正義側キャラクター設定メモ
はじめに
どこまでを公式資料とすべきか不明だが、目に付いたものを列挙してみる。
主人公の所在場所地図は、コロムビアライナーノーツvo.21に掲載。
「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房は、興味深いが、企画書とも違う内容がどんどん出てくるので、どこまで資料とすべきかが疑問。タツノコ文芸部が協力しているはずだが。
鳥海永行氏が書いた、昭和53年発行の小説「科学忍者隊ガッチャマン」は、当時モノでかつ総監督の手によるアニメタイアップ小説ということで、資料に採用した。
G-1号
- 大鷲の健 科学忍者隊G1号、またの名をガッチャマン。ギャラクターの魔手から地球を守るため結成された”科学忍者隊”のリーダー。武器はブーメラン。普段は、南部博士のもとでテストパイロットをしている。本名・鷲尾健、18歳。(コロムビアvol.1ライナーノーツ)
- 本名、鷲尾 健、18歳。コードネームG-1号、ガッチャマンとは健の事を指す。武器は、特殊ブーメラン。忍者隊のリーダーであり、優れた統率力と冷静な判断力を持っている。しかし、持ち前の正義感の強さから向こう見ずな一面があり、時に我を見失うことも。
表向きの職業は、南部博士のテストパイロット。時折バイトで航空郵便の配達をしている。住所はユートランド市にある父親が残した小さな飛行場。健の愛機は、一人乗り小型飛行機。だが、一度事件が起きると、変身して軽ジェット快速のG-1号機となる。
健が幼い頃、父親もまた南部のテストパイロットを務めており、その飛行中、南の海で消息を断った。病弱だった母も、彼が11歳の時に病死。孤児となった彼は南部に引き取られ、科学忍者隊としての訓練を受ける。
父とは、いつかどこかで再会出来ると信じており、それが彼の心の支えにもなっている。(コロムビアvol.2ライナーノーツ) - シャドーのリーダーG1号、ビッグホークの健、の記述が初期設定にある。(コロムビアvol.2ライナーノーツ)
- 剣道、柔道、古武道、合気道、空手などなんでもとくい。ボクシング、プロレス、キックボクシングもとくいの早業でたちまちノックアウト。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- おとうさんの形見のギターを愛用してプロ級の音楽の腕。童謡の作詞作曲もする。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- かつては宇宙パイロットをめざしていたが、今は国際科学技術庁のオフィサーになろうと考えている。(ジ・アニメS55.1)
- 身長175センチ、体重70キロ。(ジャイアンツの高田選手くらい。)
- ギター演奏とレコード鑑賞が趣味(おもにクラシック。特にノクターン・ソナタ)。
- 愛読書はスタインベック「怒りの葡萄」(小説の主人公の母親に、病死した自分の母親像をダブらせている)。
- 野球、水泳。
- 食べ物の好き嫌いはない。朝食:ベーコンエッグ又はオムレツ、フレッシュジュース、アメリカンコーヒー、トースト。昼食:ほとんどとらない。ディナー:洋風の場合は、ビフテキ、スープ、サラダ、ムニエルなど。和風の場合は、天ぷら、刺身、煮魚、すのもの、おしんこ、味噌汁など。特に、すき焼き、とりの水だきなど鍋物を好む。その他、戦闘時の非常食もある。
- ファッションにはかなりうるさいが方だが、けっして一流品は好まない。(安いものでも、健がみにつければ、たちまちピエール・カルダン……)
- 好き名色は白と紺
- 背広…コンチネンタル(7着)、ブレザー(10着)、タキシード(白と黒を各1着ずつ)。コート…トレンチ(2着)、ウォッチング(1着)、ハーフ(3着)。ハンカチーフは白を好む。
- 好きな花はクチナシ。
- 将来、ギャラクターとの闘いが終わったら大学へ進んであらゆることを勉強し、国際科学技術庁(ISO)のオフィサーとなて、世界平和のために働きたい。
- 久しぶりに南部に呼び出された健はまだ十三歳。この時から五人の訓練が始まった。(鳥海永行「科学忍者隊ガッチャマン」)
- 父親が行方不明になったのは四歳の時、母親が死んだのは八歳の時。(鳥海永行「科学忍者隊ガッチャマン」)
- 父親は10年前に死んだことになっていた。母が病死し、孤児院に入っていたが、南部に引き取られた。(ファンタスティックコレクションNo.1)
