さて、apacheとPHPとMySQLが入ったので、これで日記帳とかはいつでも引っ越せます。次は、htmlで作っていたページの移行です。無料のCMSはいくつかありますが、ploneが良さそうなので使ってみることにします。
 ploneを走らせる場合、sudoコマンドでrootでないユーザーで実行するのですが、FreeBSDにsudoは入っていません。なので先に入れます。
cd /usr/ports/security/sudo
make install

オプションはデフォルトのまま。AUDITのみ選択。
設定はvisudoで行うが、何もしなくてもインストールはできるし使えます。

 plone最新版は4.3.1r1ですが、
libxml2 must be version 2.7.8 or greater; libxslt must be 1.1.26 or greater.
が条件です。最新版のportsを確認してもこれよりバージョン番号は小さいです。ということで、ソースから入れることになります。
 ソースをもらってきましょう。
ftp xmlsoft.org
get libxml2-2.9.1.tar.gz
get libxslt-1.1.28.tar.gz

 libxmlの前にiconvを入れないとダメです。もらってきましょう。
ftp ftp.gnu.org
cd /gnu/libiconv
get libiconv-1.9.2.tar.gz

tar zxvf libiconv-1.9.2.tar.gz
cd libiconv-1.9.2
./configure
make check
make install

tar zxvf libxml2-2.9.1.tar.gz
cd libxml2-2.9.1
./configure
make install

tar zxvf libxslt-1.1.28.tar.gz
cd libxslt-1.1.28
./configure
make install

 準備ができたのでploneを入れます。plone.orgからソースをもらってきます。
tar zxvf Plone-4.3.1r1-UnifiedInstaller.tgz
cd Plone-4.3.1r1-UnifiedInstaller
./install.sh –build-python –password=******* –target=/usr/local/Plone standalone

 ******には初期パスワードを入れます。–passwordを指定しなければインストーラが勝手にパスワードを設定してくれます。

 なぜか1回目は、
Python build has failed.
Installation has failed
になりました。インストールログを見ると、最後の方に、
pybuilddir.txt: No such file or directory
と出ています。
 もう一回同じオプションで./install.shを実行すると、今度は問題なくインストールが終了しました。
 起動します。このバージョンから、ploneではなくplone_daemonが実行ユーザになりました。
sudo -u plone_daemon /usr/local/Plone/zinstance/bin/plonectl start
ps auxして動いていることを確認したら、
http://133.242.169.139:8080/
にアクセス。新しいサイトをつくるかきいてくるので、
サイト名 FrontierLine
説明 Frontier Line
言語 日本語
を選びます。これで、
http://133.242.169.139:8080/FrontierLine
で、サイトを見ることができます。初期パスワードでploneに入った後、ユーザーを作って管理権限を与えてサイト管理者にします。
 停止は、
sudo -u plone_daemon /usr/local/Plone/zinstance/bin/plonectl stop
です。

 自動起動の設定ファイルは、ソースを展開したディレクトリPlone-4.3.1r1-UnifiedInstaller/init_scripts/FreeBSDの下にあります。README.txtの通りに、standaloneの場合は、
cp zope2_10 /usr/local/etc/rc.d
chmod 555 /usr/local/etc/rc.d/zope2_10

 /etc/rc.confに、
zope2_10_enable=”YES”
zope2_10_instances=”/opt/Plone-3.0/zinstance”
を追加します。



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