家露さんにお返事

|2010/1/20(水曜日)-23:49| カテゴリー: ガッチャマン, 創作
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 家露さんのこのエントリーにお返事。
とりあえず、南部君のドレスは不要です。
 南部君に関しては、こういう格好↓を想定してます。ドレスじゃなくて白衣です。言葉で説明するより挿絵にして注を付けた方が多分わかりやすいので、描いてみました。
hakui.png

 一応、円沈管持たせてみましたが、メスとかハサミとかカミソリとかを持たせるのもOKかと。
 ISO標準の白衣としては、前ポケットにISOのロゴ、ポケットのちょっと上に所有者の名前を刺繍で入れる、みたいなイメージです。で、温泉仕様になると、背中にでっかい温泉マークと通し番号が追加される(笑)。
 まあこの格好で暗い部屋をうろつかれるとそれだけで十分マッドな雰囲気は醸し出せると思うんですが。ISOのロゴは工夫の余地ありかも。そのうちデザインを考えます。
 もともとの私のフィクでは、南部君が居る部屋は、生化学系の実験室+ちょっと変わった培養設備(=ジゴキラー風呂)なんで、湯船と実験室を言ったり来たりして作業することになり、しかもISOの施設なので職員が来ることもある。それなら腰にタオルくらいは巻いてないと失礼だし、白衣も必要なので、この格好になるわけです。実験最優先にするとこれが一番効率が良いんですよ、多分。そして他人からどう見られようが、未確認生物を前にした南部博士が意に介するはずもなく……。



 ガッチャマンのSF考証をやっておられた小隅黎先生が亡くなられた。一応、東京創元社のページから引用しておく。

SF作家・翻訳家 柴野拓美(筆名=小隅黎)先生逝去

SF作家・翻訳家の柴野拓美(筆名=小隅黎[こずみ・れい])先生が、1月16日午後8時6分、肺炎で逝去されました。1926年10月27日、石川県生まれ。83歳でした。

日本初のSF同人誌〈宇宙塵〉を、1957年5月の創刊時より一貫して主宰、編集してこられました。月刊商業誌〈SFマガジン〉に遡ること2年前の創刊であり、この同人誌からは星新一をはじめ数多のSF作家、翻訳家、評論家が誕生しています。創刊から15年間は月刊刊行、その後も現在まで不定期刊で続いており、最新号202号は昨年春に発行されました。

翻訳家・小隅黎としての弊社・創元SF文庫への初登場は、1977年刊行の、E・E・スミスのレンズマン・シリーズ最終巻(当時いったん全6巻として完結していた旧訳版シリーズに続けて刊行した、第7巻『渦動破壊者』)でした(当時の叢書名はまだ「創元推理文庫SFマーク」)。そして2002年から04年にかけて刊行した新訳版レンズマン・シリーズは創元SF文庫での、また先生の単独名義での訳業としても、最後のまとまったお仕事となりました。

レンズマンに関しては、02年5月、丸善名古屋店の主催で、”新訳版『銀河パトロール隊』刊行記念”と銘打ち、柴野先生の盟友だった故・野田昌宏先生とのトーク・セッション「SFこそ我が人生」が同店で開催され、100名近い参加者を集めたことも、今とても懐かしく思い出されます。

ハードSFの翻訳が中心でしたが、それにとどまらず、創元SF文庫ではニーヴン&パーネル『インフェルノ』、ハル・クレメント『一千億の針』や、また、ポール・アンダースン『アーヴァタール』、そして『造物主(ライフメーカー)の掟』他のJ・P・ホーガンの諸作品を翻訳していただきました。

編集部では昨年12月に、日下三蔵先生とともに御自宅へおうかがいし、3月刊行予定の今日泊亜蘭『海王星市(ポセイドニア)から来た男/縹渺譚(へをべをたむ)』のための「今日泊さんの思い出」のインタビューを収録させていただいたばかりでした。

ご冥福をお祈りいたします。
(2010年1月16日)

