GATCHAMAN LA BATTAGLIA DEI PIANETI

|2010/3/4(木曜日)-23:04| カテゴリー: ガッチャマン, 蒐集
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 イタリア語版のBattle of the PlanetsのコンプリートDVDセットを入手。
 まず、米英では全85話が放映されたが、イタリアではそのうちの83話が放映された模様。ボーナスで、日本のガッチャマンの103話と105話のイタリア語完全吹き替え版が収録されている。
 諸君の名前はイタリア語版では日本のガッチャマンに合わせている。順番に
Ken l’Aquila
Joe il Condor
Pretty June il Cigno
Jinpei la Rondine
Ryu il Gufo
といった具合(米国版では、順に、Mark, Jason, Princess, Keyop, Tinyと全く違う名前になった)。
 南部博士はどうなのかと確認したら、米国版のAndersonのままだった。ジャケ絵裏の説明ではIl Dottor Anderson。但し劇中では、Dottorではなく、Comandante Andersonや、単にComandanteと呼ばれている。「アンダーソン博士」じゃなくて「アンダーソン司令官」と呼んでいるという感じか。諸君の名前を日本版ガッチャマンに合わせておいて、南部博士の名前を英語版のままにした理由がよく分からない。
  敵側の名前は米国版の通りで、カッツェがZoltar、ギャラクターはSpectraと呼ばれている。

 毎回のオープニングシーンは、英語のまま吹き替え無しで、音楽にのって5人の説明が流れている。オープニングでは5人は英語版の名前で紹介されるのに、吹き替えが始まるとガッチャマンの名前で出てくるという、よくわからないことになっている。
 さらに、ディスクの中のExstraに、登場人物の説明があるのだが、そちらでは、南部博士はDr. Kozaburo Nambuだし、レッドインパルスはKentaro Wasioとなっている。

 南部博士の名前まで日本語版準拠かどうかを確認するために「三日月珊瑚礁の最後」に対応する回とその前後回を見ていて気付いたのだけど、Battle of the Planetsでは、三日月基地が完全破壊された次の回で、例の海の中から三日月基地を見上げたバンクシーンが使われていて、7-Zark-7が指令を出している。1つ前の回では、ちゃんと珊瑚礁部分に潰されつつ、南部博士を救出して、気が付いた南部博士の指令で超バードミサイルを撃ち込んで木端微塵になるところまで見せているのに……。一体、三日月基地はいくつスペアがあることになっているのだ?
 三日月基地は、英米ではCenter Neptuneと呼ばれているが、イタリア語版ではCentro Spazialeつまり「宇宙センター」あるいは「宇宙本部」といった名前になっていた。
 もっとわからないのが、17話のGrazie Nambu。てっきり南部博士関連の回かと思ったら、「復讐!くじら作戦」の回。南部博士の名前はAndersonのままなので、じゃあNambuって一体誰?、と思って見ていたら、どうやら甚平が1頭だけ助けた例のくじらの名前らしい(笑)。イタリア語の聴き取りには全く自信が無いのだけど……。この回と、ボーナスの105話を見ると、日本の南部博士がクジラに向かってNambuと呼ぶシーンと、日本のアンダーソン長官が南部博士に向かってAndersonと呼びかけるシーンを見ることができて、もう何だかなあな気分になってくる。