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65話:合成鉄獣スーパー・ベム

 敵を欺くには味方から、をまたまたやってくれた回。

チェックポイント

  • 警備員A「ああ、何でも外国じゃ有名な博士の脳みそを盗むのが流行ってるんだってなあ」
    警備員B「ああ、この医学センターには、10年前に亡くなった我が国の誇る山科博士の脳みそが保管してあるんだ。もしかしたらここも」
    警備員A「よせよ、気味の悪い」
  • 警備員を殺して去っていく怪しい生命体。
  • 諸君達の住処からの出撃シーン。
    Gメカで発進して、怪物を見失ったあたりで集合。
  • 触手に襲われる忍者隊。忍法竜巻ファイターで脱出。
  • 竜「火星人だわ」
  • 怪物を追った忍者隊は滝のところで見失う。滝の中からギャラクター兵士。
  • 毎年1回、国際科学技術庁が開いている科学展示会。
    山科博士が死ぬ直前に作ったと言われるX1号が展示された。
  • 会場にベム。会場を破壊してX1号を奪って飛び去る。
  • 山科博士の脳と合体させてスーパーベムを作るカッツェ。
  • 滝の中が基地。ベムが飛び出していく。
    健は基地へ。残りはゴッドフェニックスでベムを追う。
  • ベムにつかまるゴッドフェニックス。
  • 頭脳は多数。1つだけ動いていない。
  • 健が基地を破壊。ベムが苦しみだす。
  • 強力な磁力でベムにくっついて動けないゴッドフェニックス。
    基地ではベムの自爆ボタンを押す。
    健が戻って科学忍法火の鳥で脱出。

今回の南部博士

  • 南部「こちら南部だ。G1号応答せよ」
  • 南部「巨大な化物が医学センターを襲った。保存されている山科博士の頭脳を奪って山の方へ逃走中。すぐ追ってくれ」
  • 南部「G2号、G2号、出動せよ」
  • 南部「G3号G4号、何をぐずぐずしてるんだ。早く出動しろ。事件発生」
  • 南部「ううーん。」
  • 南部「これは、地球上に住んでいる生物じゃない。ベムだ」←ベムというのは、SF用語で、宇宙から来た未知の生物を意味する。地球上に居なければ全部「ベム」である。
  • 南部「宇宙人でも下等な種類、つまり乱暴な種類の宇宙人に属している」←それでも、分類出来る程度に宇宙人を複数知ってるらしい南部博士って一体何者?
  • 南部「おそらく、ギャラクターが宇宙船で運んできたに違いない」
  • 南部「うーん。間違いない。ギャラクターの奴またとんでもないことを企んでるな」
  • 健「すいません、博士。山科博士の脳を取り返せなくて」
    南部「いやいや、気にしなくてもいいんだ。実は内緒にしておいたんだが、あの脳は他人の頭脳なんだよ」
    健「ええっ、何ですって」
    南部「世界中で脳を盗まれる事件が起きていたので、私がすり替えておいたんだ」←夜中に叩き起こして山科博士の頭脳が奪われたと言って諸君を走らせておいて、このオチ。またしても、敵を欺くには味方から、をやってくれました。さすがにみんなに背を向けてます。まともに顔なんか見れなかったんでしょうねぇ。しかしその交換用の脳、どこから持って来たんでしょうかね。南部博士のコレクションからだとしたら、それはそれで凄いことに。
  • 南部「もし、その脳を生き返らせればどうなるね?」
  • 南部「いや、できる」
  • 南部「ギャラクターならできる。やつらは宇宙人ベムを手先に使うくらいの能力は持ち合わせている。何かおそるべきことを企んでいるに違いない」
  • 南部「ん?」
  • アンダーソン「南部博士、今度開かれる国際科学技術庁の発表会に、亡くなられた山科博士が作ったと言われている幻のロボットが展示されることが決まった。」
    南部「え、本当ですか」
    南部「長官、どうも悪い予感がしますが」
    アンダーソン「うん。亡くなってちょうど十周忌にあたるので企画されたのじゃ。ついては、脳を盗まれるという事件が起きたばかりじゃ。科学忍者隊の諸君に警備にあたってもらいたいんじゃ。」
    南部「承知しました」
    アンダーソン「頼んだよ、南部博士」
  • 南部「いいか諸君。聞いての通りだ。しっかり見張ってくれたまえ。出動」
  • 南部「山科博士はこのロボットを完成する直前に亡くなられたのだが、おそらく、その優れた性能に、博士自身も驚き、悪人に利用されることを恐れて未完成にしておいたと考えられるのだ」
  • 南部「もし、ギャラクターが山科博士の脳を盗んで何かやろうとすれば、このロボットX1号にも重大な関係があるはずだ。」
  • 南部「うむ、十分に注意するんだな。」
  • 南部「これはすばらしい……」
  • 南部「いや、これは」植え付けられる首の作用によって、どんな目的にでも変化するという万能ロボットだ。」
  • 南部「実際に見るのは初めてだが、やはり噂の通り、ロボットとしては最高だ」
  • 南部「何だあれは」
  • 南部「科学忍者隊の諸君、ご苦労だった」
    健「博士、すいません。盗まれた頭脳は取り返せませんでした」
    南部「いいんだ。死んだ人の脳よりも、君たちが無事なのが何よりだ。次の仕事が待っている。すぐ戻ってこい」←妙に優しいんですが、夜中にだまして叩き起こして作戦させたのを、取り繕おうとしてませんか……

感想・考証・議論

01.png 保管されている脳。
南部博士の言葉によれば、死んだ状態で保管されているらしい。
02.png 外側のケースを破壊し、内側のケースごと脳を持ち去るベム。
03.png 南部博士が観察した切れっ端。
04.png 観察中の南部博士。
05.png 装置全景。やはり、巨大な電子顕微鏡のイメージである。
06.png X1号。反対側が透けて見えるのが特徴。
07.png ライトアップはされているらしい。
透明なので、お約束の「お利口さんにしか見えないアレ」ってネタかと思ったんですが違いました。
 「コブラ」のクリスタルボーイかと思った。
08.png X1号を見て感動中。
09.png 南部博士@ロボット萌え中。警備だけなら諸君に任せておけば良いのに、わざわざ会場に出てきて見やすい場所に陣取ってるってことは、やはり実物を見たかったんだろうなぁ。南部君の趣味、大変わかりやすいです。
10.png 健の前のディスプレーに表れる。これまでは、前方の高いところにある、全員から見えるディスプレーに表れていたのだけど……。