 ファンアタスティックコレクションNo.3の科学忍法火の鳥の考証を書いておられるのが小隅先生なので、業績を偲びつつ読むべし。
 そういえば、初代ガッチャマンてちょうど今頃(2010年)の時代をイメージして作られたとどこかにあったような……。



 Reeさんのところで、「これは先に 涼さんに南部君で温泉掘って貰いましょ。」発言が出たのでそれを受けて。

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早いってレベルじゃねーぞ

|2010/1/13(水曜日)-22:35| カテゴリー: 雑記
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 WIRED VISIONの記事の「カモの驚くべきペニス:螺旋型が「爆発」(動画)」。まーでも、外敵やら天敵やらがうようよ居るところで、のんびりコトを済ませていたのでは、格好の餌食になってとっくに滅んでるわな。



実体判明、その他

|2010/1/12(火曜日)-01:54| カテゴリー: ガッチャマン, 蒐集
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 実体を見せずに出品されてたハードカバーのBattle of the Planets本を落札したのが今日届きました。イギリスで販売されたカラーコミックスで、イタリアで印刷されたもののようです。中の絵の方は、既に入手したアメリカの最初の放映当時に出回っていたコミックスと同じものらしく、Classic Issuesに収録されているものの一部と全く同じでした。

 あと、アメリカで放映されたBattle of the Planetsの85話分のcomplete set DVDを海外オークションで買ったのが無事届きました。The Official Guidebook と突き合わせて確認するための資料としては十分です。1話を見たんですが、三日月基地(Center Neptune)は最初からあることになってるし、ナレーションの内容は7-Zark-7が全部喋っちゃうし、兵士との戦闘シーンは全面カットと、前情報通りの改変というか改造ぶりでした。



 家露さんのところから、なぜか着付け教室のヘッドになって営業している南部君と宇門博士をいただいてきたので、これをネタにしてショートストーリーなど。
ノリでやった。後悔はしていない。公開はするが。
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同類かよ!>35話の南部博士

|2010/1/9(土曜日)-02:23| カテゴリー: ガッチャマン
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 いやー、初めて南部博士が同類に見えた(汗)。
 鑑賞メモにも書いたのだけど、今回は南部博士は最初に登場するけど、台詞は無いのよ。油田を国王(実はカッツェの変装したニセモノ)に一人占めされてしまい、アリ王子が民衆率いて戦うんだけど戦況はかんばしくなく……で、科学忍者隊に助けを求める。
 ところが、アリ王子、科学忍者隊のことを詳しく知らないんですね。この世のどこかに居るらしい、くらいしか知らない。それでも、電信(モールス)で助けを求める通信を送る。
 それをしっかり三日月基地で南部博士が自分で受信してるわけ。常時あちこちモニターしてるISOの通信士が、じゃなくて南部博士自身が。周りには誰もいないし、通信ありましたって連絡受けた様子もない。実はこれって結構重要なチェックポイントなんです。
 アリ王子の知識だと、国際科学技術庁や南部博士のことを意識しているわけもなく、三日月基地はそもそも存在を秘匿されてるから当然知らない。どこの誰に向かって通信していいかわからないわけで、無指向性のアンテナで四方八方に「科学忍者隊聞こえたら返事してー!」な通信を送るしかないでしょう。
 そういう通信をタイミング良く受信するには、普段から飛び交ってる電波を聴いてないと無理でしょう。私も以前、アマチュア無線に手出しする羽目になって、ついでに広帯域受信機を買って毎日いろいろ傍受しまくってたことがあったんですが、つまりそういうことをしていれば、たまたま誰かが出した電波だって拾えても不思議はないわけです(無線通信は、こっそり聴くだけなら法には触れませんが、聴いた内容を他人に漏らすとダメです。念のため)。
 ということは、南部博士は、時間があると三日月基地の設備を利用していろんな通信を傍受して遊んでいた無線マニア、と考えるしかないわけです。

 いやー、台詞無しで登場しただけの南部博士に、個人的には思いっきり親近感抱いちゃいました。同類かよ、ってか、同じ属性持ってたか、とか、同好の士か、とか……。



 どうせ南部君を出すのなら……。 続きを読む……