ここの管理人はエアソフトガンが好きです。BB弾を撃つアレです。サバゲーは今のところやってません。おうちシューターです。
2010年の秋頃に、マンガ家の新條まゆさんがやってくれたことに触発されて、本当に女性に担げないものなのか?と東京マルイのPSG-1を中古で衝動買い。何でいきなりそっちに走ったのかは謎ですが、まあ前から興味はあったということでしょう。
まあ、それと同時期に、ガッチャマン関連の資料を集めてまして、レッドインパルスの銃の元ネタは何だろう……と探しましたが、実銃に似た形のものを見つけることができず(トリガーの前に弾倉というのはモーゼルくらいしか無いが、全体の形はまるで違う)、そのかわり競技用エアガンで似たのを見つけて、元ネタはひょっとしてコレではないか?、と一応ブツを押さえたりもしました(気分は赤親父、の筈が……)。
さて、PSG-1については、トイガンなのにそんなに重いのか?ととりあえず立射姿勢で構えてみましたが、実はそれほどでもありませんでした。が、安定して構えるには、エアライフル競技用のウェアが欲しいところ。基本は骨格で支えるのですが、それでも多少筋力不足かな、と。あと、プラスチックのパーツのキシキシ感が多少気になりました。それにこいつは電動ガンなので、充電を怠ると撃てなくなります。
で、まあ、構えた感じがそれなりによかったし、冬場は雪でどうしても運動不足になるから、運動不足解消のためにしっかり撃つか、と思い立ちます。
おうちシューターとしては、電動ではなく一発撃ちできる、それなりに重量のあるライフルが欲しい。そうでないと、トレーニングにならない。できれば命中精度の高いものが欲しい。ということで目を付けたのが、東京マルイのL96AWSでした。スコープ込みで4キロ弱を構えて1発ずつ撃つと、それなりに筋力も集中力も要求されます。で、まあ、ターゲットを買い込んで冬場はもっぱらおうちで射的、ということになりました。
あとは、検証用に買った、コルトM16A1ベトナムバージョン。こちらも東京マルイ製の電動ガンです。何を検証したかったかというと、ガッチャマンFの銃撃戦(博士を煽ったのってジョーだったのか……)。この南部長官の射撃シーン、使っているのはハンドガードに溝がないことからM16A1で、30発用のマガジン(弾倉)をつけたものをモデルにしたと思われます。南部長官、左手がマガジンの下の方を持って撃ってますが、これだと反動でぶれた時にマガジンが抜けかねません。この場合ですと、左手はその前方の、銃身を包んでいるハンドガードの部分を持つのが正しいです。あるいは、マガジン前方の付け根の部分を左手で押さえるかですが、この場合も銃本体を持つことになります。実際にM16を構えてみればわかりますが、マガジンはトリガーのすぐ前ですので、南部長官のような持ち方をしても安定しませんし、反動でマガジンと銃本体の間にガタが来たりマガジンが抜けたりしかねないです。これは作画のミスでしょう。南部博士の構え方をしたいのなら、M4カービンのように、銃身部分のガードをマウントレール付のものに交換しストックを取り付けるしかないですが、元のM16とはかなり違った形になりますね。
横道に逸れました……。
さて、長物はPSG-1、L96AWS、M16A1、ハンドガンは競技用のコクサイOLYMPIAということで、冬場は遊んでました。半分が筋トレ目的なので、基本は立射です。
この3年遊んでみて、一番使ったのはL96AWSでした。おうちなので射撃距離が近すぎるので、スコープを若干下向きに(紙2、3枚分くらい挟んで)とりつけてゼロインすると、どこに命中したかまで見ながら撃てるからです。PSG-1でもできますが、長すぎて取り回しが面倒なのと、電動ガンはどうしても連続して撃ってしまい、集中力が続かないので、一発ずつボルトアクションで撃てる方がトレーニングにはなります。他のを使わなかった理由はというと……。
M16はピープサイトで、OLYMPIAはオープンサイトです。私は矯正視力もそれほど良くない(というか元の近眼がひどいので、矯正視力を上げ過ぎると眼鏡の度が入りすぎて不便)ので、サイトでしっかり狙っても着弾の場所を確認してゼロイン調整が難しいので、やはり精度の高い調整ができず、結局この2つはあまり使わないということになってしまいました。
この冬になって、競技用のものではなく、もう少し小ぶりの実銃サイズのハンドガンを1つくらいは欲しいな、と思い立ち、東京マルイのSIG P226Rを購入。オープンサイトだけでは相当練習しないとうまくいかないことがわかっているので、レーザーサイトをつけるためにはアンダーレイルが必須です(笑)。また、これまで、エアコッキングガン、電動ガン、と使ってきたので、今回はガスガンにしました。
