ゴーストリコン、ワイルドランズもブレイクポイントも一通りプレイしたが、結局、AIに頼るゲームだった。ソロプレイもできるようだが、3人のAIチームメイトと一緒に攻略するのが基本。

いい装備と十分な弾薬が手に入るのだが、派手に撃ち合うと敵が応援を呼んでいつまで経っても戦闘が終わらない。敵は大抵2人から4人でまとまって巡回している。グループのうち一人だけを倒すと残りが騒ぎ始め、エリア全体が警戒状態になる。倒した死体は一定時間で消える(ゲームが重くならないための仕様だろう)が、その前に発見されても警戒状態になる。

ドローンか、双眼鏡や目視で敵を見るとマークが付き、マークが付くとAIチームメイトに攻撃をさせることができる。SYNCショットといって、3人までマークしておいてショット指示を出すと敵をまとめて3人倒せる。自分も狙撃に加わると、最大4人まで同時に倒せる。応援を呼ばれないようにして戦闘を終わらせるには、敵が仲間から離れたところを巡回しているタイミングでSYNCショットでグループ全員を倒す、というのが良いことになる。

敵の近くにプレイヤーキャラ(PC)が行くとすぐ発見されるが、AIチームメイトは敵とすれ違う状態になっても発見されない。しかもPCはプレイヤーの腕次第で狙撃に失敗することがあるが、AIチームメイトは百発百中で敵を倒してくれる。複雑な飛び方をするドローンでも全く外さない。こうなると、どうしても4人一度に倒さないと騒動になる時だめPCが一緒に狙撃し、それ以外はPCは匍匐して身を隠した状態で、AIチームメイトに狙撃に行かせるのが、一番静かに制圧する方法になる。SYNCショットは1回やるとクールダウンで待たされるので、敵の巡回経路とクールダウン時間を組み合わせて、発見されないように敵を排除するという、アクションよりもパズル要素の強い戦闘になってしまった。巡回しているグループを倒し、別グループが死体を発見する距離に来る前にそちらも倒すと、気づかれずに敵の数を減らせる。

さらに、AIチームメイトは、対象物越しに反則技のような狙撃ができる。窓の全く無い建物とか、洞窟の中に敵が居る時に、ターゲットを1人ずつ指定してSYNCショットさせると、時間はかかるが大抵の場合ロックオンできる。このロックオンは不安定で、1秒ぐらいでターゲットを見失ってしまうので、その前に素早くショット指示をすれば(×ボタン押し下げ)、壁越しであっても狙撃が成功する。どうも、テクスチャを張っているオブジェクトと、弾丸を跳ね返すといった物理的性質のレイヤーが完全に一致していなくて、物理的壁はプレイヤーには見えないがすき間があって、AIにはそのすき間が見えていて狙撃できてしまうような感じである。ただ、この狙撃はAIにとってもやりにくいらしく、一度に複数ターゲットを指定するといつまで待ってもロックオンできなかったりする。

結局、派手な銃撃戦になったらその時点で半分失敗、時間がかかってもSYNCショットでちまちま敵を削るのが楽な攻略方法だとわかった。なお、ワイルドランズはプレイ開始時にドローンが非力で、スキルアップすると到達距離や敵検出範囲や動作時間が延びる。そのかわり後半に攻略する地域では敵基地にドローンジャマ−があるので、まずそれを破壊(グレネードで破壊するので大抵敵に気づかれる)し一旦逃げて警戒レベルが下がってから削っていくことになる。ブレイクポイントはドローンの性能自体が最初からいいしジャマーがほとんど無いので、ドローン偵察し巡回タイミングを見て敵を削っていくというのがやりやすくなっている。

ゴーストリコン

|2021/8/4(水曜日)-03:50| カテゴリー: ゲーム
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ちょっと前にPS4版のゴーストリコンというオープンワールドシューティングアドベンチャーゲームがセールで、買って遊んでみたところ、思ったより快適だったので嵌まってしまった。ワイルドランズが少し古いもの、ブレイクポイントが一番新しい物らしい。

プレイヤーは、ノマド、という名前の米軍特殊部隊員になって、いろんなミッションをこなす。新しい方のブレイクポイントの方が少々システムが複雑なので、ワイルドランズを先に遊んだ方がゲームシステムに馴染みやすい。

FPSは酔いやすいので、TPSであることが遊んでみる気になった割と大きな理由だったりする。

TPSのオープンワールドシューティングなアドベンチャーゲームは、FalloutシリーズやBiohazardシリーズ、Days Goneなどをやってきて、それなりに面白かったが、イマイチ爽快感には欠けていた。これまで好んで遊んでいたゲームは、どれも世界が一旦終わったか大災害に見舞われた後の無法地帯を生き延びるという設定ばかりだった。世界が荒廃してることにリアリティを持たせるために物資が手に入りづらかったり、武器に寿命が設定されていて何回か使うと使えなくなたりする。修理もできるが、そのためには素材を拾い集める必要があって、常に武器の状態を気にしながら、わけのわからんゾンビと戦うことになる。常に物資を探し、持ち運べる量を気にしながら探索を進めることになり、ほとんどゴミ拾いゲームな感じだった。

ところが、ゴーストリコンはモノ集めや修理状況を気にすることが全く無い。ワイルドランズはボリビアで武装した麻薬カルテルと戦う設定だし、ブレイクポイントは軍事ドローンの実験場と化したアウロア群島で戦う話である。どちらも敵が武装しているうえ、時代は現代でテクノロジーはしっかり機能している。すると、武器は品詞主がいいから修理は不要だし、弾薬はふんだんにあるかた集めてちまちま使う必要がない。

アイテム拾いやちまちまとした修理から解放されるのは結構快適である。キャンプをすると弾薬は補充されるしショップも利用できるし、乗り物としてヘリがいつも用意されて、移動の手間もかからない。たまにはこういうのも良いものだなあ。