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1 ナレーター 久しぶりの安らかな一時を 大介、甲児、ひかる、マリアの4人はこの湖のほとりの白樺の森ですごしていた。
甲児 大介さん曲たのむよ。へへ…今日は特別に俺の歌を聞かせてやるからな。
マリア キャー耳がくさるうー。
甲児 えっ?ひでえなあマリアちゃん。
ひかる そうよ、甲児くんがかわいそうよ。がまんして聞いてあげなくちゃ。
甲児 そりゃないぜ。ひかるさんまで…まいいや、じゃたのむよ。大介さん。
2 甲児 ♪ 蒼く輝く月よりもマリアちゃんはかことに美しい〜。 ♪
マリア キャー はずかしい。
一同 ははははは…。
ひかる ねえ、このへんでお昼にしない?
3 甲児 よし。俺たき木を拾ってくるよ。
大介 じゃ僕は水をくんでこよう。
ひかる それじゃ用意をしておくわね。
マリア じゃあね〜。