F-09話:消滅光線砲の恐怖
ドール博士が完成した物質消滅砲を使ってアグリカ侵攻作戦を早めようとする。アグリカのマントルエネルギー基地破壊に成功するが、ドール博士の娘のカレンの裏切りで、鉄獣に取り付ける前に光線砲が破壊される。
チェックポイント
- 8話のアグリカ侵攻作戦計画のデータは、暗号化されたまま忍者隊の手に渡った。
- アグリカ侵攻作戦を予定より早める。データの件はケンペラーに一任。
- ヘルプス山脈のドール博士の基地から娘のカレンが脱走、国防軍に助けを求める。
- ドール博士は1年前の世界科学協会で発表して理論を否定されて落ち込んでいたところ、エゴボスラーに資金提供されたので、自発的にギャラクターに協力した。
- 攻撃時、テレビ中継用の円盤を飛ばしている。
- 破壊砲のビームは地中を進み、直進だけではなく途中で90度曲げることができる。射程距離は3000キロ。
- ガッチャスパルタンへの搭乗、健は上から、他の4人は脇の入り口から。
- スパルタンの翼で2回鉄獣に斬りつけてから、ガッチャマンフェンサーで斬りつけて内部に健が侵入。
エゴボスラーは脱出。
今回の南部長官
- 本部から基地への指示。
南部「今入った連絡によると、行方不明だった物理学者のドール博士の令嬢、カレンさんが、ヘルプス山脈にあるギャラクターの基地から脱出し、国防軍のキャンプに収容されている。」
南部「お嬢さんの話によると、ドール博士はギャラクターに物質消滅砲なるものを作らされているそうだ。」
南部「わかりやすく言えば、地球上のあらゆる物質を一瞬にして消滅させてしまう破壊光線砲だ。パワーを最大限にアップすれば、地球内部を貫いて、地球の裏側の都市を消滅させるこことができる、恐ろしい兵器だ」
南部「鴨技師長、ギャラクターの作戦データの解読状況はその後どうなっている?」 - 南部「うむ。一刻も早く解読してくれたまえ。」
- 本部からガッチャスパルタンへの指示。
南部「諸君、緊急事態が発生した。たった今、アグリカのバーレンにあるマントルエネルギーの大工場が一瞬にして消滅した」
南部「これは、ギャラクターの円盤がどこかに中継しているのをキャッチしたものだ」
南部「そうだ、工場どころか半径20キロ以内の物質はすべて燃え尽きてしまっている。ガッチャマン、早いとこ叩かないと第二の惨事が起こるぞ」
感想・考証・議論
悪役に協力する科学者の常として、ドール博士がお約束通りヘタレ。理論を否定されたくらいでヤケ酒に走るあたりが弱いというか小物だなぁと。
消滅実験開始の合図が「総員戦闘配置につけ」というのはちょっとなぁ。
「ワシとお前を馬鹿にした奴等に、今やっと復讐できたんだ」というのなら、破壊する先はマントル工場ではなくて、世界科学宇協会の本部あたりじゃないのかと。
娘が死んだくらいで改心するあたりが、ドール博士はやっぱり悪人としても小物。このへんもお約束通り。