II-08話:月世界の火の鳥
南部博士の態度がでかい件。
チェックポイント
- 有人気象観測衛星が襲われる。
- 忍者隊を派遣した天体観測衛星が襲われ、ジュンが脱出、甚平は捕らわれる。
- ジュン「ダメよ、あたしが一人で救命カプセルを使うなんて」
甚平「何言ってんだよ、こんな化物に二人ともやられちまったら、任務もへったくれも無いじゃないか。おいらがモニターテープを救命カプセルに送るから、こいつの正体を突き止めてくれ」←甚平が成長したなぁ、という台詞。 - ニューゴッドフェニックスで暗黒要塞に接近。スワンロケットでジョーが乗り込もうとするが故障による爆発で失敗。
- スワンロケットを修理して再度出撃。
- ジョーは暗黒要塞に浸入。残したデブリを追ってクレーター基地にゴッドフェニックスで侵入。
- 基地は爆破。
- 追跡してきた暗黒要塞を科学忍法火の鳥で破壊。
今回の南部博士
- アンダーソン「火星探査衛星、通信衛星、宇宙連絡船、そして今回の気象観測衛星。これで4件目だ。何故襲われるまで気が付かないんだ。一体何が起こっているのだ」
南部「わかりません。しかし、科学忍者隊を密かに天体観測衛星に乗り込ませました」
アンダーソン「忍者隊を?」
南部「はい、今度こそ必ず正体を掴んで見せます」 - 南部「この2つの月の写真は甚平から送られたものだが、右は襲われる数時間前、左が襲われる直前だ。さて、この2枚の相違点だが、拡大してみよう。これが左の写真、そしてこれが右の写真。スクリーンが示す中心位置に注意してくれたまえ」
- 南部「そうだ、この2枚の写真から判断すると、ギャラクターは月面に基地を作ったとみてよいだろう」
- 南部「多分あれは、捕らえた人工衛星を粉々に砕いて吐き出しているんだろう」
- 南部「何ぃ?諸君、緊急連絡だ。資源開発衛星がたった今消息を絶った」
南部「これはいかん。あれにはサターンルビーが積んである」
南部「うむ、一口で言えば、特殊結晶構造を持ったルビーだ。ルビーからレーザー光線が発射されるが、サターンルビーを使えばビームの強さが何百万倍にもなるのだ。ギャラクターに悪用されたら恐ろしいことになる。頼むぞガッチャマン」 - 南部「奇跡というより他はない。ジョーは傷一つ受けてはおらん。」
南部「ところで、奴等の目的だが、おそらく、長距離ビーム砲を建設しているはずだ」
南部「そうとは言い切れん。サターンルビーを使えば、月の中を通して地球を狙えるかもしれない。しかし、狙いは地球ではないはずだ」 - 健「じゃあ、一体何を狙って?」
南部「それはおそらく太陽だろう」 - 南部「わからん。わからんが総裁Xの考えることだ。おそらく想像もつかぬほどの恐ろしい自事態が起こる気がする」
- 南部「危険だ。甚平の二の舞だぞ」
- 南部「諸君、ご苦労だった」
甚平「あーあ、素っ気ないの。ご苦労だった、これだけだもんねぇー」
感想・考証・議論
長官の前で腰に手を当てたポーズが印象的な南部博士ですがいつもそういう調子だったようで。
衛星が相次いで消息を絶った件で、アンダーソン長官に呼び出されたらしい南部博士。長官は机の上に行方不明になった衛星の写真を示しているが、南部博士は、そんなもの見るまでもないといった感じで、腰に手を当てたまま、長官の方を向かず、窓の外を見たまま答えている。 | |
長官は南部博士の方を見ているのに、南部博士はガン無視。 | |
長官に背を向けて平然としている南部博士をさらに1カット。しかも何だか機嫌が悪い。 これでは、諸君に説教したって「お前が言うな」状態じゃないかと。 |
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ビーム砲。 | |
甚平のデータをチェック中。 | |
ゴッドフェニックスを打ち上げるために、Gタウンは海面に浮上する。 | |
背景、Gタウンを真上から見た形が描かれている。海中のあおりのシーンは毎回出てくるが、真上から見た絵はめずらしい。 | |
ニューゴッドフェニックス内部。ジュンだけ進行方向に背を向けて甚平と向かい合って座っている。モニターやコンソールを取り付けた部分が両脇の壁に収納されるところ。 | |
その後、ジュンの席が180度回って進行方向を向く。周囲のパネルが防護パネルらしきもので覆われてから火の鳥の姿に。 |
今だったら、月面基地バトルは重力が6分の1に見えるように描けとか、いろいろ言われそう。