F-20話:出現!トリプル鉄獣の恐怖
スペンサー博士がISOの秘密研究所で、宇宙パルスと総裁Zの関係に気付いた。さらなるデータ解析のために総裁Xのデータを忍者隊が運ぶが、ギャラクターの襲撃を受け、スペンサーは重傷。研究成果は失われる。
チェックポイント
- ISO本部、南部の部屋に忍者隊が来ている。
- 南部の部屋の壁からいきなり出てくるデータのコピー。
- 北太平洋の最北端に位置するボギー島に向かう。国際科学技術庁の宇宙科学研究所がある。
- 宇宙パルスAQ3のデータと総裁Xのデータをかけ合わせる。
- 宇宙パルスAQ3は宇宙から定期的に送られてきているエネルギー波。総裁Zは地球上のどこかでそれを受信しているはず。
スペンサー「総裁XもZも同じパルスをエネルギーとして利用しているに違いない」
総裁Zは総裁Xのメカ分身。
スペンサー「しかしその実態がメカであるかどうかはわかっていないんだ。我々が想像し得ない宇宙の生物なのかもしれない」
スペンサー「事によったら我々人間の頭脳よりも小さな、もっとミクロな生命体であるかもしれない」 - 総裁Zの受信波が乱れる。乱している電波の発信源はホギー島の秘密研究所。エゴボスラーは鉄獣を派遣。
- スペンサー「奴等が動き出したということは、やはり例のパルスは総裁Zに関係していたか」
健「では、博士はここが襲われるのを覚悟で」
スペンサー「強力な妨害電波を発した。ヤツの正体を掴むためには、ある程度の犠牲はやむを得ん」
健「無茶です。ここには博士達の他に、島の人達も居るんですよ」
スペンサー「緊急の場合には避難するように指示してある。ガッチャマン、もう少しで総裁Zが居る位置がわかる。お願いだ、仇をうってくれ。私の妻と子供はギャラクターに殺されたんだ。私は妻と子供に誓ったんだ。必ずこの仇はうってやると」 - 攻撃されて不時着するスパルタン。
- G-1号を切り離して体当たりで鉄獣を破壊。
- スペンサーは重傷。
今回の南部長官
- 健「長官、ギャラクターの動きはどうなっていますか」
南部「うむ。今のところはなりを潜めている」
健「ギャラクターが消えてから、俺達は待つだけです。やつらは新らしいメカを繰り出してきて、世界のあちこちで暴れ回る。俺達はそれを叩く。だがまた現れる。この繰り返しです。どうしたら、どうやったら平和が取り戻せるんですか、長官」
南部「健、あせるな。君は科学忍者隊のリーダーじゃないか。世界中の人達の未来が、君たちの双肩にかかっているのだ。」
南部「許してくれ健。今君たちがくじけてしまったら、世界の平和は誰が守る」 - 南部「よし、わかった」
- 南部「おお、スペンサー博士。何かわかりましたか。」
スペンサー「簡単には総裁Zの弱点は解明できないが、糸口はつかめてきました」
南部「本当ですか」
スペンサー「ついては南部長官、そちらのメモリーバンクにある総裁Xに関する全データを大至急こちらに送ってもらいたい」
南部「わかりました。テレックスでは傍受される。すぐに係官を派遣しよう」
健「長官、それは俺達が運びます。俺達に行かせてください」
南部「何だって?」
健「一刻も早く総裁Zの弱点を知りたいんです。そして一気に」
南部「ダメだ。その間にギャラクターがどこに現れるかわからんのだぞ」
健「幸いにも現在、ギャラクターはなりを潜めています」 - 南部「私の研究所時代の仲間でスペンサー博士という。宇宙工学の第一人者だ。彼は宇宙からのインベーダーの研究もしている。今は、総裁Zのことを専門に調べているのだ。」
感想・考証・議論
徐々に総裁Zの秘密がわかりはじめる回。
宇宙パルスという、後半につながるキーワードはこの回で初めて登場する。
ISO本部。南部長官の部屋。図の右側もディスプレイ。今回は、数式らしきものが大量に表示されるという演出がなされた。 いたちごっこに業を煮やした忍者隊が押しかけた図か? |
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南部長官のスーツの形が違うし、ズボンの色も違う。 スーツの上着は両脇を開けた形、ズボンは青っぽい色のはず。 |
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で、これがツルなし眼鏡にした意味がない演出。 | |
こちらは、ツル無し眼鏡で、タツノコ的に正しい演出。 |
「テレックスでは傍受される」と言ってるが、テレックスでそんなに大量のデータは送れないと思うぞ>南部君。まあ、「テレックス」が登場するあたりがやっぱり近未来に設定したとはいえ時代を感じるが。