いろいろありすぎて分類もままならない。
デマに踊らされず、まともな情報を手に入れる方法としては、まず、テレビ地上波は見てはいけない(これ最重要)。新聞は話半分以下で、海外のニュース(ロイターなど)を元にした記事は必ず原文にあたる(そうでないと、勝手に間違った訳を作られていることがある)。
海外ニュースを(ネットでもいいから)複数チェックして比較すること。できれば原文にあたること。
測定値、条件のはっきりしたシミュレーションにたどりつける情報は信頼できる。出典をたどると論文までいきつく解説記事、書籍なども信頼できる。
このへんを外すといいように騙されるだけ。
冷却系が全て失われた場合のマーク1のたどるシナリオ。1985年米国エネルギー省に出された報告書。
http://www.osti.gov/bridge/purl.cover.jsp;jsessionid=F09A8EAE2E5518966BEE511F182BB3C4?purl=/6402578-Rr9xTe/
こちらは、日本で行われた、冷却系喪失の場合のシナリオ検討。地震による被害を網羅的に想定して検討。
http://www.jnes.go.jp/content/000017303.pdf
原発事故そのものの解説イメージ。
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/the-explosion-at-the-japanese-reactor.html?ref=asia
スタンフォードで行われた、事故についてのセミナー資料。
http://iis-db.stanford.edu/evnts/6615/March21_JapanSeminar.pdf
セミナーに関連したNYTimesの記事。
http://www.nytimes.com/2011/04/03/science/03meltdown.html?_r=2&hp
原発の現状を示したプラントパラメータとモニタリングデータ。測定値。随時更新。
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake_index.html
それをグラフにしたもの。
https://spreadsheets.google.com/ccc?key=0AgRxSmVlzFqvdDVWclRkTERaRGJYMzlZSy1pRmIwSXc&authkey=CP6ewJkO&hl=en#gid=6
今回の事故にあたって省令が変更された。
http://www.nisa.meti.go.jp/oshirase/2011/230330-8.html
東電の事故対策が大甘だったという批判。WSJ日本版。
http://jp.wsj.com/index.php/Japan/Companies/node_213703
WSJ掲載記事の部分訳。
http://earthquakejp.tumblr.com/
今回の地震と原発事故に関する海外での報道を紹介しているサイト。ただ、このサイトはどうやら反原発派であるのでその分を考慮することと、あまり信用できないソースも引用されているので注意し、元がたどれるものだけ利用するべき。
http://d.hatena.ne.jp/kentao/
事故現状の解釈。IAEAのレポート部分訳。
http://iaea-japanese.webspace.ne.jp/bbs/?pid=iaea-japanese&mode=pr&parent_id=60&mode2=0#
今回の地震と放射能漏れ事故について、ScienceInsiderの記事。一部日本語訳あり。
http://www.sciencemag.jp/2011/earthquake
米国エネルギー省の見解。
http://blog.energy.gov/content/situation-japan
今後どうするのか。大前研一氏による。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110404/265766/
内部被曝についておおむね信頼できる解説。
内部被曝に関する線量換算係数。
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html
被曝について最も良い解説の1つ。随時更新中。
http://tnakagawa.exblog.jp/
がんセンターからの情報提供。
http://www.ncc.go.jp/jp/
内部被曝に関する解説。
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=1310
放射線の人体への影響。
http://www.fuku-min.org/fmir/2011/03/post_1.html
東京化学同人が、既刊本のうち、被曝に関連するものを無料公開。
http://www.kagakudojin.co.jp/news/n2140.html
こちらは丸善。地震、災害、放射能関連。心理学分野からのサポートも含んだ幅広い内容の出版物一部公開。
http://pub.maruzen.co.jp/index/kokai/
医学書院。
http://www.igaku-shoin.co.jp/misc/311care.html
学芸出版社。
http://www.gakugei-pub.jp/higasi/index.htm
出版社は普段から学術書の出版で定評のあるところばかり。さすが。
全国放射能測定結果の図。随時更新。
http://r.diim.jp/
4月1日の空間放射線量測定結果。3/15以降の大放出はない。3/15のピークはXe-133。
日本分析センター発表について:Xe-133(半減期約5日)は、ヨウ素131などと同様、核分裂片、使用済みプールからは出ない。
Te-129の半減期は69分、半減期33.6日のTe-129mが親となってTe129を作り続けるので実質的な半減期として33.6日。
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/nodo.pdf
原子力安全委員会より、環境モニタリングの評価。随時更新。
http://www.nsc.go.jp/nsc_mnt/