- 母親は11歳のときに死んだ。(ファンタスティックコレクションNo.2)
G-2号
- コンドルのジョー 科学忍者隊G2号。忍者隊のサブリーダー。武器はエアガンと羽根手裏剣。射撃の名手でもある。8歳の頃、両親をギャラクターに殺されて以来、その復習に燃えている。職業はプライベートレーサー。本名・ジョージ浅倉、18歳。(コロムビアvol.1ライナーノーツ)
- 本名、ジョージ浅倉、18歳。コードネームG-2号。忍者隊のサブリーダー。武器は、エアガンと羽根手裏剣。射撃の名手でもある。皮肉屋で血の気が多く喧嘩早いところもあるが、心根は優しく仲間思いである。
A級カーライセンスを所持し、表向きの職業もプライベート・レーサー。ユートランド市内のレース場や森の中にトレーラー・ハウスを留め、そこを住処にしている。ジョーの愛車はストック・カー(2000CCクラス)だが、変身して単座の特殊レーシングカーのG-2号機となる。
ジョーの父(ジュゼッペ浅倉)と母(カテリーナ)は彼が8歳の頃、ギャラクターに射殺された。ジョーもまた、幼少の記憶を一部失うほどの重傷を負ってしまう。しかし、偶然にもバカンスに来ていた南部博士に保護され、忍者隊としての訓練を受けることに。それ故、ギャラクターに対しては冷徹で、復讐心に燃えている。(コロムビアvol.3ライナーノーツ) - 早うちのとくいわざは100メートル先のマッチ箱をたおすみごとさ。
- 羽根しゅりけん流星なげの被疑は、だれもまねのできないすばらしさ。
- うでのいいレーサーで、いつもストックカーではしりまわっている。(以上「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 羽根手裏剣は瞬間秒速60メートルで飛び、鉄板をつきさす。ものかげにいる目標も曲線を描いてとぶので、たちまち命中。すこしぐらいの風もまけずにとぶ。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- かつて不良だった頃は賭博好きだった。(ジ・アニメS55.1)
- ギャラクターの女暗殺者が、ジュゼッペ浅倉一家を海岸で狙撃した直後、島民達と共に現場にかけつけたのが国際科学技術庁の南部孝三郎博士であった。ジョゼッペ夫妻は絶命していたが、奇跡的に子供の方は生きていた。この少年を、このまま島に置いては危ないと知った南部は、通りがかりの医者と称して、ジョージ浅倉の死亡報告を出し、ひそかに島から連れ出した。(ファンタスティックコレクションNo.1、鳥海永行、コンドルのジョーストーリー)
- 南部博士のもとにひきとられたジョーは、そこで、自分と同じ年頃の、テストパイロット志願の少年と知り合った。大鷲の健であった。(ファンタスティックコレクションNo.1、鳥海永行、コンドルのジョーストーリー)
- 南部のところに引き取られたのは8歳の時で、健にも会ったが、最初の2,3年はめったに顔もあわさなかった。(ファンタスティックコレクションNo.2)
G-3号
- 白鳥のジュン 科学忍者隊G3号。忍者隊の紅一点で、男優りなオートバイ乗り。武器はヨーヨー爆弾で、爆発物の処理が得意。普段はスナックジュンを経営。幼い頃に両親と死別し、孤児院で育つ。本名は不明、16歳。密かに、健に好意を寄せている。(コロムビアvol.1ライナーノーツ)
- 幼少に両親と死別しており本名は不明。16歳。コードネームG-3号、コンピュータや危険物の処理、データ解析などを担当。武器はヨーヨー爆弾。忍者隊の紅一点だが、男勝りで他のメンバーと対等に戦う。おおらかな性格であり、感受性は豊かで母性も強い。身よりのない甚平と同居し、実弟のようにかわいがっている。また、自らバンドを組んで、自分の店で演奏する事もあった。健にほのかな好意を寄せている。
表向きの職業は、ユートランド市内にある住居兼スナック「ジュン」のママ。しかし、料理は苦手で、甚平に一任している。ジュンの愛社はオートバイ(700CC)で、変身してソニック・カーと呼ばれる特殊オートバイのG-3号機となる。
幼い頃、両親を亡くしており、戦果を逃れるために入ったジュピター山で、幼児の甚平と出会う。その後、甚平とともにしらゆき孤児院へ引きとられ、そこで南部博士と出会った。(コロムビアvol.4ライナーノーツ) - シャドーG3号白鳥のジュン(ゴォーゴォーガール)の記載あり。(コロムビアvol.4ライナーノーツ)
