イタリアのグレンダイザーのポルノコミックのその後の展開です。作中では、このロボットはグレンダイザーではなく、KAZONGAと呼ばれているようです。が、わかりやすくするため、この解説では元ネタのネーミングに準じておきます。

K012

 敵ロボは海中に潜んでいます。グレンダイザーは出撃するのですが、大蛸の攻撃を受けて身動きできず。ここで触手系にいくならもっといろんな展開が、と思いきや、この1コマだけであっさり終わってしまいます。

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 デュークは失神し、敵ロボ内部らしきところに拉致されます。戦闘服を着ていた筈なのになぜか素っ裸で。敵操縦者からマウス・ツー・マウスで人工呼吸されるという、まあどう見ても男同士のキスシーンがあって、無事に意識を取り戻します。
 しかし、操縦者同士の話し合いは不調に終わります。

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 股間のモノさえ無ければごく普通のロボットバトルなんですが……。

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 敵ロボの武器の一つ。溶解液です。

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 「角度よーし!発射!」
 グレンダイザーの股間のアレはミサイルでした。

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 敵ロボットは木端微塵に。こんな技で撃破される敵ロボットの立場って一体……。

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 そして、勝利のポーズをかっこよく決めるグレンダイザー……のはずが、股間のミサイルは連発式でなかったらしく、タマだけ残って竿が無い、という、何とも間抜けな姿に。

 この後、デュークはグレンダイザーを湖の隠し場所に戻し、何食わぬ顔で牧場に戻ります。ひかるさんとも話をした後部屋に戻るのですが、全裸になっているところをひかるさんに見られてしまいます。

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 そしてポルノとしてはお約束の展開に。っていうか、ポルノって言われたら想像するのはこういうシーンだと思います。ここに至るまでが予想の斜め上のロボット同士のフルチンバトルだったので、人間同士のごく普通のHシーンが出てきてくれてむしろほっとします。
 この後、大介さん、シモの調子が悪くなったらしく病院に駆け込んでますが(爆)。

 しかし、そうしている間にも敵の攻撃が。

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 これが2体目の敵ロボット。女性型です。もちろん下半身にはしっかりと割れ目が。

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 なかなかお下品なポーズでの攻撃。この後、パイロットは鼻を押さえながら墜落してますから、見たまんまの毒ガス悪臭攻撃のようです。
 当然、グレンダイザーが出撃するのですが、バトルの途中からなぜか誘惑されて……。

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 巨大ロボットバトルシーンが巨大ロボットがっちゅんシーンに。

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 そして正義は勝つ!
 やっぱりエロの方向が間違ってる気がしますが。

 これで終わりじゃありません。物語はまだ続きます。

 今回はネタが下ネタなのでお下劣方向のレポートです。苦手な方はスルーしてください。

 放映当時にイタリアで出たグレンダイザーのポルノコミックを入手しました。
 ダイザーチームは美男美女だし、宇門博士もナイスミドルなので、それでポルノ……というと、キャラ達が脱いであんなことやこんなことをするんだろうか、と期待しつつ中を確認したら、何だかものすごい世界が展開してました(爆)。

 まず表紙がこれ。

KAZONGA

 以下、最初の方を何ページか抜粋します。

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 牧場で物思いにふける大介さん。おなじみのシーンです。作画は非常にアレですが。

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 一方、遠く離れた海では事件が。正体不明のロボットの腕が、空軍機を撃墜してます。

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 侵略行為か、ってんで、部下が円盤のパイロット(地球製の円盤を操縦するということで役割としては甲児君に対応するが、ポジション的には全く別キャラで、空軍所属らしい)を呼びに行ったら、既に素っ裸でコトに及んでました。職場なのに。なお、このシーンに行くまでに何の脈絡もありません。このキャラ、初登場でコレです。

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 で、まあ、TFOぽい地球人の円盤が偵察に出かけて、怪しいロボットと遭遇したところ。巨大ロボットの股間に立派なイチモツが。これが最初の敵ロボです。

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 股間のモノは武器という設定のようです。タマの方が開いて球状の爆弾を発射しています。なお、次のコマでは竿の方からも液体が発射され、地球製の円盤を融かしてしまいます。

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 この一連の騒動を、牧葉家のテレビで見ている大介さん。

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 出撃だー、ということでバイクに乗って走り出します。本編の最初の方のおなじみの、スピーディな出撃シーンです。

