19話:地獄のスピード・レース
父王を犠牲にしてもマイクロフィルムを忍者隊に渡そうとしたのに、そのフィルムが最後に燃えてしまって、努力が報われなかったゲストキャラのルーカー殿下が哀れな回。
チェックポイント
- 賭博王国のルーマン王国。国王はギャラクターに忠誠を誓っている。
- ナレーション「ガッチャマンを始めとして、科学忍者隊のメンバーは、南部博士の指令を受けて、国際科学技術庁の秘密基地に集まっていた」
- レース開始直線にフィルムを忍者隊に投げるが、ギャラクターに横取りされる。
- 竜の車は不調でリタイア、G5号で後を追う。
- 忍者隊がフィルムをパスして、最後は甚平が飲み込んだフリをして殿下のブーツへ。
甚平は腹を切ってフィルムを取り出すために連れて行かれる。
閉じ込められた3人と殿下は脱出。 - 忍法クロスファイター。
- 最後の攻撃で、マイクロフィルムが攻撃を受けた車と一緒に燃えてしまう。
- 基地を部下もろとも自爆させてカッツェ逃亡。
今回の南部博士
- 南部「諸君、緊急指令だ。たった今、ギャラクターの秘密基地や本部の場所を詳しく記録したマイクロフィルムを、ルーマン王国のルーカー殿下が持っているという極秘情報が入った」
健「ええっ、博士、本当ですか」
南部「間違い無い。信頼できるところから入った情報だ。」
ジョー「ようし、いよいよギャラクターを倒すチャンスが来たぜ」
健「ああ」
南部「ちょうど、ルーマン王国を挙げて大自動車レースが催される。殿下が主催する無差別レースに諸君は出場するのだ」
甚平「ええっ、俺達がレースに出場するんですか」
南部「そうだ。殿下もそのレースに出場する。くれぐれも言っておくが、殿下は科学忍者隊は5人であることは知っている。一人では信用されないぞ。レースが終わらないうちに5人で殿下に近付き、マイクロフィルムを受け取るのだ」
健「わかりました」
南部「ジョー、君の腕の見せ所だな」
ジョー「まかせておいてください」
南部「よし。科学忍者隊出動せよ」
健「ラジャー」
感想・考証・議論
一応ここは南部博士ファンのサイトなので、ジョーに向かって微笑む南部博士を連続して紹介。いい表情してるんだなこれが。 | |
南部博士はどっちかというと固い表情の方が多くて、あんまりこういう表情を見せてくれないんだけど、このシーンは目がすごく優しい感じで、ちょっと惚れ直しました^^;)。 |
と、南部博士をヨイショしておいて突っ込むのもなんだが、今回も忍者隊に向かって「諸君、緊急指令だ。」と始めてるんだけど、南部君の指令が緊急じゃなかったことってあったっけ?
手袋着用で秘密基地地図をフィルムに撮影していたのに、逃げる時にわざわざ手袋を脱いでポケットに突っ込んだ挙げ句片方落としていくルーカー殿下、ダメじゃん……。手袋着用のまま逃げた方が時間短縮できるのに、何やってんだか。
情報を受け取らなければならない、というところに時代を感じるなぁ。今だったら、ギャラクターの秘密基地情報を手に入れたら、科学忍者隊にこっそり渡すよりも、インターネットでばらまく方が効果的なような。広まると消すのはほぼ不可能だし、他の人が大勢知ってる状態で忍者隊も知る状態になったって別に(忍者隊にとっては)不都合はないし。
甚平がルーカー殿下のブーツにフィルムを戻したのがわかった後、健なりジョーなりが受け取ってベルトのポーチにでも入れてしまった方が安全だったと思われる。