- 好きなものはチョコレートとヤキイモとおこのみやき、それと大鷲の健。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- スナック「ジュン」を経営しておいしいのみものや軽食をつくるので若い人達に大評判。ゴーゴーガールがとくいで、世界ゴーゴー・ヤング競技会で優勝したこともある。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- ジャイアント馬場もよろけるくらいのものすごいキック。稲妻キックをくらったらギャラクターはいちころ。まわしげりや飛びけりもすごい。沢村忠選手から教わったらしい。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 料理はとても上手。とくに上手なのは目玉焼き、つぎはぎオムレツ、アツヤキタマゴ。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 嫌いなものはギャラクターと、みみず。どっちが頭だかシッポだかわからないし、ヌルヌルしているから。釣りをするときは甚平が針につけてやっている。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- カギの中へ爆薬をしかけてあつかうのが上手。どんなに危険がせまっても、おちついて工夫をするから、ギャラクターの秘密基地の奥のまた奥にとじこめられても、へいちゃらで脱出する。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 10年前にジュピター山の麓で当時3歳の甚平を拾い育て上げた。(ファンタスティックコレクションNo.1)
- 博士に引き取られる3年くらい前から、しらゆき孤児院で甚平と一緒だった。(ファンタスティックコレクションNo.2)
- 十三歳になった頃、南部博士の身の回りの世話をするという名目で甚平ともども孤児院から引き取られた。(ファンタスティックコレクションNo.2)
G-4号
- つばくろの甚平 科学忍者隊G4号。忍者隊のマスコット的存在。武器はアメリカンクラッカー。みなしごだった所をジュンに拾われ、同じ孤児院で育つ。ジュンの事を、本当の姉のように慕っており、スナックジュンで同居している。本名不明、推定11歳。(コロムビアvol.1ライナーノーツ)
- 幼少時に両親とも死別しており本名は不明(甚平という名前もジュンにつけられた)。推定年齢11歳。コードネームG-4号、忍者隊のマスコット的存在。武器は、アメリカンクラッカー。好奇心が旺盛で負けん気が強い。時々、ませた口を聞くものの、おっちょこちょいで無邪気。そんなところが、皆に愛されている。ジュンを本当の姉のように慕っている。
普段はジュンと一緒に住んでおり、スナック『ジュン』で料理を担当。甚平の愛車はサンドバギーで、変身してヘリコバギーと呼ばれる飛行能力のあるG-4号となる。
甚平は幼少期(推定3歳頃)、ジュピター山でジュンに拾われる。その後ジュンと一緒にしらゆき孤児院に引き取られた。第95話では、出生の謎を調べるため、甚平はジュピター山へと向かう。そこで、ある老人から、当時、ジュピター忍者の頭領の3歳になる息子が行方不明になっていたことを知る。だが、それが甚平であったかは明かされなかった。(コロムビアvol.5ライナーノーツ) - 10才で小学4年生。学校の先生の資格をもっている南部博士がきびしく勉強をおしえている。ときどきむずかしい宿題をたくさんだされてジュンにむかってなきべそかく。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- ギャラクターを全滅させて平和になったら漫画家になるんだ、と言っている。似顔絵も上手でみんなの顔をスラスラかく。とくにじぶんの顔をかくの大とくい。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 趣味はオセロ、トランプでとても上手。きらいなものは算数だけど健とジョーがねっしんに教えている。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
G-5号
