II-51話:悲しみのゲルサドラ
南部博士、ジョーに逃げられる(これで3回目)。
チェックポイント
- 母親と別れて悲嘆に暮れるゲルサドラに、地球の帝王になれると言う総裁X。
- エネルギー補給ができなくなるジョー。
- ソーラーシフト計画の全貌を知るゲルサドラ。
- ISO側もメインビーム砲の場所を突き止める。
- メインビーム砲発射直前にニューゴッドフェニックス到着。特殊レーダーでビーム砲の場所を発見。
- ファイヤーバットをイーグルシャープで撃墜する。
- メインビーム基地はゲルサドラが破壊して逃亡。
- ゲルサドラの円盤を追うイーグルシャープとニューゴッドフェニックス。
今回の南部博士
- 南部「どうした、ジョー。苦しいか」
ジョー「いや、パンドラ博士の死が信じられないんだ」
南部「うん、かわいそうなことをした」 - 南部「ジョー、その体で飛び出して何になる。幸いここには君の体を診る機械が揃っている。ドクターラッフェルのようにはいかんかもしれんが、私にもある程度体力を回復させることができるだろう」
- 南部「ああ……驚いたな。こうして力を抜いている時は普通人と変わらないが、ただ一個所、心臓にあるブラックボックスが異常なだけだ。これが原動力か。」
- 南部「ジョー、まさか君は。こ、これは、まさか」
- 南部「おお……」
- 南部「そうか……充分気を付けてな」
- 南部「その結果、異常現象の被害が最も少ない、アーストラリア海溝付近が、一番可能性があることがわかった」
- 南部「ジョー!」
- 南部「ジョー、健の言う通りだ。君はここから動いてはいかん」
- 南部「やめろ。健、早く行け」
- 南部「諸君、困ったことが起きた。ジョーがGタウンから脱出した。ジョーのエネルギーは消耗している。いつまで保つことか……」
- 南部「一時の間に合わせなら高圧電源で補充することもできるが、危険も伴う」
- 南部「私は、ジョーの体力を回復させる方法は無いものかと、ジョーの体の細部にわたって調べた。その結果、ジョーの体内に、マイクロスペースボンバーという、恐ろしい一種の爆弾が仕掛けられていることがわかった。反物質の微粒子は、ジョーの体の正物質と反応して、爆発するんだ」
- 南部「その通りだ。ドクターラッフェルは、総裁Xを地球に招いた罪の償いとして、ジョーをサイボーグ化し、総裁Xと対決させて、滅ぼそうとしたのだ」
- 南部「ジョーが総裁Xの前で、体に仕掛けてある起爆装置を入れれば、総裁Xに反応し、ジョーの体内にあるカプセルの中で浮かんでいる反物質が不安定となり大爆発を起こすんだ」
感想・考証・議論
ジョーの体を調べる南部博士。 | |
反物質爆弾を見つけて愕然。 | |
ジョーが出て行ったことをニューゴッドフェニックスに伝える。 「ドクターラッフェルは、総裁Xを地球に招いた罪の償いとして、ジョーをサイボーグ化し、総裁Xと対決させて、滅ぼそうとしたのだ」←ちっとも償いになってません。ジョーを助けたところまでは良いとしても、勝手に爆弾埋め込んで対総裁Xの兵器にしたわけで。それも、ラッフェルにとっては赤の他人のジョーを。「ウチの鳥に何をした!」って、南部博士が怒鳴り込んでいいレベル。手塩にかけて育てたジョーを知らないうちに兵器にされてたって話でしょ。しかも、初代、IIと続く戦いで忍者隊と南部博士がさんざんな目に遭う原因を作ったのは当のラッフェルだし。 |