博士ネタ創作の一環で、弓教授が宇門博士の身辺調査に走った挙げ句事件に巻き込まれる、というミステリータッチな代物のプロットを作っているところ。
当時のUFOの扱いを考えると、科学にしたい一派からコンタクティーまでいろんな団体があって、カルトが出てもおかしくない状況だったわけで……。そんな時代に、光子力研究所に戻ってくるんじゃないかと思っていた甲児君が宇宙人実在説を唱える異端で知られた天文学者の所に行きたいなどとと言い出したわけだから、弓教授としては気をもむよなあ、多分。まあ、科学者としては官の側の主流をずっと進んできた弓教授からは、宇宙人実在説を唱えて独自に研究所をぶっ建ててる民間人なんか、オカルトまがいの団体が入り乱れているUFO信奉者の一味にしか見えないだろうし。何回か接触はあったかもしれないけど、人となりを知るほど詳しいわけでもない、という状況なら次にすることは調査だよなぁ、と^^;)。
6月
17
2007
3月
22
2007
創作用のワープロとして重宝しているMellelだが、アップデートでアウトライン機能が良くなった。これまでは、アウトライン一覧表をクリックすると該当するセクションにジャンプしたが、本文の編集をしながらセクションを移動すると、どこにいるのかわからなくなった。で、編集中にセクションを移動したらアウトラインの自動タイトルのセレクションも合わせて移動させてほしいと要望を出してあった。今回のアップデートで対応してくれた。これで迷子にならず長編が書ける。
1月
24
2007
pdfで公開していたファンフィクだが、携帯で見てるので変換サイトを通してもレイアウトが崩れるとか、パソコンの機種が古いのでpdfが辛い、といったメッセージをいただいたので、html版を作ってみた。ただ、latex2htmlで出力したものを、UTF-8に変換し、ヘッダやフッタを置き換えて公開しているので、内部のレイアウトを手作業で変更することはしていない。だから、最初からhtmlで書かれたものよりは見づらいかも……。
1月
16
2007
英さんの掲示板にも書いたが、先日公開したマジンガーZファンフィク「MJC」に関する裏側メモ。
あの時代のアニメの設定は、結構大雑把だったり矛盾があったりだが、きちんと集めてみると、マジンガーZのエピソード0の内容を小説にするには結構制約が厳しいことがわかった。マンガなら、凄いロボット開発しました、って絵一枚で説得できるが、小説はプロセスを書かないといけないわけで……。
書かなければならないこと、満たさないといけない条件はこんな感じ。あれこれ考えて書いてたら半年経ってしまった^^;)。
○十蔵のしていたこと
・光子力研究所は、超合金Zと光子力の研究が主目的であるから、ここの初代所長十蔵の専門も同じでないといけない。ロボットの研究は表向きメインではない。むしろエネルギー問題の解決などを掲げていたはず。
・Zを開発しているから、ロボットの技術の蓄積もそれなりにないといけない。きっかけとその後は?
・剣造のサイボーグ化をしているから、サイボーグを作る技術の蓄積もそれなりに必要。これもきっかけとその後は?
・ロードス島調査団に加わった時は、ロボット工学で加わったと思われるので、その時までに巨大人型ロボットの仕事が何らかの形で知られてないといけない。
・年齢からいっても弓の指導教官の立場になるはず。
○弓のしていたこと
・光子力と超合金Zについては、十蔵と一緒に研究を進めてきた。
・巨大ロボットについては、地質調査用のものを作っているから、そういうものが必要な仕事をしてきた過去がないといけない。
・十蔵の調査の間、弓は一緒ではなかった。
・Zを超えるものを作ってないし、作ろうともしていない理由が必要。
○ヘル
・サイボーグ製作では十蔵よりずっと上。
・巨大ロボットでは十蔵を超えられない。
○技術の展開
・ジャパニウム発見の経緯
・光子力発見の経緯
・合金Z、超合金Zがどうして作られたのか。狙って作ったのか偶然の発見か。
○剣造のサイボーグ化が可能であるための条件
・剣造と十蔵は近くに居なければならない。
・病院で死なれては手遅れ(脳は生きててくれないと)。
・十蔵は手術用の設備を秘密裡に確保してないといけないし、技術も持ってないといけない。
・弓は弟子として十蔵の近くにずっと居たから、それなりの情報は伝わる状態だったはず。
・その弓にも内緒でサイボーグ化できる状況を設定しなければならない。
○爆発事故はどこで起きたのか
・事故の時、Zの骨組みは完成している。
・剣造夫妻がほぼ即死というのはそれなりに激しい事故だろう。
・Z建設中の別荘が吹き飛べば、注目されるどころで済まず、消防がやってきたり警察の捜査が入ったりする。結果Zの存在もその時点で明るみになりかねない。また、運がわるかったら建設中のZの骨組みも破損するかも。
・Z建設中の別荘以外の作業場所が吹き飛んでも、やっぱり捜査の対象になる。この場合は富士山麓に1個所(Z用)と、もう一個所(必ずしも富士山麓でなくてもいいが、Zの作業を並行してできる程度の距離でないといけない)十蔵の拠点が必要になる。
・犠牲者が剣造夫妻だけだから、人通りの多い大学キャンパスなんかを吹き飛ばすわけにはいかない。死傷者多数になってしまう。