- みみずくの竜 科学忍者隊G5号。ゴッドフェニックスの主操縦を担当する。武器はエアガンだが、めったに使わない。大食漢で力持ち、情にもろいが楽観的である。忍者隊の中では、唯一、両親が健在で、弟もいる。本名・中西竜、17歳。(コロムビアvol.1ライナーノーツ)
- 本名、中西竜、17歳。コードネームG-5号、ゴッドフェニックスの操縦を担当。武器はエアーガンだが滅多に使用しない。また、ゴッドフェニックスの留守番も多く、留守中の居眠りが時に失敗を招く。一度、任務中の居眠りで失敗し、忍者隊を抜けるが、自分の郷里でギャラクター基地を壊滅させ、その功労で忍者隊に復帰したことがある。普段はお人好しで、おおらかな性格だが、気性が激しくおこりっぽいところがある。マリンスポーツは万能で、並外れた怪力の持ち主。甚平と行動を共にすることが多く、2人は兄弟のような付き合い方をしている。
表向きの職業はヨットハーバーの管理人、竜の愛機はホバークラフトで、G1〜G4号を収納・合体して、ゴッドフェニックスと呼ばれる忍者隊の主力機となる。
東北の漁村で生まれ、4人家族。父・松造は漁業組合長で、弟の誠二は家族思いの少年。忍者隊の中では唯一両親が健在である。(コロムビアvol.6ライナーノーツ) - ヘビー級重量あげの選手で優勝したことがあり、自動車を簡単に横倒しにする。健たち四人を肩車にして駆け足できる。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 南部博士が海底調査のために村に来たとき、船に荷物と博士を乗せて沖の小島に向かうが、渦に巻き込まれてしまう。荷物と船は流されたが、南部は助け上げて家で看病した。お礼にユートランドに連れて行ってもらって、そのまま博士のところでやかいになった。(ファンタスティックコレクションNo.2)
忍者隊共通
- ヘルメットの前は赤外線フーボーでくらやみでもよく見える。銃弾をはじゅいきかえす特殊硬質プラスチック製。
- ベルトに特殊な科学装置はないが、バックをあけると世界精密地図や豆粒より小さい特殊薬品が入っている。竜はタベスギの消化薬を入れている。
- ブーツは銃弾もはじきかえす、ゴムよりやわらかい特殊プラスチック製、カカトに無線通話機が入ってる。
- バードマントを利用して30メートルの高さまでとべる。350メートルの高さから飛び降りるときはグライダーみたいに滑空して自由自在に降りられる。
- 科学忍者隊という名前は南部博士が一晩中寝ないで考え、ガッチャマン5人にそうだんしたら全員いっちで賛成したかっこいい名前。
- バードマントは防熱、防寒、防弾用として利用したり、空を飛んだり跳躍するのに用いるすばらしい特殊装具。
- みみずくの竜だけは両親と弟の誠がいておとうさんは漁師、あとの四人はみなしご。
- ゴッドフェニックスの中では栄養たっぷりの宇宙食みたいなものをたべているけど、秘密基地にいるときは大盛りギョーザや天ぷらうどんをたべたり、みんなとおなじようなものをたべている。つばくろの甚平は小さいけれどよくたべる。
- 忍者隊のマークはGというローマ字をデザインしてそれを鳥の図案にした。南部博士と忍者隊があつまってくしんしながらつくった。一番センスがあったのがみみずくの竜。
- 忍者隊はタマゴ料理が大好き。
- 卓球、オセロ、トランプ、ケンダマなどで遊ぶ。一番上手なのは甚平。
- テレビはよくみている。大好きな番組は「みなしごハッチ」。ガッチャマンたちもみなしごだから涙をうかべて見ている。
- 変身から戻る時の掛け声は「バードゴー」。声紋と科学変身がタイアップして元に戻る。
- おいしいものをもらうと、どんなにすくなくても5つにわけてみんなでたべる。ちいさいおせんべい1枚でも定規ではかってわっている。
- 南部博士がポケットマネーをときどきプレゼントしてくれる。甚平はほかのみんなよりおねだりしているらしい。
- とくいの科学で世界一すばらしい洗濯機をつくって秘密基地の中にある。五人がそれぞれヒマをみてはきれいにおせんたくしている。
