63話:皆殺しのメカ魔球
野球の用語が出まくり。焦る南部博士が見られる回。
チェックポイント
- スナックジュンで野球観戦中の諸君。
- 甚平「お冷やだけで粘りやがって」
ジュン「ツケの客ばっかりでカウンターを占領されたら商売あがったりだわ」 - 島中選手が二塁で止まってしまう。
- 諸君はゴラクエン球場へ偵察に。健とジュンが観客席にいるのに、竜は売り子をやっている。ジョーはスコアボードの中。甚平はなぜか選手に混じっている。
- 停電し、照明がつくとマウンドに誰もいない。
- 球場を忍び足で調べる忍者隊。しかし誰もいない。
二塁ベースの下に通風口。
マウンド全体が通路で、健とジュンは下に。ジョーと竜は脱出。 - 超メガトン水爆を準備中。
- ギャラクターは選手を特訓中。
- 甚平と一緒に閉じ込められるが、息を止めた健とジュンは無事。
- 健「こんな時もあろうかと思って、長時間息を止めていられるように、以前から訓練してたんだよ。 」
- 鉄格子を爆破して逃げ出す。
- 野球選手と戦う健、ジュン、甚平。
- 国全体を破壊できる水爆の起爆装置をスタジアムに置いた。
- 球場を調べるジョーとジュン。カッツェは遊園地のロケットで逃げる。
健は隊長とバトル。 - 健は隊長を倒し、起爆装置の場所を聞きだす。
- 健のブーメランがホームランボールを撃ち落とす。
今回の南部博士
- 南部「事件というのは、アメリス国で先日行われた野球の試合で、たった15秒間の停電中、グランドに居た選手やアンパイヤが全員かき消すように居なくなったのだ。不可解極まる話だ」
- 南部「うむ、これほど大規模でしかも人を喰った誘拐ができるのは、ギャラクターをおいて他に考えられない」
- 南部「それはまだわからんが、おそらく他に、何か目的があると考えられる」
- 南部「国際警察本部から、君たち科学忍者隊に手助けを頼んできたんだ」
- 南部「うーむ。また同じような事件が起こるかもしれんな。よし、今晩はゴラクエン球場に全員偵察に行くんだ」
- 南部「なるほど、私も事件をきいただけではこんなバカなことがと思われたが、さすがギャラクターだ。人間の盲点を突くことにかけては天才だ」
- 南部「よし、甚平も巻き添えを食った以上、ぐずぐずできん。ギャラクターは、我々のすぐ側で悪事を企むようになってきた。何としてでも、ギャラクターの企みを阻止するんだ。球場の捜査許可は私がとっておく。諸君は、蟻の這い出る隙間も見逃さないよう探るんだ。」
- 南部「何、甚平を助けに行って健もジュンも攫われた?」
ジョー「いえ、正確に言うと地下へ消えたってことで」
南部「どっちだって同じだ。あれだけ用心しろと言ったのに、むざむざギャラクターの手にはまるとは」 - 竜「でも博士、あの様子だとわざと捕まったみたいだったわ」
南部「そういえばそうだ。逃げようと思えばバードマントで……うーん」 - 南部「それより甚平、一緒に攫われた選手達はどうした」
- 南部「よし、わかった、甚平。健とジュンがそこへ潜入した。協力してギャラクターの動きを報告してほしい」
- 南部「南部だ。どうした、健。ん、うん、本当か。よし、わかった。大至急手配してみる」
- 南部「うーん、これは大変なことになったぞ」
ジョー「博士、早く連絡してナイターを中止させないと」
南部「それは無理だ。もう試合は始まっている。それよりも、一刻も早く起爆装置を探し出して不発にしないと。ぐずぐずできん。」
ジョー「わかりました。竜と俺でやってみましょう」
南部「うん、頼んだぞ。私は、警察に事情を話し、協力してもらえるよう手配してみる。さあ急げ!」 - 南部「頼むぞ、科学忍者隊……」
- 南部「みんな急ぐんだ!」
- 健「南部博士、あやうく爆発は免れました。後はお任せします。以上」
南部「うむ。もっと敏速に行動しないと危なかったぞ。直ちに基地へ戻るんだ」 - 南部「ありがとう、みんなよくやってくれた」
感想・考証・議論
この回の南部博士は、全体として感情の起伏が激しいです。激しいといっても、元々が冷徹なので、普通の人レベルになっただけでも激しく見えるんですが。 最初は静かだったんですが、甚平が攫われた後は、こんな様子でで球場を調べろと命令。拳振り上げて指令って、南部博士にしては珍しいです。 |
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健とジュンが球場の割れ目に落ちて戻ってこなかった時の表情。 「どっちだって同じだ。あれだけ用心しろと言ったのに、むざむざギャラクターの手にはまるとは」 なんて言ってますが、今回、南部は博士は用心しろとは言ってません。「諸君は、蟻の這い出る隙間も見逃さないよう探るんだ」とは言ってましたが。 |
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年代を感じさせる通信機。自動車電話の受話器を単独で使ってるようなイメージでしょうか。あるいは、70年代の業務用トランシーバーといったところかと。 | |
博士の腕時計。割と普通のデザインです。 | |
メガトン級水爆の起爆装置が見つからず、頭を抱える南部博士。 | |
そのアップ。あんまり困った顔はしないので、こういうシーンはむしろ珍しいです。 | |
こんなに焦った表情というのもめずらしい。 | |
感情を表に出さないキャラなので、こういう必死の表情も少ないかも。 | |
爆発を止めた報告を受ける。 | |
警察署の部屋らしきところから、ブラインド越しにゴラクエン球場を見ている。汗びっしょりというのもめずらしい。 |