・剣造夫妻が全く孤立して仕事をしていたのだとすると、サイボーグ化の後の科研建設の人材を集めるのが困難になる。→剣造夫妻を慕って集まってきたそれなりの人材が周りに居られる環境でないといけない。
○後始末の問題
・事故のタイミングが光研落成の1年前だから、事故原因によっては十蔵の管理責任が追及されることになり、光研初代所長就任どころではなくなる。→過失や認識不足が事故原因ではダメ。不祥事になってはまずい。
・爆発の原因次第では、光子力=危険、と判断されて、光研設立も危うくなりかねない(もんじゅが事故をやらかしてストップしたのと同じような感じになるかもしれない)。→事故調査をやって、技術的に再発防止策がとれる内容でないとダメ
1月
8
2007
マジンガーZ38話の外伝というかノベライズというか、「MJC—— Mathematically Justified Cybersystem ——」を公開(リンク先はpdfですので、表示されないときは右クリックダウンロードしてください)。
英さんにエラーチェックしていただきました。ありがとうございました。
ぶっちゃけ、「弓教授本」です。ジャパニウムと光子力発見の経緯とか、光子力研究所設立の経緯なんかを盛り込んでみました。悩みの多い弓教授になってしまいました。
書いてみてわかったのは、弓教授はヘルを悪魔呼ばわりしつつも、それなりに複雑な心境だったのではないかと……兜博士親子やヘルは天才ですが、弓教授はやはり優秀な凡人ですから。
今回の創作で解決したかったのは以下のような部分です。
・弓教授が光子力の平和利用にこだわったのか。十蔵がそう指示した理由。
・なぜ光研地下に原子炉があるのか
・地質調査用ロボットに弓教授がこだわってる理由
・兜剣造の死亡事故の原因、どこでどういう事故が起きたのか
(ここは書いててちょっと工夫したところです。事故がきっかけで、光粒子増殖炉を作ることになる、という結びつけ方をしたあたり)
・剣造のサイボーグ化が可能であるには、関係者全員がどういう配置であるべきか
・パートナー回路とは?
・なぜミネルバXに操縦者がいないのか
今回はいろいろ難しかったです。英さんの年表を図にして、全員の動きを確認してからでないと書けなかった。また、回想シーンが相当の部分を占める上、さらに十蔵の若い頃までさかのぼる構成にしたので、小説としてだれてしまってないかが心配です。もっと引き締まった書き方があればいいんですが、何かいいアイデアがあったら教えてください。
1月
6
2007
夏頃から作っていたマジンガーZのファンフィク、やっと第一稿ができた。一応公式設定通りでいきたいので、英さんに送ってチェックをお願いしてみた。大きな間違いがなければ、細かい表現を手直しして、連休中に公開したい。
12月
9
2006
グレンダイザーのエピソード0のファンフィクについて。シネマ天文楽入門を読んでいたらいくつか計算式をみつけたのでチェックしてみた。
グレンダイザーが落っこちてきた時の速度として、18 km/sと設定した。これは、スペースシャトルの再突入の速度がこれくらいなんで目安にしてみたのだが、実際の天体の衝突速度はもうちょっと(30 km/s程度)あるらしい。じゃあ、ということで試算しなおしてみた。
グレンダイザー(スペイザー付き)430 t = 430e3 kg
突入時の速度 通常の隕石並とすると30 km/s = 30e3 m/s
運動エネルギーW = (1/2) * 430e3 * (30e3)^2 = 1.935e14 J
クレーターのサイズ R = 2.15*1e-3*W^(1/3) = 124 m
当然、クレーターのサイズ以上に被害は広がるはず。
ちなみに広島型原爆で6e13 J。ビキニ水爆が6e16 J。減速せずに地面に激突したとすると、広島型原爆の3倍程度の破壊力になる。
元の18 km/sのままだと、W= (1/2) * 430e3 * (18e3)^2 = 6.966e13 Jだから、広島型原爆より1割ちょっと大きなエネルギーとなる。このときはクレーターのサイズは88 m程度になる。
文中で言及したツングースカは、推定重量 40万tの小惑星が16.5 km/sで突入し、地上8.5 kmで爆発したと推定されている。なので、グレンダイザーが上記の速度で地面に激突したのよりは3桁ほど大きいエネルギーである。
いずれにしても、研究所の近くに減速なしでグレンダイザー程度の質量のものが落下激突したら、広島型原爆が落ちたのと変わらないわけで、宇門博士真っ青という描写は一応は妥当かなあと思ったり^^;)。
ただし、重量に比して、文中で書いた直系1 kmというのは大きすぎる。それでも、鉄などが主成分で密度高めの直系40 mの小天体だと思ったとすると、1km程度という予想はそんなに大外れでもない。どう表現するか微妙なところだな……。
10月
27
2006
ここ一週間ほど、グレンのゲストキャラシュバイラー博士がエロ親父だというネタで盛り上がりまくってたのだが、とうとうファンフィクが作られるに至った。TOM.Oさんがシュバイラー邸に宿泊したダイザーチームというネタで1作書き、私がそれに対するお返事として同じ設定で書いた。そのあと、TOM.Oさんが、シュバイラー来日ネタで1作書いた。TOM.Oさんのものは、頂き物コーナーを作ってそちらに置いている。
いやしかし、この一週間は妄想爆発で楽しかったぞ(爆)。