グレンダイザー1話、観測室で宇門所長と甲児君が交わした会話。
甲児「所長、円盤です」
宇門「うーん」
甲児「TFOで追ってみましょうか」
宇門「それはやめた方がいい」
甲児「どうしてですか?所長は、もしや、宇宙人の存在を信じないのでは……」
宇門「ん?いや、そういうわけでは」
甲児「所長、NASAではですね、既に認めているんですよ。現に一般人でも、頻繁にUFOを発見しているじゃありませんか」
宇門「そう、だったらわるい宇宙人でなければよいが」
甲児「彼等は、地球と貿易をしたいんですよ。そのために、さかんに偵察旅行しているんです」
宇門「そうであってくれるといいんだがね」
甲児「地球人もそろそろ宇宙との貿易を考えるべきです。このままでは、資源は減る一方だし、絶対に必要だと思うんです」
宇門「甲児君、君がこの研究所を選んだ理由がわかったよ。君は江戸幕府が鎖国を解いたように、地球の鎖国を解きたいんだね」
甲児「そんなふうに言われちゃうと照れちゃうけど、僕の夢なんです」
宇門「うん、いや、すばらしい夢だよ」
こんな具合です。当時のUFOブームをうまく取り込んだ台詞になっています。
まあそれはそれとして、変な論文を見つけました。
Richard Stothers, “Unidentified Flying Objects in Classical Antiquity”, The Classical Journal, Vol. 103, No. 1 (Oct. – Nov., 2007), pp. 79-92.
どうも、古典とか古文書とかを研究する学会の出している論文誌らしいです。タイトルを訳すと「古典におけるUFO」ってところでしょうか。
要約はこんなでした。
A combined historical and scientific approach is applied to ancient reports of what might today be called unidentified flying objects(UFOs). Many conventionally explicable phenomena can be weeded out, leaving a small residue of puzzling reports. These fall neatly into the same categories as modern UFO reports, suggesting that the UFO phenomenon, whatever it may be due to, has not changed much over two millennia.
「歴史的および科学的方法を組み合わせを、古いUFO目撃報告に適用した。ごくわずかの込み入った報告を除いて、従来の現象は除外することができた。それらは最近のUFOの報告と同じカテゴリーに入れることができ、UFO現象は二千年にわたって変化していない。」
つまり、古代ギリシャとかローマの時代からの「何か変な物体が飛んでるのを見ました」報告を集めて分析して、説明がつく現象に分類したという、大まじめな研究論文、らしいんですね。
取り上げてるネタがネタなんで、古典の研究としてはかなりアレな代物だと思うんですが、一体どこの物好きがこんなもの書いたのかと思って、本文末尾の著者の所属を見てみました。
National Aeronautics and Space Administration
……マテ。
まさかのリアルNASAでした。一体何やってんだYO!>NASA。上のグレンの台詞を思い出して、笑いが止まらなくなったじゃないですか。
まあ、空軍が冷戦を背景に変な形の飛行物体を開発し、目撃されても軍事機密なので黙ってた結果、勝手に世間がUFOだ宇宙人ビークルだと盛り上がってしまい、隠してるのは政府の陰謀に違いない、と濡れ衣やとばっちりが山ほどやってきてたと思われます>NASA。
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