- 困ったときには、あわてず、さわがず、ジイ…とかんがえて、いままで体験したことや科学知識を思い浮かべてかいけつする。どんなにこまっても「もうダメだ!」と投げやりになったことはない。(以上、「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- (忍者隊の各自のメカの)どの一機を欠いても、ゴッドフェニックスは、飛ぶことは出来ても、バードミサイルの使用や火の鳥と呼ぶ最後の武器を使うことは出来ない。これは------言うなれば南部の策略であった。彼等五人を集めた南部は、その訓練、教育の期間中、重大な欠点に気が付いた。それは------彼等五人の性格がバラバラであるということであた。彼等は確かに優秀なコマンド達であった。しかし、境遇がみなし児だかrなのか、生まれながらの自然児だからなのか、ややもすれば単独行動に走りがちな面が目立ちすぎた。南部は途方にくれた。苦慮したあげく、ゴッドフェニックスrの機能を五つに分割することを思いついた。こうすれば敵と相対す時、彼等は嫌でも協力しあわなければならない。いわば、ゴッドフェニックスに弱点を作ることにより、五人の忍者隊の協調精神を養おうとしたのである。(鳥海永行「科学忍者隊ガッチャマン」)
- 健とジョーは忍者隊の目的を先に知っていた。基礎的な訓練、メカや薬学の知識を教え込まれて、乗り物と武器が与えられて自分のものに出来るまでまた訓練、合体技、科学忍法、という順番で訓練された。(ファンタスティックコレクションNo.2)
南部博士
- 国際科学技術庁において、名実共にかなりの力を持つ男。次世代エネルギーのマントル計画を推進している中心人物でもある。地球征服を企むギャラクターの存在にいち早く気づき、密かに5人の少年少女を集め、科学忍者隊を結成した。(コロムビアvol.1ライナーノーツ)
- 本名、南部考三郎(※)、48歳。国際科学技術庁(ISO)所属の科学者で、科学忍者隊の産みの親。冷静沈着で、物腰も服装もダンディである。ISOのアンダーソン長官の信頼も高い。普段は感情を表に出さないが、内に秘めた正義感は相当なものがある。
いち早くギャラクターの存在を知り、その活動開始に備え、ゴッドフェニックスなどのメカを開発し、レッド・インパルスと忍者隊を結成させた。
※南部の名前である”考三郎”の”こう”の字は、孝、耕、考の3種類あり、どれが本当なのか特定出来ていない。ここでは、当時の資料から信憑性の高かった”考三郎”を採用している。また、”仙三郎”が本名と誤解されることもあるが、これは準備稿時の名前。続編「ガッチャマンII」制作時に、南部博士の絵を旧作の設定資料からトレースし直す際、”仙三郎”を誤って転記してしまったのが原因。(コロムビアvol.7ライナーノーツ) - ISO内部の権力闘争は84話、20年後の虚像登場は100話。
- 40才。国際科学技術庁につとめて地殻エネルギーマントル計画の研究をしている。科学忍者隊のおとうさん役でそうだんなどをしている。(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 時として政治力を発揮することがあるかと思うと、時には莫大な資金を調達する手腕を見せる。専門は宇宙工学だというが、その活躍分野は実に多岐にわたっていた。マントル計画をここまで推し進めたのも、彼の力であった。(鳥海永行「科学忍者隊ガッチャマン」)
- 十四年前だという。当時、南部はまだ地方都市の一大学講師であた。学究の徒としての南部は、才能にも、境遇にもめぐまれていたのだろう。宇宙工学のみならず、物理、化学、天文、医学と、驚くほど多岐にわたって知識を吸収していった。父は民間飛行場や銀行を持ち、財界にその人ありと言わしめるほどの実力者であり、息子の研究には惜しみなく協力したという。南部が、その若さで、自分の研究用の飛行場を持てたのもそのためだった。(鳥海永行「科学忍者隊ガッチャマン」)
- 健の家庭を破壊した南部は、自分の家庭を否定した。両親が残してくれた財産を、すべてマントル計画の研究と、ギャラクターの調査に注ぎ込んだ。(鳥海永行「科学忍者隊ガッチャマン」)
アンダーソン長官
- 環境破壊やエネルギー不足等を解消するため、科学による人類救済を目的に設立された国際科学技術庁(ISO)の長官。物腰穏やかな老紳士。忍者隊に絶大な信頼を寄せており、南部博士の良き理解者でもある。(コロムビアvol.7ライナーノーツ)
レッド・インパルス
- 南部博士が秘密裏に組織した3人編成の特殊部隊。3機の赤い戦闘機を駆使し、ISOの任務としてのスパイ活動や忍者隊の護衛をする。
- 隊長/本名、鷲尾健太郎、48歳。南部からホントワール国でのスパイ活動を依頼され、家庭を捨てた男。家族に危害が及ばないように、テスト飛行中に南海で消息を断った。第44話で大鷲の健(鷲尾健)の父親であることがわかる。