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 バイクを乗り捨て、湖に向かって勢いよく飛び込むのはお約束の通りです。「デュークフリード!」のかけ声が冨山さんの声で聞こえてきそうですね。

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 ところが水の中でどういうわけか素っ裸に。まあ確かに本編では、光の演出で見せてはいましたが、服がどうなってるのか微妙なシーンではありました。この本はポルノなのでそのあたりはごまかし無しのすっぽんぽんになります。

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 それでもきちんと変身が終了。研究所の中に入るのではなく、湖の中にチューブにつながった入り口があって、そこに飛び込むとグレンダイザーまでたどり着けるようです。頭から乗り込むことになっています。何か適当に変更されてます。

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 ダイザーゴー。股間に注目。

 どうやらこの世界では、巨大ロボットメカもきちんと股間が整備されている、ということのようです。正義側も敵キャラもです。一体どんなバトルをするつもりなのか、先が思いやられてきます。確かにここまで丸出しですと、アダルト指定もやむを得ないかとは思いますが、ポルノと言われて想像するものとはかなり方向性が違うような気が。一応、地球を守る戦闘をするのですが、股間がこれですから、大まじめに戦われても笑うしかありません。後の方に大介とひかるのエロシーンがあることはあるのですが、それだけにとどまらず、ロボットにまでイチモツを装備させるというのは、予想の斜め上でした。

 続きはまたそのうち紹介します。

22話:
 ブラッキーがグラスを傾けるところ(ワイングラスで中身が見えてる)もそのまま。後で落っことすところもそのまま。

24話:
 グレンダイザーの発進を見送るひかるが歌っていた歌が不明。日本語版では「野ばら」だったが。アラブ圏でポピュラーな何かなんだろうか。

(DISC 5)
17話:
 馬の散歩に行く前に、団兵衛さんが「北海道の馬はどうする」と言ってる部分、そのままホッカイドウとなっていたが。アラビア語圏の子供達、ホッカイドウが何かわかったんだろうか。
 バトルシーンのBGM(エンディングテーマ)が日本語歌詞のまま。

19話:
 前半のスタート部分がディスクエラーで読み込めなかったり。後半読み込んで巻き戻し(?)ボタンでタイトルまで戻ると正常再生されるのはお手製ビデオならではの愛嬌か。
 ゲストキャラの「万吉」、そのままマンキチと呼ばれている。

20話:
 ブラッキーがグラスを傾けるシーンはそのまま。やっぱり何飲んでるかわからなければいいらしい。

 アニメーターの荒木伸吾氏が亡くなりました。急性循環器不全だそうです。どうやら訃報が出たのはフランスのサイトの方が先で、その後イタリア語のサイトに出て、日本の方が遅れました。http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/02/kiji/K20111202002155560.htmlによると、

アニメ監督の荒木伸吾氏死去…「ベルばら」など手がける

 荒木 伸吾氏(あらき・しんご=アニメーション監督)1日午前1時21分、急性循環不全のため東京都板橋区の病院で死去、72歳。名古屋市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻博子(ひろこ)さん。後日、お別れの会を開く予定。

 テレビアニメ「ベルサイユのばら」「聖闘士星矢」など、多くの作品の作画監督やキャラクターデザインを手掛けた。
[ 2011年12月2日 14:21 ]

ということです。
 ただただ残念で悲しいです。

 私が荒木さんの絵に出会ったのは、多分、グレンダイザーだったと思います。最初は見てなくて、リアルタイムでは3話から見始めました。
 これは、5話からです。
 一人で研究所のヘリポートに佇み月を見る大介。後から来て大介を支える宇門博士。月明かりに照らされる二人。

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 自分のせいで地球が攻撃されると悩む大介に対し、戦うのを止めて逃げても問題は解決しないと諭す宇門。

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 この演出と超絶美しい作画が鮮烈でした。
 その後の観測室の二人。
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 荒木監督の回は、動きも鋭いし、緊張感のあるシーンまでもが美しいんですね。警報装置を鳴らすだけのシーンがものすごくきれい。

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 そしてゲストキャラまでみな美形。キリカと兄です。レギュラーメンバーを張れそうな美しさ。

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 そして、グレンダイザー後半登場のマリア。荒木監督のこの絵が後半をどれほど引っ張ってくれたことか。

