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5話:地獄の幽霊艦隊

 バードミサイル全部使用。レッドインパルス登場。

チェックポイント

  • 海岸で遊んでいる(フリをしている)忍者隊。海底の石油が漏れて、健達が気付く。幽霊潜水艦に攻撃される海底牧場と海底油田。
  • 水中潜航でゴッドフェニックスのインテイクが閉じる描写。
  • バードミサイル全部使用。
  • レッドインパルス初登場。わざわざゴッドフェニックスの正面から、後ろの敵にミサイル発射。

今回の南部博士

  • (海底牧場にて)
  • アンダーソン「国際科学技術庁の誇る海洋開発船が行方不明になったのは、これで5度目だ。それも、いつも決まって海の墓場と呼ばれている場所だ」
    南部「昔から船乗り達が恐れて近付こうとしない海域です」
    行方不明になってるのを承知で、同じ場所に5回も海洋開発船を派遣したことについては完全スルーですか、南部博士。ISOの労災発生率って異常に高くないですか。
    アンダーソン「しかし、今は科学の時代だ。見たまえ、この美しい海底油田を。私達は海を油で汚さない海底油田の発掘法に成功した。そして、その隣には海底牧場が開発されている。すばらしいじゃないか。私達の美しい海を科学の力で取り戻し、人類のために役立つように利用している」
  • 南部「ところがギャラクターがそれを」
    アンダーソン「そうだ。ギャラクター一味だ。恐るべき奴等だ。私達最大の敵といえよう。海の墓場の謎もきっとそのギャラクター一味のしわざに違いない」
    南部「おそらくこの海底基地に対しても、狙いをつけてくるでしょう」
    アンダーソン「この海底油田と海底牧場は、我々が絶対に守らねばならん」
    南部「長官、密かに科学忍者隊をこの島に呼び寄せてあります」
    アンダーソン「おぉ、そうか。で、何をしているのだ」
    南部「はい、その正体は私の他には誰も知りません。彼等の真実の姿を知っているのは私だけです。それが、科学忍者隊なのです」
    とりあえず遊んでます、とは言わなかったのね……。
  • 南部「こちら南部。G1号」
    健「こちらG1号。どうぞ」
    南部「謎の潜水艦が攻撃を終えて海の墓場に向かっている。ただちに追跡せよ」
    アンダーソン長官は「絶対に守らねばならん」と言ってるのに全く無視して、攻撃が終わってから命令出してる南部博士。しかも攻撃される海底油田&牧場から自分はさっさと退出してどっかの司令室に居る模様。避難命令や警告も一切出さなかったらしく、いきなり攻撃をくらった現場の作業員は阿鼻叫喚、おそらく殉職者多数。
  • 南部「G1号ギャザー。ゴッドフェニックス発進せよ」
  • ジョー「俺がやる。ミサイルでぶっ飛ばしてやる」
    健「待て。ジョー、バードミサイルは南部博士の許可がなくては使用できないということは知っているはずだ。南部博士、ギャラクター一味が作り出した人工濃霧発生装置を発見しました 。しかし、この装置を壊さない限り、敵の正体が掴めません。バードミサイルの使用許可を出して下さい」
    南部「うむ。」
    健「博士!」
    南部「うむ。特別に許可しよう。しっかりやってくれ」
  • アンダーソン「きれいだ……海はやはりこうでなくちゃいかん。これもみんな南部博士、あなたと科学忍者隊のおかげだ。彼等は今頃何をしているのかねぇ」
    幽霊艦隊を撃破するため、南部博士がわざとに最初の攻撃を止めなかったのに、ちっとも気付いていない様子のアンダーソン長官。平然とアンダーソンのタバコに火を差し出す南部博士。心暖まる光景ですな。いや〜いい上司と部下ですわ。
    南部「さあ、わかりませんな。ギャラクター一味の陰謀に備えてどこかで密かに活動していることでしょう。いやいや、遊んでいるかもしれませんなぁ」

感想・考証・議論

船員「もしかしたら私達は、そのう、噂にきく海の墓場とやらに迷い込んだんじゃないんでしょうか」
船長「バカを言うな。少なくとも我々は国際科学技術庁から派遣された海洋開発船の乗組員じゃないか」
 国際科学技術庁では、オカルト話は厳禁らしい。

 忍者隊の正体をアンダーソンにも内緒にしている南部博士。

 滅多に出ないバードミサイルの使用許可が出たもんだから、嬉々として撃ちまくるジョー。最初に破壊した霧発生装置だけで5発くらい使ってます。
ジョー「かまうもんか。博士から許可が出たんだ。徹底的にやってやるぜ」
 南部博士、許可を出す時には何発までって制限つけておいた方が良かったんじゃないの?「しっかりやってくれ」などと迂闊に言うからこういう結果に……。あ、でもFでは南部君もライフルの弾切れやらかしてるから仕方無いか。

 お約束通りミサイルが無くなる。そこにタイミング良くレッドインパルス登場。円盤を撃墜しまくって去っていく。
「はっはっは……科学忍者隊の諸君、私はレッドインパルスだ。また会おう。はっはっは……」
高笑いを残して去っていくレッドインパルス。
 レッドインパルスに攻撃のタイミングを指示できるとしたら、南部博士しか居ないわけで。それって、
 南部博士が司令室でバードミサイルの残弾数をリモートで数えていた。「いっぱ〜つ、には〜つ」ってな具合に。
番町皿屋敷のパロディをやりながら、段々顔が引きつっていく南部博士が目に浮かびます。南部君、夜寝てから「いっぱ〜つ、には〜つ」って寝言いいつつ夢でうなされてたりして。
 南部博士の指示ではなく、レッドインパルス側でタイミングを測っていたのだとすると、
 レッドインパルスが、遠くからミサイルの発射数を見ていた。片手に、野鳥の会が使ってるようなカウンターを握り締めて。
無駄に視力のいいレッドインパルスという結論に。

01.png 16連射ってレベルじゃないほどバードミサイルを連射しまくるジョー。こうなると、コンドルではなく、むしろキツツキのイメージが……・
02.png

 科学忍者隊について、上司である長官から「何をしているのか」訊かれても、はぐらかしてまったく答えない南部博士。しかし、南部博士の方だって「何をしているか」が充分謎だという……。
 最初は海底牧場にアンダーソン長官と一緒に居て、忍者隊も近くに居る。油が浮かんで、油田やら海底牧場が攻撃されていることに気付いた忍者隊が出動した時には、とっくに抜け出して既に司令室に居た。攻撃された現場は阿鼻叫喚なのに、いつの間に移動したのやら。戦いが終わってまた何事も無かったように海底牧場のドームの中に。
 忍者隊ではなくて、むしろ南部博士の方に、今どこで何してるのか訊きたくなるわけですが。

03.png 亀と遊んでいる忍者隊。
また亀?

 ギャラクターの方も作戦が進んでなさそう。海底油田を壊しただけじゃダメで、ちゃんと石油を奪わないと、ねぇ。