- 隊員/正木と鬼石の2名。正木は隊長の忠実な部下として次々と任務をこなす。アゴ髭がポイントだが、ない時もある。鬼石は昔、ギャラクターに喉をえぐられて声を失った。そのため、彼らに対する憎しみは並々ならぬものがある。(以上、コロムビアvol.8ライナーノーツ)
- レッドイン・パルズと表記(「ガッチャマンカラー大図鑑」ひばり書房)
- 鷲尾健太郎は南部の飛行場のテストパイロットで、幼い頃からの南部の友達。先の大戦には戦闘機に乗り込み、自在に大空を飛び回った百戦錬磨の勇士。(鳥海永行「科学忍者隊ガッチャマン」)
- 鷲尾健太郎が南部の仕事(ホントワール国でのギャラクターの活動状況の調査)を始めたのは、健が4歳の時。
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最初の企画時点での人物履歴一覧表
コロムビアvol.5ライナーノーツより。(M)はモデル。
氏名 | 国籍 | 現住所 | 年齢 | 家族 | 学歴 | 職業 | 賞調 | 免許 | 特技 | 趣味 | 嗜好 | 特徴 | 目的 | 性格 | その他 |
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隼健 | 日本人(仮定) | 神奈川県南部 航空研究所 |
18歳男 | 父 行方不明(数年前) |
高卒(定時制) | テスト・パイロット 幼少より南部に教育を受く | エアーレースホミューラクラスチャンピオン | エアー・ライセンス カーレースA級ライセンス | 必殺隼投 空手三段 柔道二段 |
ライフル射撃 | 宇宙パイロット | 女性に対し表現が下手 千葉真一(M) |
|||
白鳥ジュン | 日米混血 | 神奈川県マリーンクラブ”シェル”に住む | 16歳女 | 孤児 燕甚平と同居 | 高校中退 | 化学薬品会社の技師助手 ゴーゴーガール | 国際フェンシング大会チャンピオン | オートレースA級ライセンス | 空手・合気道三段 | ケーキづくり | モダンなケーキ店を経営したい | 男まさり 江夏夕子(M) |
父は爆薬研究所の技師(爆死) | ||
鷹野ジョー | イタリア人 シシリー生まれ | 住所不定 キャンピングカーで暮す | 18歳男 | 孤児 両親はギャングに殺された | 字も読めない | プライベートレーサー | 間接的な殺人 | カー・レースA級ライセンス | 羽根手裏剣 | 賭博好き 花いじり 拳銃所持を願っている |
造園経営 花作り |
人前で感情を表さない スチーブマクイーン(M) |
放浪 人を信用しない |
||
鷲尾竜 | 日本人 東北の漁村 | 神奈川ヨットハーバー管理人室 | 16歳男 | 両親健在 漁師 親おもい |
水産高校卒 遠洋航海を経験 |
漁師 スキン・ダイブ ヨット・モーターボート等のコーチ | 遠泳競技大会で優勝 | 航海許可書 | 潜水 遠泳 |
大食漢 | 肥満体 | 深海探検家 海底都市建設 |
なべおさみ(M) | 情に弱い | |
燕甚平 | 日本人 | 神奈川県マリーンクラブ”シェル”ジュンと同居 | 9歳男 | 孤児 | 小学校生徒 | クラッカー投げ 足が早い 忍法の達人 |
大食漢 お菓子に目がない |
アイデアマン | 製菓会社の社員 | 石松的おませ | |||||
(工学博士) 南部仙三郎 |
日本人 | 神奈川 別荘 |
48歳男 | 独身 | オックスフォード ケンブリッジ(工学医学力学) | 東大名誉教授 ISOマントル計画顧問 |
マミー科学賞受賞 | カー・ライセンス エアー・ライセンス |
柔道初段 | マントル計画の達成 | 芦田伸介(M) | ||||
レッド・イン・パルズの隊長 実は健の父 |
日本人 | 小笠原諸島のある島 | 妻病死 長男隼健 |
元零戦パイロット テストパイロット | 撃墜王 飛空時間12000以上 |
エアー・ライセンス | 柔道三段 アクロバット飛行 |
ギャラクターの滅亡、息子と一緒に暮らすこと | 丹波哲郎(M) | 南部博士の協力者(親友) | |||||
ベルク・カッツェ | 不明 | 不定 | 29歳男 | 孤児 | 科学 医学等の学識は豊富 | 無免許で何でも操る | 変装の名人 男女自由 |
獰猛な動物を飼い慣らす | 美人 | 世界征服の達成 | 冷酷表情 キム・ノバック(M) |