3話:嵐を呼ぶミイラ巨人
ギャラクターが何をしたいかさっぱりわからない回。ところで、別に、ミイラ巨人が嵐を呼んでるわけじゃないような……。
チェックポイント
- とある経路にそって飛行機を墜落させるギャラクター。そのあと、ミイラ巨人のエネルギーを無効にするウランレスを狙う。
- 高原機長に変装するベルクカッツェ。
- 健の親父がパイロットで今は行方不明であることが語られる。
- 健「僕は大鷲の健といいます。どうぞよろしく」
- 高原誠君に会いに行く健。目の前で高原機長が戻ってくる。張り込み続ける健。機長はベルクカッツェの変装。高原博士に見破られる。
- 健「申し遅れました。実は、南部博士に頼まれまして、そのウランレスを」
高原博士「南部君に。おお、そうでしたか。ウランレスについての話は、先ほど、彼から連絡がありました。汚れない子供の飾り物に、悪人どもが目をつけるはずがありません。このワッペンの中にウランレスが仕込んであるのです」 - 誠と高原博士がミイラ怪人に踏まれかける。健が助けに行く。
- カッツェは、地球征服の時までミイラ怪人に暴れ回らせておく気だった。
- ブーメランにウランレスを詰め込んで、ミイラ怪人の背中に投げ込む。動きが止まったミイラ怪人、そのまま砕ける。
今回の南部博士
- 南部「見たまえ。これが最近相次いで起こる飛行機事故の墜落地点だ」
健「最初に起きた砂漠の地点からずっと北上してますね。台風がこのコースを通っているという話もききませんし、変ですね」
南部「そうだ。事故当日の気象状況を調べても、嵐というのは考えられない。だが、今度の事故で、機長がはっきり言っている。嵐と白い物体。」
南部「どこへ行く。話はこれからだ」
健「わかっています。白い物体と嵐との関係を調べろとおっしゃるんでしょう」
南部「ふむ。父親に似たのか、実に勘の良い少年だ」 - 南部「君の集めたデータを調べた結果、プラトニウムXが検出されたよ」
健「え、あの強烈なエネルギーを放出するためその利用をためらっていた?」
南部「そうだ。ギャラクターはそれをミイラに使っているのだ」
健「何か方法はないものでしょうか。そのプラトニウムXを消す、中和剤みたいなものが」
南部「ある。ただひとつだけある。それは、高原哲郎博士が発明したウランレスだ」
健「ウランレス?高原博士」
南部「ギャラクターもそれを知っている。かならず博士を狙ってくるぞ」 - 健に通信。
南部「健、ミイラ怪人が空港に現れた。」
健「ええっ」
南部「G1号。ウランレスを持って空港に急げ。ゴッドフェニックス発進せよ」
感想・考証・議論
機長が「SOS」と連呼してるが、それを言うなら「メーデー」じゃないのか。
南部「ふむ。父親に似たのか、実に勘の良い少年だ」
普段は通信機越しで「幸運を祈る」ってな命令ばっかりの南部博士が、わざわざ部屋に健を呼び出して地図まで見せながら墜落話を始めたあたりで、カンが良くなくたって、南部博士が何をさせたがってるか普通気付くと思うぞ。
健「僕は大鷲の健といいます。どうぞよろしく」
どこぞの走り屋の通り名を名乗ってるような……これだとカタギだと思ってもらえないんじゃないか。
地図を示して、墜落事故の場所を健に説明する南部博士。この部屋がどこだかわからない。博士の別荘なのかISOなのか。 | |
さらに打ち合わせ中。 | |
ミイラ怪人の中に仕込まれていたロケットで飛び去るベルクカッツェ。 ジョー「俺達の任務はこれまでだ。さあ、引き上げようぜ」 健を置き去りにして飛び去るゴッドフェニックス。 敵味方双方から置き去りにされて、さすがの健も「ポカーン」。 |
順番に墜落事故を起こすことに何の意味があったのかがさっぱりわからない。ウランレスが目的なら高原博士を狙うなりさらうなりすればいいのに、わざわざ高原機長になりすますあたり、カッツェの変装の技術を自慢したかった回にしか見えない。空港を壊す戦略的意味も不明。地球征服の日まで無責任にあばれさせておくつもりって、何だか行き当たりばったり。第一、高原博士が踏みつぶされたらウランレスの秘密も手に入らないのにカッツェは止めようともしていない。