こちらで紹介したフランス語バンドデシネの内容を紹介する。twitterだと数が増えるのでまとめを書くことにした。本を買って自分のペースで楽しみたい人は、本を読んでから見に来て下さい。
富士山の噴火が続くなか、宇宙科学研究所の近くに、ベガ星人用の難民キャンプの建設が始まっていた。円盤獣がきたら誘導するために戦闘機が飛び回っていた。デュークはグレンダイザーをオオタに引き渡そうとしていた。そのとき、戦闘機に対する攻撃が始まった。アルケンが裏切ったのではないかとオオタは言うが、デュークは否定した。アルケンとは交渉できたが、兵士達は降伏に納得していなかったので、反乱が起きたのだろうと考えたのだ。もし、ケオスが指揮をとっているなら、人類を殲滅しにくるだろう。
デュークと甲児は出撃し、ヒドラゴンに向かった。ヒドラゴンは攻撃してこず、富士山に着陸していた。ベガトロンの補給中であることを察したデュークは、ダブルスペイザーと合体し、ヒドラゴンに向かった。3つあるはずのヒドラゴンの頭は2つしかなく、操縦者の一人がいなくなったことがわかった。
グレンダイザーはヒドラゴンを捕まえるが、重すぎてダブルスペイザーで思うように飛べない。デュークは、火口の上でできるだけ上昇し、グレンダイザーを落とすように甲児に言った。ためらいながらも甲児はグレンダイザーを落とすが、直後、重さに耐えきれず、エンジントラブルから墜落してしまった。
グレンダイザーとヒドラゴンは火口のマグマの脇にひっかかっていた。宇門は、グレンダイザーでも熱さと圧力に耐えられないから早く脱出するように言う。円盤獣の中では、アルガイアが降伏を勧めたが、ケオスが断固として拒否し、先に壊れるのはグレンダイザーの方だと言った。アルケンのためにこのまま頑張るというケオスに、カシオールは、アルケンを殺したのはあなただとなじった。内部の通信を聴いたデュークは、子供が居るのかと問う。アルガイアは、カシオールを脱出カプゼルに乗せて打ち出し、デュークに託した。アルガイアはケオスが動かしている首を攻撃し、ベガトロンの供給を止め、ヒドラゴンとともにマグマの中へと落ちていった。
富士山では、墜落したダブルスペイザーに向かってひかるがデュークバギーを走らせていた。甲児を発見し、操縦席から連れ出すが、周囲ではマグマが上昇し、動けなくなってしまった。
グレンダイザーは、片手にカシオールのカプゼルを持っているため、火口には片手でしかつかまることができない。じりじりとマグマに向かって滑り落ちつつあった。そこへ、ドリルスペイザーがやってきて、グレンダイザーを引き上げた。
ひかると甲児は、吾郎と番太が木を切り倒して作った道を使って脱出した。
軌道上では、酷いやけどをおったケオスがマザーバーンに戻っていた。ケオスは、グレンダイザーを火山に埋めてやると言い、かろうじて軌道上にとどまるだけのエネルギーしか無かったマザーバーンを地上に向けて降下させた。ベガ星人達は、カシオールからアルケン暗殺がケオスの仕業だときかされていたが、信じていなかった。しかし、ケオスの行動を見て、カシオールが正しかったと悟った。ベガ星人たちはケオスを殺したが、マザーバーンを軌道上に戻すことはできなかった。マザーバーンのベガ星人が全員死ぬは避けられず、地上に居るカシオールだけでも助けるには、マザーバーンが地上に激突する前に自爆させる必要があった。ただ一人残ったカシオールのために、ベガ星人たちはマザーバーンを自爆させた。
自爆によって落ちてきた破片を、グレンダイザーが破壊した。脱出カプセルからは、塞ぎ込んだカシオールが現れた。
この章のタイトルは、”AUCUNE PAIX AUCUN COMPROMIS”、慣用的な言い方なのかと思って辞書を調べたが、特に出ていなかった。「平和もなく妥協もなく」と、ストレートに訳してみた。
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