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 甲児君も整った顔立ちで描かれます。かっこいい甲児君はたくさん登場するのですが、成長ぶりがめざましいのは何と言っても72話でしょう。所長が止めたのを知った上で大介をルビーナに会いに行かせ、自分はその背後で大介を守ります。威勢の良かったZの頃からの成長ぶりがわかり、やはりマジンガーシリーズは甲児君の成長物語でもあるのだと気づかせてくれるシーンです。

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 大事なシーンを、美しい作画で盛り上げてくださった荒木監督、お疲れ様でした。そして、楽しい時間をありがとうございました。当時はまだビデオが無かったから、テレビを見終わった後、何度も絵を思い出しシーンを頭の中で繰り返し再生しておりました。子供の頃のあの時間は、今でも私の宝物です。
 まだまだご活躍なさると思っておりましたので、大変残念ですし、悲しい気持ちでいっぱいです。心よりご冥福をお祈りいたします。

 ヨーロッパ限定販売のダイザーチームフィギュアを入手したので紹介。
 まずパッケージ表。

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 パッケージ裏。

Team 02

 この4人並んでる姿は、レリーフとして別の商品になって販売されているのと同じデザインです。パッケージを取り出すと、透明な樹脂が2つに分かれていて、足をささえている部分は引き出して取れるようになっていました。全員うつむき加減です。

 デュークはこんな感じです。

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 メットが分厚い分、顔が奥まった感じで造形されてます。

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 特徴的な目の下のくまはほとんどない。

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 甲児君はこんな感じ。丸顔ですね。

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 バイザーが厚いので少しイメージが違いますね。以前に出た大きいサイズの方がバイザーは薄くて、アニメの設定に近い感じでした(ただし透明パーツではなかったが)。

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 ひかるさん。

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 立体にしてもおとなしい感じです。髪は見えません。

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 マリアちゃん。

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 正面見てない感じが、何かを警戒している緊張感を表しているよう。

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 小さいサイズで透明バイザーで顔を表現しようとするとやはりいろいろ大変なのでしょうか。甲児君とマリアちゃんの目がちょっとつり目になってるので、好みがわかれるところだと思います。が、キャラの個性は非常によく表現されていると思いました。

 宇門博士フィギュア出して欲しいなあ^^;)。

 昔のムック本は、設定まわりを知る上で貴重な資料なのですが、ときどきとんでもない間違いを堂々と書いてあったりします。
 まず、黒崎出版「マジンガーZ大図鑑」より。

Kurosaki

 ジェットスクランダー完成、という、マジンガーZの中盤のハイライト、最大のパワーアップイベントです。ところが、説明に曰く、

兜博士は、おおいそぎでジェットスクランダーを設計し

 Zの兜博士ですが、十蔵博士はZ完成直後に暗殺されてますし、剣造博士は表向き死んだことになっています。光子力研究所の開発を主に担っていたのは三博士でしたが、ジェットスクランダーの設計開発は珍しく弓教授でした。なのに、解説では思いっきり兜博士に手柄を持って行かれてます。こんなに大きなイラストで紹介されているというのに、弓教授ってば哀れ……。

 次にエルム「テレビロボット大百科」のグレンダイザーの解説ページ。

Elumu01

 見ればわかる通り、宇門博士の絵が兜剣造博士になってます。誰だこれ描いたの。なお、グレートマジンガーの解説ページには、グレートを作ったのは兜博士だと、後ろ姿のイラスト入りで出ていました。
 また、下の方に

ベガ星雲のすべての星をせいふくしたあと

とありますが、アンドロメダ星雲の間違いですね。
 この本、スペイザーの説明だけいろいろ間違ってたりします。

Elumu02

 スペイザーについて、

合体に必要な時間は2秒

となっていますが、2秒で済めばデュークもピンチにはならなかったし、宇門博士だってダブルスペイザーの開発を考えたりはしなかったでしょう。合体に6秒、分離に7秒半(36話)が正解です。また、巻末のロボット性能比較では、スペイザーと合体しての飛行速度が「マッハ4」となっていますが、本編では大気圏内でフルパワーでマッハ9、宇宙空間ではワープ機能も持っていました。一方、三機のスペイザーの速度は合っています。

I put Japanese translation of Aramis’s Grendizer fun-fiction with Ieko’s Illustration on my home page.

An impressive and short piece in her long fun-fiction is translrated: Daisuke and Hikaru’s wedding ceremony held at a Shinto Shrine.
Ieko’s illustration is very beautiful.

Direct link is : http://www.frontier-line.org/gifts/novel06/01.html
Fics list is : http://www.frontier-line.org/gifts/index.html (6th item is the translation)