文部科学省の測定結果からグラフ生成。水道水中の放射線量について。
http://book.daa.jp/radiationgraph_water.html
日本政府はこの手のシミュレーション結果の公開を渋ってて、やっと枝野さんが出すべきだと言い出したようですが。
この情報化社会に隠すだけ無駄な例。とっくにフランスとドイツがやってて、ウェブで大公開、日本人誰でも見に行けます。この状況で日本の研究機関が情報出し渋って役立たなかったら、後で仕分けされる覚悟をすべきでしょう。肝心の時に国民に役立たない気象屋に予算つけるくらいなら、政府の思惑なんざ無関係に結果出してくれる海外の気象屋に金払おうと思うのが当たり前だわな。彼等にしてみれば、日本に居る自国民の安全確保のために放射能がどうなるか検討するのは至極もっともな話。ついでに言うと、海外のシミュレーション結果をそのままにしておいて、「日本の報道」を通して情報が歪むと、絵でわかりやすいだけに更に混乱をきたす。これを防ぐには、海外よりも制度の高い計算結果を公開する以外にない。公開を渋れば渋るほど、制度の低い情報が幅を利かせる結果になる。
海に放出された放射能がどのように移動するかのシミュレーション。フランス。
http://sirocco.omp.obs-mip.fr/outils/Symphonie/Produits/Japan/SymphoniePreviJapan.htm
海中での放射能移動の予測。精度は高くない。参考程度。考え方はこれでいいと思うんだけど、計算で精度を上げられればなおよし。
http://katukawa.com/?p=4098
ドイツ気象庁による空気中での放射性物質の移動の計算、日本語訳。計算開始時点で放出されたらその後どうなるか、を計算しているだけ。既に出た分の計算ではない。濃度が明らかではないので相対的目安でしかない。精密予測ではないが、ここまで出来てるなら、測定結果を突っ込めばもっとよくなるはず。
http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329
フランスによるシミュレーション。大気中。
http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_22mars.aspx
台湾によるシミュレーション。大規模漏出が起きた場合にどうなるか、という計算。解説日本記事。
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20110405/Rocketnews24_85605.html
http://www.rcec.sinica.edu.tw/~cylin/lab/WRF-radiation-forecase.htm
大規模でない漏出が延々続くのは避けられないわけで、そうなった場合の土壌汚染の広がりや海における放射能の移動の方が問題になるんじゃないかなぁ……。
気象庁による海流の可視化。参考になるかも。
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/jun/current_jp.html
3月15日の放出まとめ。
http://togetter.com/li/119437
初期の放射能放出は半減期の短いヨウ素が主だったが、そいつが無くなると、次はセシウムとストロンチウムが放射能の原因になる。両方とも半減期が長いので、人間以外の生物での濃縮も考えつつ末永く付き合うしかない。付き合いたかないけどな。
海中の魚へのセシウムの移動について。種類によっても、組織によっても異なるが、セシウムについては魚介類中での生物濃縮が起こることがわかっている。
http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=radioisotopes1952&cdvol=48&noissue=4&startpage=266&lang=ja&from=jnlabstract
米、小麦、土壌におけるセシウムとストロンチウムの変動。
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/JASI/72-4549.pdf
精度いまいちな情報はこの2つ。
放射線と健康。アーネスト・スターングラス博士による報告の日本語訳。出典たどれず不確か。あくまで参考情報程度。
http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/
チェルノブイリのその後。NHK放送のスクリプト書き起こし。嘘は放映してないにせよ、バイアスかかってる可能性は疑えと。
http://www.twitlonger.com/show/9ie4kk
原発の経済面からの評価(於原子力委員会)。安価ではないという結論。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf
災害の後社会がどうなったか。メキシコのケース。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ir/college/bulletin/Vol.20-2/_01Matsushita.pdf
1つ前のエントリーで最悪の場合を想定すべきと書いたが、どうやらそうなりそうな(汗)。つまり、原発持ってる国ならどこでもやってる最悪のケースのシナリオシミュレーションを、都合が悪いからとシカトして怠り、現在本当に何もわからない状態に陥っている可能性があるという指摘orz。
http://d.hatena.ne.jp/trailblazing/20110404/1301908207
日本化学未来館による情報まとめ。
http://www.miraikan.jst.go.jp/linkage/quake2011/
地震そのものについて、専門家にとっても予想外だったという話。地震予知って一体……。
http://www.natureasia.com/japan/nature/special/nature_news_031711.php
地震にまつわるデマ蒐集サイト。
http://hara19.jp/archives/5552