F-12話:マントル基地爆破指令
ギャラクターがアグリカグレント海岸に上陸。アグリカ山脈麓の鉄鉱山とマンモス製鉄所を占領、近くにあるアグリカ最大のマントルエネルギー基地を占領。総裁Zがあらわれて、マントルエネルギー炉を使って鉄獣を製造し始める。忍者隊は内部に侵入して炉を破壊。
チェックポイント
- 作戦データの解読に途中まで成功。アグリカのマントルエネルギー基地をはじめとする資源を押さえて総裁Zに鉄獣を作り出させて一気に世界を征服するのが目的であるというところまではわかったが、その後の目的は解読できず。
- ガッチャスパルタンに合体、Gフェンサーで健が総裁Zに立ち向かうが、表面に傷をつけても総裁Zは自己修復してしまう。
- 総裁Zの内部は溶鉱炉になっていたり鉄獣製造工場になっていたりする。製造ラインがあるのではなくて、溶けた鉄から直接鉄獣が発生する感じ。
- 鴨技師長にガッチャスパルタンの遠隔誘導を頼む。
- 健がGフェンサーで総裁Z体内のマントルエネルギー炉を破壊。
- 竜巻ファイターで脱出。5人で円陣を組んで真ん中に風、というのはIIの描写と同じ。
- 総裁Zは脱出。あふれ出たマグマでギャラクター部隊も全滅。
今回の南部長官
最初から最後まで、各国代表を集めて会議をしている。
- 南部「イーロッパのほぼ全域を制圧したギャラクターは、今やアグリカにその矛先を向け、侵攻作戦を展開しようとしています」
出席者「アグリカを目指す奴等の狙いは一体何なのだ。まさか残り少なくなった石油が欲しいのではあるまい」
出席者「いやそればかりではない、奴等が狙っているのはマントルエネルギーの基地だ」
南部「まずそう思って間違いありません。ご存じの通り、アグリカにはマントルエネルギーの基地が数多く存在しています。エネルギーを制する者こそ世界を制するというのがギャラクターの考え方のようです」
出席者「南部長官、ギャラクターに対する具体的な対策はどうなっているのですか」
南部「国連軍がかねてよりギャラクターの動きを予測し、バブラルタルの対岸から地中海沿岸のほぼ全域に防衛網をひいいています」
出席者「ところで、ガッチャマン達が手に入れたギャラクターの作戦データの暗号解読は、まだできないのですか」
南部「只今、専門スタッフを動員して解読にあたっているところです」
出席者「それが解読できれば、ギャラクターの動きも完全にわかるのでは」
南部「もちろんです。だが、残念ながら解読にはまだ暫く時間が……」
出席者「長官 その間にギャラクターはアグリカに上陸を開始するかもしれませんぞ」
南部「ギャラクターの対策は、我々と国連軍におまかせいただきたい。そこでみなさんには、得体の知れぬ総裁Zの正体を、科学の上から解明してほしいのです」 - 南部「そうです。総裁Zはただ単にギャラクターの組織の頂点にいるだけではありません。おそらく、とてつもない目的を持って動いているのに違いない」
出席者「その、とてつもない目的とは一体何ですか」
南部「わかりません。だが一刻も早く総裁Zの正体を知り、弱点を見つけ出し壊滅させなければ、世界はもっと重大な危機を迎えることは確かです。総裁Xが自らの星を消滅され、その復讐のために地球と太陽を武器にしようとしたように」 - 南部「何、キーカウントがわかったのか」
鴨「今、スクリーンに映し出します」
南部「よし」 - 南部「鴨技師長、最後の総裁Zのその後は?」
鴨「わかりません。その後はずっとXが続いています」 - 南部「エゴボスラーは一体何を考えているのだ。いずれにしろ手遅れとならないうちに何とか手を打たねばならん」
南部「ガトラス山脈……ガトラス山脈にあるマントルエネルギー基地か。科学忍者隊発進」(ISO本部会議場から) - (ISO本部からスパルタンへ通信)
南部「科学忍者隊の諸君。マントルエネルギー炉を爆破せよ」
健「何ですって」
南部「総裁Zは、世界のマントルエネルギーを利用して、次々と鉄を作り出し、一気に世界制覇を成し遂げるつもりだ。彼等に悪用されるくらいなら、一刻も早く爆破してしまった方がよい。」
健「わかりました、長官」
南部「頼んだぞ、科学忍者隊の諸君」 - (ISO本部会議場)
南部「たった今、基地を破壊し、総裁Zを追い払ったというのか。ガッチャマン、ご苦労。みんな無事か」
健「はい、全員異常無しです」
南部「よし、直ちに帰還せよ」
感想・考証・議論
相変わらずGフェンサーを持たされた健だけがせっせと仕事をしている。