9話:月よりの悪魔
隕石だけの方が良かったんじゃないか>ギャラクター。
チェックポイント
- ギャラクターのロケット多数、宇宙空間でサソリメカを組み立てて月面へ。
- 月面を削って地球に向けて発射、隕石を降らせる。
- ISOは隕石の原因を探るために世界中から観測ロケットを打ち上げるが、途中で全部通信が跡絶える。
- ゴッドフェニックスは月近くまで行ける。大気圏突入も問題なし。
- ジョー「この際、南部博士の許可なんかとってるヒマはないんだぜ」
ジョー、バードミサイルのスイッチを押す。5発ほど撃つが吸い込まれてしまって全く効かない。
懲りずに押しまくるジョー。それでもダメ。 - レッドインパルスもさりげなく攻撃に参加。戦いが終わって南部に報告した後、ゴッドフェニックスのモニターにしつこく映っている。
- 怪電波の記録テープを引っ張り出してループにして再生して逆探知する健。
- バードスタイルのままでは潜水できないので海パンに酸素ボンベという恰好に。
- 潜入してから静かにバードゴーしている4人。
- ドアの隙間にヨーヨー爆弾を取り付けて、爆発と同時に一斉に「回る」。竜巻ファイターではなくて単に回るだけ。爆風は防げるらしい。
今回の南部博士
- (コントロール室より)
南部「長官、おそらくロケットは何者かに攻撃されて全部破壊されたのでしょう。」
アンダーソン「し、しかしそれではどこから飛んでくるのか、あの大隕石の謎は解けないではないか」
南部「今、隕石の成分を調べています」
アンダーソン「そうか、頼むぞ」
隕石が大量に飛んでくるのなら、どんなぶつかり方をするかわからない。それなのに、調査のためにいきなり有人ミッションをやって宇宙飛行士を殉職させるISO。しれっとした表情で全部破壊されたとか言ってないで、無人探査機でやるよう進言しろよ南部博士。 - (三日月基地)
南部「やあ、待たせて済まなかったなあ。今、隕石の成分を調べていたんでねぇ」
健「で、何かわかったんですか、博士」
南部「うん。世界中に堕ちた隕石のサンプルを集めたんだが、全部、月の石だということがわかった」 - 健「博士、月にある宇宙基地とは連絡はとったんですか」
南部「それが、交信不能なんだ。月の基地も全ての人工衛星も、完全に機能を停止している」
健「博士、まかせてください。ゴッドフェニックスで行けるところまで行って調査してきましょう。」
南部「うん。そうしてくれ。充分注意してな」 - (南部から通信)
南部「科学忍者隊の諸君。」
健「あ、博士」
南部「攻撃は警備隊の手に任せろ。君たちの使命は、あの怪獣と隕石を誘導しているギャラクターの基地を一刻も早く捜し出すことだ」
ジョー「しかし、博士」
南部「では、成功を祈る」 - 健「こちらゴッドフェニックス。南部博士、どうぞ。博士、こちらは指令通り成功しました。どうぞ」
南部「ああ、ご苦労だった。こちらの方もこの通りだ。誘導装置を失ったサソリの化物は、警備隊の手でスクラップ同然にされてしまった。あとは君たちの帰りを待つだけだ」
感想・考証・議論
総裁X「ベルクカッツェよ。いよいよ我々が地球を征服する時が来た。我々の偉大な科学力がこの地球を征服するだけの能力を蓄えたのだ。やれ、カッツェ。今こそ我々の力を、人間共に示すのだ」
まあ確かに軌道速度で落下する大量の隕石なんか防ぎようがないから作戦としては良かったんだけど、サソリメカをわざわざ地球に呼び寄せたりしたために、潜水空母を突き止められてしまったわけで……。隕石だけにしておいた方が良かったんじゃないかと。
隊長「誘導装置をパワーアップして、サソリロケットを呼び返すのだ。さそりロケットにこの電波エネルギーを与えれば、マンモス怪獣となって地球上を大暴れするのだ。おまけにこの電波は数秒間送るだけで、30時間分のエネルギーが蓄えられる。従って、逆探知されることはない」
電波ビームでエネルギー補給する方法がアニメでポピュラーになったのって、ガンダムXあたりからではないかと。そのはしりのような描写がこの時代にあるというのはなかなか興味深い。