で、まあ、せっかくだからこれまであんまり使ってなかったM16A1やOLYMPIAもしっかり使おう、と思い立ち、とりあえず照準器を整備することにしました。
どちらもスコープを付けると重くなりすぎるしちょっと大げさなので、ダットサイトを付けることにします。ついでに、調整用の道具も少し揃えてみることにしました。いろいろ頼んでいたのがだいぶ届きました。
まずはこれ。左がサイトロンMD-33。自衛隊も採用のダットサイトです。右は、EOTech EXPS3-0。軍用スペックのホログラフィックサイトです。
どちらも小型の電池で動き、レーザーでレティクルを投影します。
左側下はレーザーボアサイターで、細くなっている先に銃身内側のサイズに合ったアタッチメントを取り付けて銃口からまっすぐ差し込むと、レーザー光が飛ぶので、レーザーが当たっているところに合わせて照準器の中心を合わせると、簡単にゼロインできます。
実際に撃ってゼロイン調整したL96AWSにとりつけて、ターゲットをレーザーで照らし、スコープの中心を見ましたが、大体合ってました。ばらつきを考えるとレーザーの方を基準にした方がいいのかも。おうちシューターなのでターゲットまでの距離は短めにするしかないですし、もうちょっと遠い距離で合わせることになってもレーザー基準でおよそのところまでは直ぐに調整できそうです。
右側下は水準器のセットです。ただし磁石で止められるようになっている小型のもので、1つを銃本体に、もう一つをスコープに取り付けて、水平を出すためのものです。実銃用のものらしいですが、エアソフトガンでも使えます。まあ、単なる水準器ですから、ホームセンターで買って来ても同等品が買えます。が、ホームセンターのものはサイズが大きくて細い銃の上に載せるのが難しかったりするので、磁石付小型が便利です。
上は、スコープやダットサイトに直接取り付ける水準器です。エアガンは撃つ時の水平維持がシビア(BB弾を遠くまで飛ばすため回転させて揚力を得ているので、こいつが重力とキャンセルすればいいが、銃身を軸として角度をもった状態で撃つと、キャンセルする重力が無い方向に揚力が働き、結果として狙いとは大幅にずれたところに着弾する)なので、水平を維持できているかを見るには、銃本体に水準器をとりつけておいた方が練習にはなりそうです。
予定では、ホロサイトをOLYMPIAに、ダットサイトはM16A1に、と思っていたのですが、古いOLYMPIAのサイト用レールはピカティーニレールではないため、そのままではホロサイトを付けられないことがわかり……ピカティーニレールの薄いのを買って来て適当に穴を空けて元々のレールもろとも本体に固定するか、元のレールに横溝を切るしかないということに。レールの厚みからしても溝を入れると二分割になりかねないので、地元パーツショップで、サイドレール用のパーツをゲットしました。近々穴あけ作業をすることににします。
光学部品で妥協するとろくな事がないので、今回、ホロサイト、ダットサイトともにレプリカではなく本物を買ったのですが、ここで重大な問題が。ホロサイトのレティクルが右目で見るとにじんだ感じになってしまってダメな状態。最初は初期不良かと思いましたが、左目で見ると、微妙に2重に見えてはいるけれど、形自体は結構鮮明に見えています。
私がど近眼だったことに改めて思い当たりましたorz。
眼鏡で視力矯正はしているのですが、眼鏡を作ってからかれこれ10年近く経っていて、だいぶ度が合わなくなっているようです。パソコンを使ったりする日常生活には特に問題無いのですが、照準しなきゃならないというシビアな環境になって、自分の目と眼鏡がダメであることが発覚しました。多分、近視の矯正もずれてるけど、もともとほとんど無かった乱視の混じり具合も変わってきてるっぽいです。
南部博士をおちょくっている場合ではなかった……。
今度ショップへ行った時に、マグニファイヤである程度視力補正できるか訊いてみます。ピント調整機能が少しあればカバーできる範囲だろうとは思いますので。
でもまあ、眼鏡は合わせた方がいいので、そのうちまた眼鏡屋に行きます。ホロサイトもチェック用に眼鏡屋に持参するべきでしょうねえ、念のために。ホロサイトのレティクルが見えれば、私の眼鏡としてはオッケーなわけです。普通に生活しているとあまり気付かないですが、眼鏡の度が合わなくなればレティクルが滲んで見えるわけで、ホロサイトを装着したエアガンをしょっちゅう使っていれば、眼鏡の交換時期もわかりそうです。これは便利かもしれません。まったく、予想外の目的外使用で役立ちそうです>ホロサイト。
ということで、あんまり活用できてないエアソフトガンでもっと遊ぼうと思って始めたことが、自分の目と眼鏡をチェックしてダメ出しする結果になったというオチでした。