II-29話:生か死か!魔の北壁
ジョーの問題を解決するためにジュンが間抜けな役を引き受けた回。
チェックポイント
- トレーニング中の諸君。
- 走り続けても汗もかかないジョー。暑さ寒さを肌で感じることもない。
- 地中からの光線で破壊される都市。
- マグマメーザー光線を完成させるゲルサドラ。
- これまでISOは125人の情報部員を送り込んだがゲルサドラが葬った。←125人も犠牲者を出す前に方法を変えろよ!
- ヒマラヤ奥地のK3峰が基地の場所。
- コンドルアタッカーでジョーが向かうが、ニューゴッドフェニックスで4人も来ていた。
- ジュンがショック爆弾でジョーを止め、地形図を奪い取るが、ジョーは構わず北壁へ。
- ジュン「あなたは随分時間を無駄にしたわ」←それ、ジュンのせいですから。
- 6時間も登り続けているので休むために小型爆弾でビバークする場所を作ろうとして、爆弾を取り落とすジュン。
- 爆発がギャラクターに気付かれる。
- 雪崩が起き、ジュンは宙づり。コースを変える。
- 健達も登る。
- ジョーとジュンは休んでいる。
残る三人が岩を叩いて合図を送る。叩いたことで、ギャラクターに登っていることがさらにがバレる。←3人、ロープもろくに無しに登っている。 - ジョーとジュンは動けないのに、残る3人は元気に登頂成功。ジョーのハーケンで助かったらしい。
- 健が銃で攻撃してマグマメーザー発射装置を破壊。
- 暖かい肌のぬくもりを忘れない、とジュンに言われて涙するジョー。←これをやりたかったのはわかるんだが……。
今回の南部博士
- 南部「我々もやっと手掛かりを掴んだ。秘密基地への入り口はこのK3峰の北壁の頂上附近にあるに違いない」
- 南部「そこで使われている原子炉の機能がわかっていないからだ。ミサイルで下手に攻撃して、世界中に放射能をばらまくことになったら、大変なことになる」
- 南部「K3峰は一年中、大型台風並のブリザードに包まれ、視界はゼロに近い。しかも、地磁気の乱れがすごく、ニューゴッドフェニックスといえども接近は不可能だろう」
- 南部「これまでの、東、西、南の尾根から潜入を図った情報部員は全員殺されてしまった。残されたルートはただ一つ、北壁だ。」
- 南部「マグマメーザー光線がパワーアップする前に叩き潰すには、この方法しかない。過酷な任務であることは承知している。だが、科学忍者隊の中で、この任務に堪えられる者が一人だけいる」
- 南部「ジョーは進んで引き受けてくれた」
- 南部「何も言わん。全てを言う前に、ジョーは出て行った」
- 南部「健、何を言うんだ」
- 南部「科学忍者隊は昔と同じだ。何も変わってはおらん。誰も変わっていない。昔のままなのだ。」
感想・考証・議論
ジョーがサイボーグだというのがあっさりバレちゃったし、ジョーは気にしてるしで、ジョーの心の問題を解決するための回。
しかし、そのためにジュンがえらく間抜けになってしまった。爆弾で邪魔するは、地図を奪い取るは。時間をロスしたなどとジョーに向かって指摘しているが、どう見ても、ジョーの時間ロスの原因はジュンだよなぁ。その上、爆弾を取り落としてギャラクターに気付かれ、雪崩攻撃を喰らい、挙げ句に寒さで動けなくなってジョーに抱きしめられている間に健達が基地を破壊する、という……。素直にジョーに任せて、登るなら健達と一緒に動いていた方が、作戦は楽に終わった気が。ジュンにジョーを慰めさせようとして、ジュンが足を引っ張る役になってしまったのが残念な回である。
K3峰の説明をする南部博士。立体模型は製作済み。説明が模型だというあたりが70年代テイストだなぁ。今ならCGだろう。 | |
忍者隊は何も変わっていない、と呟く南部博士。後ろにパンドラ博士。独り言でも呟きでも、聞いてくれる人が増えただけ良かったような。 |