12話:大喰い怪獣イブクロン
竜が大活躍……というかむしろ悪目立ちする回。
チェックポイント
- サトウキビと砂糖大根をかき集めるゴキブリ型怪獣。
- やたら狭いテーブルで膝詰め談判しているISO。
- 並んで買ったケーキを散らかしたまま出撃する忍者隊。
- 竜の迷場面。カッターをくぐる時に転び、抜け穴で尻をつかえさせ、釜に落ちないように飛ぶ時は飛び損ねて健とジョーにひっぱられる。
- 砂糖壷に落とされるが、竜、ジョー、健の順に肩に乗って忍法竜巻ファイターで脱出。
- ハンマーで原子炉を壊そうとする竜だが、頑丈で壊せない。放射能漏れの危険があるから健に止められる。
- ジュンが工作して原子炉を破壊。その爆発で同時に基地も破壊。
- 砂糖を袋煮に詰めている竜。
- ゴッドフェニックスで脱出するが、爆発のショックでなだれに巻き込まれる。科学忍法火の鳥で脱出。
- バードスタイルのまま公園で子供達に砂糖を配る甚平。
今回の南部博士
- (通信機に)
南部「G5号、G5号、応答せよ」
竜「へ?まずいところに」
南部「何だG5号」
竜「こっちのことだ。G5号だわ、博士」
南部「こちら南部。またゴキブリ型の怪獣が現れた。ギャザー、ゴッドフェニックス発進せよ」
竜「う、え、今すぐだが〜」
南部「当たり前だ!すぐだ」
竜の方は食い物の恨みって感じだが、南部博士はマジで苛ついている。ISOの狭い会議室に長時間詰め込まれた上、ろくな結論も出ない(結局南部が忍者隊を動かしただけで、ISOとしてとか国連軍出動とかは何もなかったっぽい)不毛な会議に付き合わされて、相当ストレスがたまっていたのかも……。目一杯竜を怒鳴りつけてます。 - (ゴッドフェニックス)
健「ゴキブリ型の怪獣か。南部博士と連絡をとってみよう」
南部「諸君、ゴキブリ型の巨大な怪獣は、多分、原子力で動くロボットだ。現在、世界各地のサトウキビと砂糖大根を食い荒らしている」
健「南部博士、ギャラクターの仕業でしょうが、なぜそんなことを」
南部「うーん、どうやら奴等も作戦を変えてきたようだ。世界中の砂糖を横取りして、子供達を苦しめようとしているのだ」
健「博士、ギャラクターの狙いはどこにあるんですか」
南部「おそらく、人々を困らせ不安に陥れ、一挙に人類を混乱させようという腹だろう」
混乱させるだけでは征服にはなかなかたどり着かないだろうから、確かに、作戦を変えてきたとは言えるわな。目標から遠ざかっている気がしないでもないが。 - 南部「早速だが、科学忍者隊は敵に気付かれないようにゴキブリ型の原子力ロボットを追跡し、その基地を探り出してほしい。諸君の成功を祈る」
感想・考証・議論
ISOで会議中のアンダーソン長官と南部博士。丸いテーブルのぐるりに人がいる。二人とも目を閉じてるけど、寝てるのか? まあ、人を詰め込みすぎてかなり環境が悪くなっていたことは確か。 |
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床に落とした後、先端近くが点滅し、自動的にロープに向かって飛んで行くブーメラン。必ずしも投げなくても良いらしい。 |
今回は竜の大活躍、というか、迷シーン続出の回。これまで、竜は毎回ゴッドフェニックスで留守番させられていたが、今回の活躍ぶりを見ると、やっぱり留守番していた方がいいんじゃない?と思う人多数じゃないか。
ギャラクターがほとんど何もしていない件。忍者隊三人は、勝手に砂糖製造工場の製造ラインの工程通りに材料として運ばれただけ。
竜巻ファイターで砂糖の粉を盛大に吹き上げてしまっているので、あの状況でギャラクター兵士が発砲すると粉塵爆発の危険がありそう。