にあるんですが、ギリシャ語とヘブライ語の教材はさすがに持っていません。明日上京する予定なので、ジュンク堂でも見てきますかねぇ……。